緊急事態宣言が解除されて以来、久しぶりに美術館に展覧会を観に行きました。

TOP MUSEUMでやっている展示2つと、目黒のふげん社で開催されている写真展です。

どちらも会場撮影OKでしたので写真と共にご紹介します。

まずはTOP MUSEUMから。

あしたのひかり 日本の新進作家 vol.17

TOP MUSEUMで毎年開催されている、日本のこれからを担う写真作家を紹介するグループ展。

展示やプロジェクトにグッときた方の作品を写真でご紹介します。

岩根愛

ライトボックスを使った展示がとても凝っていて、見応えがありました。

赤鹿麻耶『氷の国をつくる』

作家が中国のハルビンで見た氷の国の記憶を視覚化した作品。

赤鹿さんらしい、現実とファンタジーが入り交じった世界観で、とても面白かったです!

鈴木麻弓『The Restoration Will』

鈴木麻弓さんによる、東日本大震災で亡くなられた両親・そして津波で被災した故郷・女川町の記憶を視覚化した物語。

写真集はこれまでに何度も見ていましたが、今回は写真プリントで、その存在感がすごかったです。

この肖像写真なども是非実物を見ていただきたいです!

撮影に使われたカメラは、津波で倒壊した実家の写真館で見つかったもの。

エキソニモ UN-DEAD-LINK アン・デッド・リンク
—インターネットアートへの再接続—

TOP MUSEUMのB1Fで開催されていたメディアアーティストの作品展。

エキソニモというユニットは今まで知らなかったのですが、Twitterなどで評判が良かったので展示を観てみたら、これが大当たり!

インターネット勃興期から現在までのネットワークやテクノロジーの特性を逆手に取ったような手法で、ユーモアもあり、大変面白い展示でした。

絶対に観た方が良い展示です!!!

会場はサイバーな雰囲気。期待が膨らみます
作品キャプションが床に!
バスから見える風景を直方体に組み合わせた作品
キーボードをショットガンで撃ち、入力された文字を作品タイトルとした作品
マルセルデュシャンぽさも感じます
スプーン曲げで折られたスプーンを別々の場所で撮影
異なる時空の出来事をスプーンがつなぐ
リキテックスの作品
近づくと違和感が
ビンの部分が映像で、その周囲にリキテックスが塗られている。絵画と映像の境界が曖昧になります
良くあるWebセキュリティ用のランダム文字列をTシャツにしたプロジェクト
デザインとしてカッコいい!
ゲームでキャラクターがkillされると音が奏でられるグランドピアノ
作家の制作メモも投影されて作品に
会場入り口は撮影スポットのようになっていました

LAST NIGHT / LILY SHU @ふげん社

恵比寿からバスに乗り目黒のふげん社で開催されているLILY SHUさんの写真展へ。

LILYさんは、7月に私が講師を務めたInDesignのワークショップを受講してくれた方で、その時の写真がとても良かったので展示を是非観たいと思っていました。

会場は写真撮影可だったのですが、帰る間際に気づいたので写真は少ないですが‥‥

ドローイングと写真を組み合わせた作品

ドローイングと写真を組み合わせたシリーズが多く、異なるマチエールのコラボレーションが、楽しめました。写真も、光沢紙に印刷したり、オブジェのようにレイアウトされていて、作家の意図を様々に読み解く事ができる深みのある作品となっていました。

何より、どの作品もとてもエネルギッシュで、活力をもらえます!

ふげん社はギャラリー兼ブックカフェ、という感じのお店だったので展示の後で名物のジンジャーエールをいただきました。

暑い日には最高の飲み物!

ひさしぶりに展示をはしごしましたが、アートを観るのは感性が刺激されますね!

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