【マンガ】2023年に読んで面白かったマンガ10選|呪術廻戦、九条の大罪、鬼ゴロシ、など

私が2023年に読んで面白かったマンガ、印象に残ったマンガをご紹介します。

あくまでも私個人の満足度を100点満点中の点数で評価しておりますので、よろしければ参考にしてください。

呪術廻戦

今更感はありますが、アニメの2期が内容、クオリティ共にすごすぎて先が気になりマンガを読み始めました。
自分の世代だと幽遊白書BLEACHという印象を受けます。
たくさんのキャラクターが出てきますが、強いキャラも弱いキャラもそれぞれ魅力的に描かれていると思います。
「縛り」という制約をかけることで能力を上げる、という設定が上手ですね。
マンガは終盤に差し掛かっているので今後の展開が非常に気になります。

個人的満足度:98点/100点中

呪術廻戦 24 (ジャンプコミックスDIGITAL)

呪術廻戦 24 (ジャンプコミックスDIGITAL)

芥見下々
502円(04/25 20:05時点)
発売日: 2023/10/04
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あらすじ

類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?

呪術廻戦 1

九条の大罪

闇金ウシジマくんの作者による、ダークな弁護士もの。
ウシジマくん同様、取材による社会問題の描写がものすごくリアリティがあります。
一般的に弁護士というと正義の味方、というイメージがありますが、実際の裁判では、被害者にも加害者にも弁護士はつくわけで、法の味方、ということなんですよね。
ストーリーごとのエピソードも面白いですが、主人公の九条自身が抱える問題、ドラマも非常に気になる描かれ方をしています。

個人的満足度:88点/100点中

九条の大罪(10) (ビッグコミックス)

九条の大罪(10) (ビッグコミックス)

真鍋昌平
693円(04/25 20:05時点)
発売日: 2023/12/27
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あらすじ

法とモラルの極限ドラマ、開幕! 国民的ダークヒーロー漫画『闇金ウシジマくん』の真鍋昌平、最新作! なぜか厄介な案件ばかりを引き受ける弁護士・九条間人(くじょうたいざ)。 鼻炎持ちのバツイチで、ビルの屋上で テント生活をしている偏屈な弁護士だ。 主な顧客は、半グレ、ヤクザ、前科持ちなど、きな臭い人だらけ!? ネットでは悪徳弁護士と罵られながらも、 イソ弁の烏丸(からすま)と共に、依頼人の擁護に務める。 ある日、飲酒して轢き逃げをした半グレが、 先輩の壬生に連れられて、九条のもとを訪ねる。 そこで九条が授けた策は、弁護士にはあるまじき教唆で――!? 交通事故ひとつですら、常識がひっくり返る。 知ってるだけで、人生が変わる。 神か悪魔か弁護士・九条! 法とモラルの極限ドラマ、ここに開幕!

九条の大罪(1)

明日、私は誰かのカノジョ

LINEマンガのアプリで知ったマンガ。
こちらも様々な立場の女性の人生を描いていて非常にリアリティがあります。
ホストや推し活など、自分の知らない世界がテーマになっている回も多々あり、勉強になりました。
アプリだと少しずつしか読めないのですが、続きが気になり、スーパー銭湯のマンガコーナーで一気読みしました。

個人的満足度:87点/100点中

明日、私は誰かのカノジョ(16) (サイコミ×裏少年サンデーコミックス)

明日、私は誰かのカノジョ(16) (サイコミ×裏少年サンデーコミックス)

をのひなお
660円(04/25 21:51時点)
発売日: 2023/11/17
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あらすじ

彼女代行として日々お金を稼ぐ女子大生と彼女に魅せられた男達の、恋愛のリアルを描くビターラブストーリー。第1巻は主人公の雪を偽の彼女としてレンタルした若きサラリーマン、壮太と雪の歪な恋愛模様を描く。あくまで客と彼らの理想の女を演じる代行彼女…二人の心の距離は果たして近づくのだろうか――

明日、私は誰かのカノジョ(1)

