Illustrator:テキストにシャドウ付きの立体エフェクトを掛ける

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以前の記事の発展版。Illustratorを使用し、テキストを立体的に見せ、長いシャドウのエフェクトを付けるチュートリアルです。シャドウには粗い砂のようなテクチュアも入れました。

Contents

  1. テキストを立体に見せる
  2. 横に伸びるシャドウをつける
  3. シャドウを一文字ずつに分けて、点描の様なテクスチュアを付ける

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1.テキストを立体に見せる

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ベースとなるテキストを用意。今回は[天地150mm×左右200mm]のアートボードに[C:100% / M:100%]で背景色を全面にベタ。テキストカラーは背景色の[20%]、フォントは[Zurich Bold Extra Condensed BT(Bitstream版のUnivers)]を[160Q / オプティカル / トラッキング70]で配置。

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立体に見せるため、アピアランスパレットで背面に新規の塗りを作成。塗りのカラーは背景色の[50%]に設定。[アピアランス]パレットで[新規効果]>[変形効果]を選択し、[変形効果]パレットにて[垂直方向:0.1mm / 35コピー]と設定して立体の部分を作成する。

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2.横に伸びるシャドウをつける

過去記事「Illustratorで長いシャドウのエフェクトをつけるチュートリアル」で紹介している方法で、長いシャドウを作成します。

1.の立体部分のアピアランスを背面に複製し、塗りをグラデーションに設定。[変形効果]>[垂直方向:3.5mm / 0コピー]、グラデーションは[K:50% → 白 / 角度:135°][描画モード:乗算]に設定。

※[垂直方向:3.5mm / 0コピー]とは、1.の立体部分のアピアランスが[垂直方向:0.1mm / 35コピー]なので、最下部のオブジェクトから影が伸びているように見せるため、[0.1mm×35=3.5mm]の計算式にて割り出したもの。

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上記の[変形]を選択した状態で[新規変形効果]を作成。

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効果を二重でかけることになるので、以下のウィンドウが出ますが、[新規効果を適用]を選択。

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[変形効果]ウィンドウにて[水平方向:0.2mm / 垂直方向 / 0.25mm / 100コピー]と設定し、横に伸びるシャドウを作成。

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[アピアランス]パレットで[新規効果]>[パスファインダー:追加]を選択し、シャドウをまとめる。この時、[追加]の効果が変形の下に来るように注意。

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3.シャドウを一文字ずつに分けて、点描の様なテクスチュアを付ける

2.のままだとシャドウがまとめて付いているので、一文字ずつ付くように調整します。

2.の状態のまでものを一旦[グラフィックスタイル]に登録。

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ベースのテキストまで戻り、フォントを[アウトライン化]、[グループ解除]して、一文字ずつに分ける。

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登録したグラフィックスタイルを適用。

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一文字ずつシャドウがつきましたが、下図のような、影同士の重なりが気になるので調整する。

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[レイヤー]パレットの◯の箇所を選択し、文字のレイヤー全体を選択した状態にし、[透明]パレットにて[グループの抜き]にチェックを入れる。

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これでシャドウの重なりがスッキリしました。

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最後に、シャドウに点描の様なテクスチュアを入れます。

[アピアランス]パレットで、[効果]>[粒状フィルム]を適用。

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[粒状フィルム]を[粒子:20 / 領域のハイライト:17 / 密度:10]で設定。(下図はSの字のもの)

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これで、シャドウにテクスチュアが入ります。(※粒状フィルムをかけるとシャドウのカラーがK100%になるので、濃い場合は、透明度を調整して濃度を下げる。)

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改めて、[グラフィックスタイル]に登録し、全文字にスタイルを適用して、完成です。

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●バリエーション

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書体をスクリプト体などに変えたり、[ワープ]の効果で変形させたりすると、また面白い表情になります。

●データ

今回の制作サンプルデータ公開しています。以下よりダウンロードして下さい。

 

作業環境
OS:OSX 10.8.5
Application:Adobe CS5

投稿者: Shu Watanabe

I was born in Tokyo, Japan in 1982. Editing photo book and exhibitions of young photographers, handling book design and others, while teaching information design and marketing at educational institutions. The fun of the design process visualizing the stories of objects, As a medium that can convey different messages depending on how to edit I am pursuing photo book and photograph should be. 1982年東京生まれ。デザイナー、編集者。 教育機関で情報デザインやマーケティングを教えながら、若手写真家の写真集や展示の編集から、ブックデザインなどを手がける。 対象の持つストーリー性を視覚化するデザイン過程の面白さ、編集の仕方によって異なるメッセージを伝えることのできるメディアとしての写真集、写真のあり方を追究している。

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