【映画感想】魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語|もはや動く美術館!圧倒的映像美とバトルに鳥肌

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魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語を観ました。

新作『ワルプルギスの廻天』の予習として劇場リバイバル上映に足を運びましたが、映画館の大画面と音響で体験できて本当に正解でした。

現在、Amazonプライム・ビデオを始めとする配信でも手軽に観られる本作ですが、画面の隅々まで描き込まれたグラフィック表現やサウンドの真価は、映画館という集中空間でこそ最大限に発揮されます。

劇場版「魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語」劇場予告編 2013年10月26日公開

劇団イヌカレーが仕掛けるアナログコラージュの狂気

TV版から引き続き、魔女との戦闘シーンでは劇団イヌカレーが背景などのビジュアルを手掛けています。

泥犬・2白犬による作家ユニット公式。『魔法少女まどか☆マギカ』魔女空間設計を担当。

劇団イヌカレー(@gekidaninucurry)さん / X

質感の重なり: 実写素材や切り絵、絵本のようなテクスチャが組み合わされた異空間。
対比が生むデザインの美: どこを切り取っても1枚の額装アートとして成立する、「動く美術館」と呼ぶにふさわしい密度の高さです。

圧巻の「ほむら vs マミ」——静と動が交差する最高峰のガンアクション

ほむらの時間停止とマミの銃器生成能力が交わる至近距離のガン=カタは、画面構成と演出の緩急が洗練された芸術の域でした。

ガン=カタ(英: gun katas)とは、主に二挺拳銃を用いて行う架空の近接格闘術である。 銃を表す「ガン(gun)」と日本の現代格闘技における基本動作である「型(かた)」の合成語であり、ガンカタ等と表記されることもある。

引用:ガン=カタとは (ガンカタとは) [単語記事] – ニコニコ大百科

無数の銃弾が放たれたのち時間が止まると、弾丸の軌道が空間に美しい「線」として固定されます。

その様子は『ジョジョの奇妙な冒』険第3部のボス、ディオの「ザ・ワールド」を彷彿とさせました。

そして、静寂から、時間解除とともに一気に花火のように炸裂し、崩壊のシーンが描かれる。
そのカタルシスには鳥肌が立ちました。

「重すぎる愛」とループ物の時代性

2013年作品ということもあり、物語構造としての「並行世界ループ物」には当時のトレンドらしい懐かしさを感じる側面もあります。今見ると少し古さも感じる設定ですね。

しかし、一途な自己犠牲の果てに「愛」という名の領域へ踏み込んだほむらの執念は、時代を超えて深く感情を揺さぶってきます。

主人公・まどかが醸し出す「完璧すぎる歪み」

それにしても、主人公のまどかはTV版の時点からどこか「人間性が伝わりづらい」と感じていました。あまりにも完璧に優しすぎ、純粋すぎるのです。

TV版のラストで「円環の理」という神に近い存在へと昇華したことで、その浮世離れ感はさらに加速しました。

自身の感情やエゴで苦悩するほむら、マミ、さやか、杏子といった周囲の魔法少女たちが人間臭く魅力的な分、まどかの聖者ぶりには『ドラゴンボール』の孫悟空に通じるような、どこか底知れないサイコパス味すら感じてしまいます。

新作でまどかの人間性も描かれていると良いのですが。

余談:狩野英孝氏の初見配信で再燃した『まどマギ』熱

そういえば昨年、芸人の狩野英孝さんがTV版を編集した「始まりの物語/永遠の物語」を生まれて初めて鑑賞する企画(TVer)がネットで大きく話題になっていましたが、これが本当に面白かったです。

「魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語/永遠の物語」TV Edition 【狩野英孝解説付き】第1話「僕と契約して魔法少女になってよ!」

本作の予測不能な展開への、狩野さんの初見ならではのリアクションを通して、「まどマギという物語の圧倒的な面白さ」を改めて思い出すきっかけになりました。

今観たら叛逆の物語の視聴会動画も公開されていました!これは観ないと!

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語 【狩野英孝解説付き】劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語 Part 1

新作『ワルプルギスの廻天』へ向けて

まもなく公開される13年ぶりの続編『ワルプルギスの廻天』では、どうやら新キャラクターも何人か登場するようです。

強烈な個性を放つオリジナルキャラ陣のバランスが良すぎるため、追加される新キャラがどう物語に噛み合うのか一抹の不安もありますが、それ以上に現代の映像技術でどうアップデートされるのか期待が膨らむばかりです。

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』本予告

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