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Adobe DTP

Adobe Acrobat サイドバーからのドラッグ&ドロップで作成したファイルは不完全なので要注意!

アクロバット(Adobe Acrobat)のページサイドバーから、直接ページをデスクトップにドラッグ&ドロップすると、選択したページのみのPDFファイルを作成する事ができます。

直感的な操作で一見便利そうなのですが、ドラッグ&ドロップで作成したPDFはPDF/X-1aの準拠が外れてしまいました。

元のデータがPDF/X-1aに準拠していても、ページサイドバーからドラッグ&ドロップで作成したファイルでは準拠が外れてしまいます。

ページサイドバーでページを選択し、「ページを抽出」で作成したPDFの場合は、PDF/X-1aの準拠が維持されていたので、こちらの機能を使う方良さそうです。

印刷入稿用のPDFを作成する時は注意したいポイントです。

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DTP

QRコードの最小印刷サイズは何mm?スマホカメラで検証してみた

QRコードを印刷する時、最小何mmまで小さくしても読み取れるのでしょうか?

13mm〜4mmのサイズでQRコードを印刷し、スマートフォンのカメラを使って読み取りテストをしてみました。テスト環境と結果についてご紹介します。

Contents

  1. テスト用QRコード作成
  2. QRコードを印刷
  3. 読み取り・検証環境
  4. 検証結果
  5. まとめ

1.テスト用QRコード作成

QRコードに使用するサイト・URL

URLが長い方がQRコードが複雑になるので、当サイトのこちらの記事のURLを使用します。

InDesignのデータをIllustratorデータに、可能な限り変換する | | WATANABEDESIGN.Blog
http://watanabedesign511.info/2015/03/10/indd-to-ai/

QRコードを書き出すサイト

QRコードを開発した「デンソーウェーブ」さんによる公式のQRコード作成サイトを使用します。

QRコード作成|QRの解析 無料【公式】|商用利用可|QRコードメーカー
https://m.qrqrq.com/

画像をクリックするとこちらのサイトに飛びます

QRコード書き出し時の設定

1-上記サイトの「URLを入力…」の欄にURLを入力(コピー&ペースト)

2-入力欄下の「アクセス解析」のチェックボックスは今回は「無効」にチェック

3-「QRコード作成」をクリック

4-QRコードが作成され、以下の様な画面が表示されたら「サイズオプション」をクリック

サイズオプションをクリック

5-「サイズオプション」ウインドウで「セルサイズ」を最小の「4」に設定し「OK」

セルサイズを4に

6-作成されたQRコードをダウンロード

2.QRコードを印刷

作成したQRコードを最大13mm〜最小4mmまで、以下の様にレイアウトしA4用紙に原寸でプリントアウト。

13mm〜4mmまで1mm刻みで縮小してレイアウト
A4用紙にプリントアウト

プリンターはこちらを使用しました。

エプソン プリンター A3 インクジェット ビジネス向け PX-S7050

3.読み取り・検証環境

スマートフォン

検証用にはこちらのスマートフォンを使用しました。

エイスース SIMフリースマートフォン ZenFone 2 Laser ホワイト

2016年7月発売の機種。3年前の古い機種なので、これで読み取れるサイズなら、よりカメラ機能が進化している現行機種なら読み取れるに違いない、という仮定から、あえて古い機種を使用しました。

QRコード読み取りアプリ

公式QRコードリーダー“Q”

公式QRコードリーダー“Q”
開発元:arara
価格:無料
平均評価: 4.3/5(合計3,844件)
インストール:100万回以上
(2019年7月24日時点)

デンソーウェーブ公式の読み取りアプリがあったのでこちらを使用。

4.検証結果

上記の環境で13mmから順に読み取ったところ、以下のような結果になりました。

  • 13mm →〇…読み取りOK
  • 12mm →〇…読み取りOK
  • 11mm →〇…読み取りOK
  • 10mm →〇…読み取りOK
  • 9mm →〇…読み取りOK
  • 8mm →△…自動では読み取れず、QRコードをクリックしてフォーカスすると読み取れた
  • 7mm →△…自動では読み取れず、QRコードをクリックしてフォーカスすると読み取れた
  • 6mm →×…読み取りできず
  • 5mm以下 →×…読み取りできず
結果

