日頃、SNSやLINEなど、テキストをベースとしたコミュニケーションで、自分の意見がうまく伝わらないと感じることがあります。

SNSで議論することの難しさをまとめてみました。

ソーシャル ネットワーキング サイトでの議論は、次の理由から逆に成果を上げにくく、悪影響がある可能性があります。

1. 制約されたコンテキスト

ソーシャルメディアでは文字数が限られており、議論の全体的な文脈が十分に伝わりにくいことがあります。

これにより、誤解や誤解が生まれる可能性が高まります。

2. コミュニケーションの非効率性

文字でのやり取りでは、非言語的な手がかりや声の抑揚が欠けるため、意図が正確に伝わりにくいことがあります。

これがコミュニケーションの誤解や紛争を引き起こす可能性があります。

3. 情報の偏り(エコーチェンバー)

ソーシャルメディアのアルゴリズムは、既存の信念に合致する情報を強調することがあり、結果として閉じられた情報空間を作り出します。

これが意見の対立を助長し、建設的な議論を難しくすることがあります。

エコーチェンバーとは

「エコーチェンバー」とは、ソーシャルメディアを利用する際、自分と似た興味関心をもつユーザーをフォローする結果、意見をSNSで発信すると自分と似た意見が返ってくるという状況を、閉じた小部屋で音が反響する物理現象にたとえたものである。

総務省|令和元年版 情報通信白書|インターネット上での情報流通の特徴と言われているもの https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r01/html/nd114210.html

4. 匿名性と非人間性

ソーシャルメディアの匿名性は、人々が攻撃的な態度をとりやすくなるリスクがあります。

これが現実の対話よりも過激な形を取りやすくし、相手の人間性を見落としやすくなります。

5. 感情的な負担

ソーシャルメディア上の議論は感情的に疲れさせることがあり、ストレスや不安を引き起こし、精神的な健康に悪影響を与えることがあります。

6. 解決策の不足

ソーシャルメディアでの議論は、解決策を見つけるのが難しいことがあります。 公共の場での多様な意見と、合意形成が難しいことがその一因です。

7. 公共の場での影響

ソーシャルメディア上の議論は広範な視聴者に晒される可能性があり、予期せぬ結果を引き起こす可能性があります。

特に白熱した議論は、個人や仕事上の関係に悪影響を与えることがあります。

8. 時間の浪費

ソーシャルメディア上での議論は、生産的な活動に充てることのできる貴重な時間を奪う可能性があります。

9. 意見の二極化

ソーシャルメディアでの議論は、対立を助長し、理解や妥協を促進するよりも、対立を強化する可能性があります。

10. 選択的な表現

オンライン上での自己表現は選りすぐられたものであるため、意見が完全には反映されない可能性があります。 これが相手や自分自身の誤った印象を生むことがあります。

まとめ

ディスカッションやディベートは建設的な要素を持つものですが、適切なプラットフォームを選び、敬意を持った態度を保ち、自身の幸福や人間関係に潜在的な影響を考慮することが重要です。

しばしば、対面での対話や、よりプライベートな環境でのコミュニケーションがより有益であることがあります。

SNSでの文字ベースでのコミュニケーションは適切に距離を取り、相手に伝わるという期待をしすぎないことが大事だと感じました。

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Header: Biljana JovanovicによるPixabayからの画像

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