鬼ゴロシ

平成初期の日本の地方都市で繰り広げられる、権力や金、麻薬にまつわる陰謀や闘争を描いた作品。
エロ!グロ!暴力!破壊!という感じでとにかくバイオレンスなシーンが繰り広げられます。
敵の組織が権謀術数を繰り広げ、都市や大企業を掌握していくのですが、主人公はどこにも所属せずに組織を破壊していく感じは爽快感があります。
タランティーノ映画を見ている気分になる作品。
多くの人には勧められませんが、好きな方はハマると思います。

個人的満足度:95点/100点中

鬼ゴロシ 12

鬼ゴロシ 12

河部真道
742円(04/25 21:51時点)
発売日: 2023/10/27
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あらすじ

1991年、E県新条市で起きた一家殺人事件。
犯人の坂田周平は15年の刑期を終え出所した。
だがそれは、「鬼」が仕組んだ罠だった…!?

そして平安時代より続くこの地の伝承。
「この街には鬼が憑く」
鬼が鬼呼ぶ因業の地で始まる、かつてない復讐劇。
そして街に秘められた黒き過去が坂田を襲う…!

圧倒的熱量で放つ、“鬼憑リベンジミステリー”登場!!

鬼ゴロシ 1

ザ・ジョジョランズ(ジョジョの奇妙な冒険 第9部 )

ジョジョの奇妙な冒険シリーズの最新作9部の物語。
学生時代からずっと好きなマンガです。
9部は今のところ主人公が二人っぽい構成で、仲間もいるチームなのでメンバー的には期待ができます。
ただ、マンガ内で展開されるスタンド能力バトルが年々理解不能に…。
自分が年を取ったからでしょうか…。

個人的満足度:77点/100点中

ジョジョの奇妙な冒険 第9部 ザ・ジョジョランズ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

ジョジョの奇妙な冒険 第9部 ザ・ジョジョランズ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

荒木飛呂彦
523円(04/25 20:05時点)
発売日: 2023/08/18
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あらすじ

とある日本人が600万ドルのダイヤモンドを持ってハワイ島に入国した。オアフ島に暮らす少年ジョディオ・ジョースターは、標的のダイヤを盗み出すため、仲間達と共に滞在先の別荘を訪れる。そこで一同が遭遇する謎とは…!?

ジョジョの奇妙な冒険 第9部 ザ・ジョジョランズ 1

【推しの子】

こちらもアニメで知ってハマりました。言うまでも無い人気作です。
主人公のアクアとルビーもいいですが、脇を固めるキャラクターのドラマが魅力的で面白いです。

個人的満足度:90点/100点中

【推しの子】 13 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

【推しの子】 13 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

赤坂アカ×横槍メンゴ
732円(04/25 21:51時点)
発売日: 2023/11/17
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あらすじ

「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で、産婦人科医として働くゴロー。芸能界とは無縁の日々。一方、彼の“推し”のアイドル・星野アイは、スターダムを上り始めていた。そんな二人が“最悪”の出会いを果たし、運命が動き出す…!? “赤坂アカ×横槍メンゴ”の豪華タッグが全く新しい切り口で“芸能界”を描く衝撃作開幕!!

【推しの子】 1

いちげき

「幕末一撃必殺隊」という小説が原作の時代劇。
幕末の江戸を騒がせていた不良侍、御用盗に対応するために百姓によって結成された「一撃必殺隊」の活躍を描く作品。
全7巻でしっかりと完結するので読みやすいです。
時代は「るろうに剣心」、絵の雰囲気は「無限の住人」という感じでしょうか。
マンガらしい突飛な必殺技などは出ないですが、殺陣シーンは非常に迫力があり、「一撃必殺隊」が結成された真意など、サスペンス的な考察も楽しめます。

個人的満足度:96点/100点中

いちげき (1) (SPコミックス)

いちげき (1) (SPコミックス)

松本次郎, 永井義男
755円(04/26 02:46時点)
発売日: 2016/11/30
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あらすじ

時は幕末………大政奉還後、江戸幕府との武力決着を望む薩摩藩は幕府を挑発すべく、江戸にたむろする浪士たちをかき集めて「御用盗」なる武装集団を結成、「攘夷のための資金提供」を名目に夜な夜な江戸の商家を襲わせていた。
そのころ、江戸近郊の村々から百姓たちを集めた「選抜試験」が行われ各村から力自慢で有名な猛者たちが集結していた。
選抜試験を仕切る侍たちの狙いは? 選抜試験後に待っているものは?

