最近、私のなかで密かなマイブームとなっている習慣があります。それは、毎週欠かさず「週刊文春」を買って読むことです。
なぜ今、あえて紙の週刊誌なのか?
そこには、デジタルに囲まれた生活を見直す、ある切実な理由がありました。

「スマホ=仕事」という呪縛から逃れるために
習慣を変えた一番のきっかけは、「空き時間にスマホをいじり続けること」に限界を感じたからです。
ネットサーフィンやSNSは、いくらでも時間を潰せてしまいます。しかし、没頭したあとに残るのは、リフレッシュ感ではなく「どっと押し寄せる疲れ」でした。
特にフリーランスという職業柄、スマホには常に仕事のメールやチャットの通知が届きます。私にとって「スマホに触れること」は、無意識に「仕事モード」になることと同義。たとえゲームをしていても、心のどこかで仕事のプレッシャーを感じてしまい、本当の意味でOFFになれなかったのです。
「スマホを触っている限り、心は休まらない」
そう気づき、物理的にスマホから離れて気を紛らわせられるものを探した結果、行き着いたのが「週刊誌」でした。
なぜ「本」ではなく「週刊誌」だったのか
もちろん、小説やビジネス書という選択肢もありました。
しかし、本となると「せっかく買ったのだから最後まで読み切らなきゃ」という心理的なブレーキがかかりがちです。
その点、雑誌は気楽です。
- 読みたい記事だけをつまみ食いすればいい
- 1冊500〜600円程度と、文庫や新書より手頃
この「気軽さ」と「安さ」が、読書のリハビリには最適でした。
また、私の父が新聞や週刊誌が大好きで、実家のリビングにはいつも『週刊文春』『週刊朝日』『AERA』などが置かれていました。子どもの頃にそれらをパラパラと眺めていた記憶が、今の私を自然と紙媒体へと向かわせたのかもしれません。
数ある雑誌の中から「文春」を選ぶ3つの理由
数ある週刊誌の中でも、私が「文春」を手に取るのには明確な理由があります。
1. 木曜日という「絶妙な発売日」
週の後半に入る木曜日に発売されるため、「今週もあと少し頑張ろう」という良い区切りになります。もし木曜に買いそびれても、週末の楽しみに取っておけるという余裕も魅力です。
2. 表紙のイラストに惹かれる
デザイナーという職業柄、表紙のクオリティは外せません。文春の表紙といえば、かつては巨匠・和田誠さんが手掛けていたことでも有名ですが、今も素敵なイラストが毎号を彩っています。
他の週刊誌に多い「人物写真のグラビア」よりも、イラストの表紙は手に取りやすく、部屋に置いておいても馴染むのが嬉しいポイントです。
3. 圧倒的な「取材力」とシェア
良くも悪くも「文春砲」という言葉が定着している通り、その取材力は業界随一。せっかくお金を払って情報を買うなら、やはり業界最大手の熱量を感じたい、というミーハー心もあります(笑)。
実際に購読して気づいた「プロの文章」の価値
実際に毎週読んでみて、意外な発見がありました。
連載コラムの質が驚くほど高い
事件の取材記事も読み応えがありますが、私が楽しみにしているのは著名人による連載コラムです。
中丸雄一さん、津田健次郎さん、三宅香帆さん……。ジャンルを問わず、1〜2ページで完結するプロの文章は、どれも非常に洗練されています。
ここで痛感したのが、文章のクオリティの差です。
著者が時間をかけて執筆し、編集者の目を通り、校閲を経て世に出る。SNSやネットの無料記事がいかに断片的で低質なものが多いか、改めて気づかされました。良質な文章に触れることは、心の栄養になりますね。
ネットニュースとは違う「文脈」
スキャンダル記事についても、ネットの切り抜き記事と誌面では印象が全く違います。数ページにわたる構成を読み込むことで、前後の文脈や背景がしっかりと伝わり、多角的な視点で物事を見られるようになります。
まとめ:紙の本が教えてくれる「自由な時間」
文春を読み始めてから、他の本も「紙」で買って読む機会が増えました。
紙のページをめくっている間だけは、スマホがもたらす「仕事の世界」を完全に忘れさせてくれます。
文春は軽くて薄いので、仕事バッグに入れても邪魔になりません。
これを機に、また少しずつアナログな「本の世界」にのめり込んでいこうと思います。



コメント