〇はスマートフォンのカメラのオートフォーカス機能が効き、自動で読み取れる範囲。

△は自動では読み取れず、QRコードの部分をタップしマニュアルでフォーカスすることによって読み取れる範囲。

×は読み取り不可となりました。

QRコードにする情報は重要度が高い場合が多いので△の範囲は避けた方が良いですね。

5.まとめ

今回の検証から、QRコードの最小印刷サイズは「9mm」という結果になりました。

余裕を見ると、10mm〜12mm程度と考えておくのが良さそうです。

※注意1: この結果は今回のテストでの条件・環境における内容です。QRコード化するサイトのURLの長さや印刷方式、読み取るスマートフォン・アプリの性能によって、最小読み取り可能サイズは変わってくるので、あくまでも目安と考えてください。

※注意2: 前述のデンソーウェーブのサイトで作成するQRコードの推奨最小サイズは約「14mm」となっておりますので、それ以下のサイズで使用する場合は自己責任としてください。(不具合が起きても当サイトでは一切の責任は負えません。)

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Adobe DTP Illustrator Tips

Adobe Illustrator[.ai]形式で印刷入稿する際の私の入稿データ作成手順

Adobe Illustratorの[.ai]形式で印刷入稿する時の、私の入稿データ作成手順をまとめました。

データのパッケージやフォントのアウトライン化時の注意点など。また、私が新人デザイナー時代、印刷入稿時に起こしてしまったミスの中で特に気をつけたい4つについてもご紹介しています。

前回の記事(Adobe Illustrator 印刷入稿前に確認したいデータのチェック項目)の続きです。

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Adobe DTP Illustrator

Adobe Illustrator 印刷入稿前に確認したいデータのチェック項目

Adobe Illustratorの「.ai」形式でデータを印刷入稿する際に、確認しておいた方が良いチェック項目をご紹介します。

「パッケージ」や「フォントのアウトライン化」をする前の段階でデータをどのように整えておくか、という観点で書いています。

Contents

  1. ドキュメントのカラーモードがCMYKになっているか
  2. アートボードやトンボのサイズが、仕上がりサイズ(用紙をトンボでカットした時のサイズ)と同じになっているか
  3. リンクウィンドウで画像の解像度とカラースペースをチェック
  4. 断ち落としになる図版や写真は、塗り足し3mm分まで絵が入っているか
  5. フチ文字など、アピアランス機能を使用している箇所は、アピアランスの分割を行う
  6. アウトライン表示にしてオブジェクトやパスを整理する

1. ドキュメントのカラーモードがCMYKになっているか

ファイル>ドキュメントのカラーモードで確認。

CMYKカラーにチェックがついていればOK。

※RGBカラーになっていると印刷できません。

2. アートボードやトンボのサイズが、仕上がりサイズ(用紙をトンボでカットした時のサイズ)と同じになっているか

アートボードサイズの確認方法

ツールバーにあるアートボードツールをクリック。

上部にあるアプリケーションバーにアートボードサイズが表示されるので、A4(210mm×297mm)やハガキ(100mm×148mm)など、印刷用紙のサイズと合っているか確認します。

トンボの作成方法

1.長方形ツールを選択し、ワンクリック。表示されたウィンドウにA4(210mm×297mm)やハガキ(100mm×148mm)など、仕上がりサイズの数値を入力し、長方形を作成。