いちげき (1) 

JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~

以前の記事でもご紹介しました。
高橋ツトムによる日本版ブレイキング・バッド。
引き続き面白いです。
主人公建男と鹿子の対立がより際立ってきています。
続きが気になる作品。

個人的満足度:93点/100点中

JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~(9) (ビッグコミックス)

JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~(9) (ビッグコミックス)

高橋ツトム
693円(04/25 20:05時点)
発売日: 2023/09/28
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あらすじ

ED薬×愛×犯罪!?男のヤバすぎる挑戦!

小田原で薬局を営み、美人の妻と義理の娘と共に、平凡だが幸せな日常を送っていた曽根建男。だがある日妻から妊娠を打ち明けられ強いショックを受ける。
何故なら建男は今まで一度も下半身が機能したことがないという秘密を抱えていた。妻の子は、自分の子ではない…そう思い絶望する建男。
そんな時、須磨岡という男から偶然謎のED薬を手にした建男は衝動的にこの薬を飲むと、下半身の機能が奇跡的に回復し衝撃を受ける。
建男は須磨岡に、この薬を自分が再現し、作ると宣言した。
だがそれは、建男の人生を大きく変える、危険な日々の始まりだった--!!
ED薬×愛×犯罪!!全く新しい、最高に刺激的なクライムストーリー、開幕!!

JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~(1)

血の轍

押見修造による親子関係を描いた作品。
完結しました。
後半はかなり心理描写の割合が増えて、マンガというよりアート作品のようになっていましたが、最後は現実に戻ってしっかり完結して、満足です。
後半の巻には必ずあとがきが書かれており、それを読むとマンガの描写の意味がわかる、という感じになっていました。

個人的満足度:80点/100点中

血の轍(1) (ビッグコミックス)

血の轍(1) (ビッグコミックス)

押見修造
693円(04/25 20:05時点)
発売日: 2017/09/08
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あらすじ

「惡の華」「ハピネス」「ぼくは麻理のなか」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」など、傑作を次々と世に送り出してきた鬼才・押見修造氏が、ついに辿り着いたテーマ「毒親」!

母・静子からたっぷりの愛情を注がれ、平穏な日常を送る中学二年生の長部静一。しかし、ある夏の日、その穏やかな家庭は激変する。母・静子によって。狂瀾の奈落へと!

読む者の目を釘付けにせずにはおけない、渾身の最新作!!

血の轍(1)

チェンソーマン

こちらもアニメで知ってマンガを読みました。
マンガを読んでからアニメを見た方が良かったなと反省。
一部はかなりキレイにまとまっており、作品として非常に面白いと思いました。
淡々とした空気感も独特ですね。
アニメも続きが制作されるようなので楽しみです。
二部の主人公も魅力的だと思うのですが、どうしてもデンジなど一部キャラが出てくるとそちらに持っていかれますよね。
今後の展開を楽しみにしています!

個人的満足度:88点/100点中

チェンソーマン 16 (ジャンプコミックスDIGITAL)

チェンソーマン 16 (ジャンプコミックスDIGITAL)

藤本タツキ
502円(04/25 20:05時点)
発売日: 2023/12/04
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あらすじ

悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!! 悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕!

