Reminders Photography Strongholdギャラリーで2018年11月3日〜25日まで開催された千賀健史さんの写真展「THE SUICIDE BOOM」を鑑賞しました。

メディアで有名人の自殺のニュースが報道された際に起きてしまう「後追い自殺」。

それら連鎖的な自殺や死の美化について、作者の千賀さんは脳を浸食する「自殺のマインドウィルス」があると考えました。

目に見えない自殺のウイルスをヴィジュアライズした展示です。

写真集の構造の様に様々なメッセージがレイヤー化されたような展示構成

脳を侵食する「自殺のマインドウィルス」。レントゲンのように発光する写真のイメージによって強く印象づけるような展示になっている。

右の柱に投影された動画は、街を行き交う人々の姿
旧字体でタイプされた「天国」の文字
スマートフォンを通してマインドウィルスが浸食するイメージ
自殺者が増えていくカウンターが回る映像
三原山の自殺にまつわる記事を抽出した壁面
新聞記事から煙のように拡散されていく目に見えないウイルス
手紙やネット掲示板からの具体的な文字情報と、抽象的なイメージが重なる事で新たな意味が生まれる

こちらの展示の告知フライヤーのデザインを担当させていただきました。


関連リンク

【作家のサイト】CHIGAKENJI.com
http://www.chigakenji.com/

【イベントレポート】[イベントレポート]千賀健史 写真展「The Suicide Boom」
http://reminders-project.org/rps/eventreport_kenjichiga_tsb/

【写真集の注文はこちらから】千賀健史 写真集「The Suicide Boom」ご注文受付中(58部限定、受注生産)
http://reminders-project.org/rps/thesuicideboomsalejp/

千賀健史 写真集「The Suicide Boom」 from REMINDERS PHOTOGRAPHY STRONGHOLD on Vimeo.

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