先日書いた「捨て案」の記事からもう一歩踏み込んで、そもそも、クライアントに複数の案を見せることにどんなメリットがあるのかを書いてみます。

クライアントに複数のデザイン案を提案することで、いくつかのメリットがあります。

1. 様々な選択肢を提供することができる

複数のデザイン案を提示することで、クライアントに様々な選択肢を提供することができます。

これにより、クライアントは様々なアプローチを比較検討し、最終的に最もニーズに合ったものを選択することができます。

2. デザイナーのクリエイティビティを発揮できる

複数回の提案により、クライアントは、デザイナーがそのプロジェクトに時間と思考を費やし、ユニークでクリエイティブな解決策を考え出すことに投資していることを知ることができます。

これは、デザイナーとしての信頼と自信を築くのに役立ちます。

3. クライアントの満足度を高める

複数の選択肢を提示することで、クライアントがプロジェクトの最終結果に満足する可能性が高まります。

自分たちのニーズが満たされ、最終的なデザインに自分たちの意見が反映されたと感じられる可能性が高くなります。

4. 障害となる可能性を回避

場合によっては、1つの提案ではクライアントのニーズをすべて満たすことができない、あるいはクライアントのビジョンと一致しないこともあります。

複数の提案を行うことで、デザインプロセスにおける潜在的な障害物を回避し、プロジェクトを確実に軌道に乗せることができます。

まとめ

全体として、クライアントに複数のデザイン案を提示することは、より協力的で成功するデザインプロセスを構築するのに役立ちます。

私も新人の頃は、なぜ最終的には一案しか採用されないのに、複数案を見せるんだ、、、と思っていたこともありますが、改めて思い返すと、複数案を見せていたときのほうが仕事がスムーズに進んでいました。

とはいえ、デザイン料との兼ね合いもあるので、たくさん見せれば良いというわけでは無いと思います。

なぜ複数案を作るのか?悩まれているデザイナーさんがいたら、この記事が参考になれば嬉しいです。

Header/StartupStockPhotosによるPixabayからの画像

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