チェンソーマン 1

まとめ

最近はマンガ原作アニメのクオリティが高く、話題になることが多いので、アニメで知って原作を読むというパターンが増えてきました。
まだまだ知らない面白いマンガがたくさんあると思うので、来年もそういった作品と出会えたら嬉しいです。

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年始休みに高橋ツトムマンガを読みました/残響、四季彩、NeuN

年が明けてから三が日の間は時間もあったので、電子書籍で高橋ツトムさんのマンガをいくつか読みました。

残響

親に捨てられ、貧困状態にある主人公の人生を変える逃走劇。

高橋ツトムらしいノワールな世界観がふんだんに表現されていて素晴らしい。

全3巻と短いのですがしっかり話がまとまって終わるので満足感があります。

四季彩 高橋ツトム短編集

短編集。珍しく?明るい雰囲気の表紙です。

春夏秋冬になぞらえた4作品が収録されています。

4作品とも現代が舞台の作品です。どれもそれぞれ異なった面白さがありましたが、私は「夏」の野球をテーマにした短編にグッときました。

NeuN

ヤングマガジンで連載が始まった頃から時折雑誌を見ては気になっていた作品。

表紙からも分かるようにナチス政権下のドイツをテーマにした作品。独裁者の息子達と彼らが持つ特殊な能力を主軸にした物語です。

これは凄く面白い!

もちろん、フィクションなのですが歴史的な出来事と合わせて展開されていくので臨場感があります。

登場するキャラクターがどのキャラも、高橋ツトムらしい美学を持っていて渋くてとてもカッコいいのです。

第6巻まで読んで、続きがものすごく気になる終わり方だったのですが、、、、

、、、

なんと、連載が休止してしまったようです。

やはり扱う内容がセンシティブ過ぎたのかもしれません。

なんとか、他の雑誌に移行するなどして完結させて欲しい、、、

休止状態ですが、この6巻まででもものすごく面白いので、読む価値はある作品です。

私がこれまでに読んだ、その他の高橋ツトム作品

せっかくなので、私がこれまでに読んだ、その他の高橋ツトム作品をご紹介します。

地雷震

私が最初に読み、衝撃を受けた高橋ツトム作品はやはりこちら、「地雷震」です。

刑事・飯田響也を主人公としたハードボイルドなクライムサスペンス。

初期の山場である8巻の事件もスリリングですが、後半、相沢が登場してからのより現実社会とリンクした事件も非常に興味深い内容になっています。

今改めて全巻読みたい!

鉄腕ガール

昭和20年を舞台に女子プロ野球をテーマとした作品。

主人公の加納トメの性格が快活で爽快感があります。

アメリカチームと対戦する話が印象に残っています。

この作品もまた読み返したくなりました。

スカイハイ

この作品が高橋ツトムマンガでは一番有名なのでは無いでしょうか。

不慮の事故や事件によって死者に対して、怨みの門番・イズコが与える3つの選択肢。

様々な死の物語がオムニバス形式で展開されています。

釈由美子さんが主演をつとめたドラマがヒットしました。

現在連載中の作品

JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~

以前の記事でもご紹介しましたが、現在連載中の高橋ツトム作品はこちらです。

高橋ツトム版ブレイキング・バッドとも云える内容。ものすごく面白いので、ぜひ完結まで連載を続けて欲しい!

他にも、まだ読んだことの無い作品も多いので、色々と読んでみたくなりました。

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私が2021年に読んで面白かったオススメマンガ5選/JUMBO MAX、血の轍、ドキュンサーガ、化物語、ジョジョリオン

2021年に読んだマンガで面白かったオススメのマンガを5作、ご紹介します。

マンガは主にKindleで買っています。巻数が増えても場所を取らないので便利ですよね。

それでは、順不同でご紹介します。

1. JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~

高橋ツトム(著)

地雷震スカイハイなどで有名な高橋ツトムさんの現在連載中の作品。冴えない風貌のEDのおじさんがバイアグラの様な強力な薬を開発し、様々なトラブルに巻き込まれていくという内容。

海外ドラマの名作、Breaking Bad(ブレイキング・バッド)の影響がかなり感じられますが、その作品が好きな人には楽しめると思います。

高橋ツトムさんのハードボイルドな画風はやはりこういったイリーガルなテーマを扱った作品にとてもマッチしています。とはいえ、真面目すぎず、ギャグパートも多いので多くの人が楽しめる作品だと思います。

私は地雷震からの高橋ツトムファンですが、新規の方にもオススメできる作品です!