長方形ツール
A4(297mm×210mm)やハガキ(148mm×100mm)などの仕上がりサイズを入力

2. 1.で作成した長方形を選択し、効果>トリムマークを作成でトンボを作成します。

3. リンクウィンドウで画像の解像度とカラースペースをチェック

*リンクウィンドウでは、リンク配置された画像も、埋め込み配置された画像も、ドキュメントで使用されている全ての画像情報を見る事ができます。

リンクウィンドウの見方

画像解像度とカラースペース(CMYK/RGB)のチェック

リンクウィンドウの詳細表示から配置されている画像全ての解像度とカラースペースをチェックします。

【画像解像度の目安】

  • 一般的な印刷物(チラシ、DMなど)……350〜400ppi
  • 離れて見るポスターなど……150〜200ppi
  • Webサイトなど……72〜96ppi

4. 断ち落としになる図版や写真は、塗り足し3mm分まで絵が入っているか

× この状態だとトンボでカットした際のズレによって、4辺に紙の白地が見える可能性があります。

裁ち落としにする際は塗り足し分、四辺3mmずつ図版を伸ばしましょう

5. フチ文字など、アピアランス機能を使用している箇所は、アピアランスの分割を行う

フチ文字など、便利なアピアランス機能

入稿前にはアピアランスの分割をおこないます。

【理由】アピアランス機能はIllustratorのバージョンによって動作が違うので、データを他の人に渡す場合は分割しておくのが安全です。

【注意】分割をかけるとアピアランスパネルからの再編集は出来なくなるので、デザインが決定してからおこないましょう。

※また、アピアランスの分割はフォントのアウトライン化をする前におこないましょう。

6. アウトライン表示にしてオブジェクトやパスを整理する

表示>アウトラインでアウトライン表示にし、背面にあって表示されてないオブジェクトを削除する。

また、同じ色の色面はパスファインダー>結合などを使用して一つのオブジェクトにまとめましょう。

このようなオブジェクトを、表示>アウトライン(command+Y)でアウトライン表示にすると…

同じ色面がいくつものオブジェクトに分かれていたり、背面に不要な形や線が見えます。

白い矢印のグループ選択ツールや、ダイレクト選択ツールで背面にある余分な形や線を選択して削除しましょう。

中央にあった円や余分な線を削除しました

同じ色の色面は選択し、パスファインダー>合体などを用いて1つのパーツにまとめます。

パスが整理されました

デザインがある程度決まったら、不要なオブジェクトを消したり余分なパスを整理しておきましょう。

パスが乱れていると後々の修正作業がしづらくなったり、印刷入稿などで他の人にデータを渡す時にトラブルが起こりやすくなります。

まとめ

印刷会社に入稿する前に、できるだけデータを整理しておく方が印刷時に思ってもいない様に出力されることも減るので安心できます。

今回ご紹介した方法を参考にデータをチェックしてみてください。

次回の記事では実際に入稿データの作成手順をご紹介します。こちらも合わせてご覧ください。

Adobe Illustrator 印刷入稿前に確認したいデータのチェック項目
http://watanabedesign511.info/2019/07/18/adobe-illustrator-check/

Eye catch image: WikiImagesによるPixabayからの画像

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DTP Mac

Macでファイルをクリックすると「今すぐダウンロード」が表示されてファイルを開く事ができない

症状

Macでデスクトップにある画像ファイルを開こうとクリックしたのですが、反応が無く、右クリックする以下の画像の様な「今すぐダウンロード」というメニューが表示されてしまう。

「このアプリケーションで開く」も「今すぐダウンロード」もどちらをクリックしてもファイルが開かない状況が起きてしまいました。

対処法

「システム環境設定」>「iCloud」

「iCloud Drive」>「オプション」

「“デスクトップ”フォルダと“書類”フォルダ」にチェックが入っていた場合、ここのチェックを外すと解消する場合があります。

原因

iCloudの「“デスクトップ”フォルダと“書類”フォルダ」にチェックが入っていると、デスクトップと書類フォルダにあるファイルをiCloudに自動バックアップする設定になるようです。

そのため、ファイルを開こうとすると、開く前に「iCloudからダウンロードをする」という工程が発生するようで、ファイルが重かったりネット回線にエラーがある場合にファイルが開けない状況が起こるようです。