2. 血の轍

押見修造(著)

「漂流ネットカフェ」「惡の華」「ハピネス」などを手がけた押見修造さんの作品。人間の心の闇部分を描くのがとても上手な方という印象があります。

この血の轍は、子供に過干渉する「毒親」がテーマ。

主人公と、美しくも恐ろしい母親との関係、巻き込まれる周囲の人達との事件がサスペンスの様に展開していきます。

恐怖や苦悩といった心理描写を絵で表現しているのですが、その表現力がものすごい!

読んでいるとゾクッとするのですが、続きが非常に気になる作品です。

3. ドキュンサーガ

いとまん(著)

元々はWEBマンガとして掲載されていたものが人気を博して雑誌連載→コミックス化という流れになったようです。

剣と魔法のファンタジー物なのですが、Amazonの商品情報に掲載されているあらすじは以下の様になっています。

剣や魔法が幅を利かせている時代――。王都ザイダーマに住む男、モッコスは持って生まれた圧倒的な力で暴虐の限りを尽くしていた。ある日国王の命により魔王討伐に向かったモッコスは、魔王城で一人の少女と出会う。

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この文章で、暴虐の限りを尽くしていたモッコスというのが、ファンタジー世界では勇者の設定で、タイトルにある「ドキュン」なのです。

そして表紙に描かれている少女が魔王なのです。

1巻は主にモッコスと魔王のバトルがメインなのですが、ゲスで下品な性格ながらものすごく強いモッコスと、見た目に反して魔王と呼ばれるに相応しい少女の戦いは、能力バトルマンガとして読んでも非常に面白いです。

そしてさらに2巻から先に展開される人間と魔族(異形)の世界の成り立ちと争いの歴史の話。ノアの箱舟の神話を読んでいるようで、その精密な世界観の描写に毎回うならせられます。

タイトルからは想像がつきませんが、かなりインテリジェンスな作品です!

4. 化物語

西尾維新(原作)/大暮維人(漫画)

説明するのも今さら感がありますが、西尾維新さんによる大人気のライトノベル「物語」シリーズ「天上天下」「エア・ギア」などで人気を博した大暮維人さんが漫画化した作品。

漫画のタイトルは「化物語」となっていますが、内容は物語シリーズを全体的に展開している感じです。

化物語はアニメも名作で、私もそちらを先に観ていたので、漫画連載されることを知ったときに、正直、今さら漫画にするのもどうなのだろうか…..?とも思ったのですが、連載が続く内にその疑問は吹き消されました。

とにかく、大暮維人さんの絵が上手い!!

週刊連載という事が信じられないくらいの美麗な絵です。

戦闘のシーンなどもページをそのままアート作品として販売できるのではないかというクオリティで、これまでのメディア展開とはまた違った新しい物語シリーズを見せてくれます。

コミックスの刊行ペースも早いので追い甲斐のある作品です。

5. ジョジョリオン|ジョジョの奇妙な冒険 第8部

荒木飛呂彦(著)

ついに完結したジョジョ8部、ジョジョリオン。今年年末から第6部のアニメも始まり、またジョジョが印象に残る年となりました。

部を追う毎に1部あたりの巻数が増えていくジョジョ。ジョジョリオンは2011年の12月に1巻が発売され、2021年9月発売の27巻で完結しました。

主人公が記憶喪失ということもあり、中盤などはなかなか煮え切らない展開が続いたのですがさすがにラストのスタンドバトルは熱い展開でした。

登場人物が多かったのでもう一度整理しつつ、1巻から読み直してみたいと思います。

ウルトラジャンプ巻末の作者コメントに、荒木先生は9部があるようなことを書いていたので次も期待して待ちたいと思います。

来年も、面白い漫画と出合えることを期待しています!

Header:StockSnapによるPixabayからの画像