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アートブックショップ『flotsambooks』が代田橋に実店舗をオープン!

私がいつも、写真集やアートブック、イベントなどでお世話になっているブックショップ、flotsambooksさんが東京の代田橋に実店舗をオープンしたので行ってきました!

flotsambooks実店舗

入り口から見た印象よりも、実際に店内に入るとかなりたくさんの本が販売されています。

学生さんにも買いやすいリーズナブルな価格帯の本や、ZINEなどもたくさん置いてありました。

ネットショッピングも便利ですが、やはり実店舗だと思いがけない本との出会いがありますね。

この日は、初めて見たブルーノムナーリの素敵な作品集をゲット!

店主の小林さんによると、今後は、サイン会や展示などもイベントも行っていくようです。とても楽しみです!

営業時間は以下のTwitterに掲載されるそうです
@flotsambooks

住所は杉並区和泉1-10-7。最寄りは京王線の代田橋駅です。

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Art Exhibition

今注目のバイオアート!「2018年のフランケンシュタイン」展が面白かった!

表参道のGYREにあるアートギャラリーで開催している「2018年のフランケンシュタイン – バイオアートにみる芸術と科学と社会のいま 」という展示を観てきました。

近年注目されている、合成生物学や3Dプリントなど、バイオテクノロジーを用いたバイオアートの展覧会。

金沢21世紀美術館の方がキュレーションに携わっているだけあり、とても面白かったです。

写真撮影可だったので、気になった作品をご紹介します。

ティナ・ゴヤンク 「Pure Human」

ファッション界の鬼才、アレキサンダー・マックイーンの皮膚をファッションの素材にするプロジェクト。

彼の肌のシミやほくろ、刺青を、ジャケットやリュックのテクスチュアとして再現。ここで展示されているのは豚革を使用した精巧な試作品ですが、最終的には実際にDNAを採取し、幹細胞に移植して皮膚を作るという事までするそうです。

それも観たい!

どの位置から皮膚を採取したかが標本の様に描かれている。

平野真美「蘇生するユニコーン」

空想の生物であるユニコーンを骨格、臓器、血管、内蔵、皮膚という詳細な部位を制作して想像から現実へと回復しようとするプロジェクト。

ディムット・ストレーブ「Sugababe」

ゴッホが切り落とした左耳をゴッホの子孫の細胞と唾液から抽出したDNAで復元するプロジェクト。

DNAが正しければ本人と同一と言えるのか?という「死」の概念を問う。

マーク・ダイオン「タール漬けの鳥」

環境汚染でタール漬けになった鳥を彫刻に。

タールが鳥の表皮を垂れる様子まで再現していて、リアル!

本多沙映「Everybody needs a rock」

道端で拾ったプラスチックを溶かして磨くことで作成した人工の鉱物。

ハワイの海岸で実際に発見された「プラスティグロメレート」(溶けたプラスチック、火山岩、砂、貝殻が混じり合うことで出来た新種の鉱物)からインスパイアされた作品。

ロバート・スミッソン「Glue Pour」

AKI INOMATA「Why Not Hand Over a “Shelter” to Hermit Crabs?」

ニューヨークや東京、パリの街の形を3Dプリンタで作成した透明な容器。水槽の中のヤドカリはそれらを自分の「ヤド」として使用する。

ヤドカリが都市から都市へ引っ越しをするように見える。

純粋に、ヤドカリがヤドに入っている様子を透明な容器越しに見られるのがとても新鮮で面白い!

ヘザー・デューイ=ハグボーグ「Stranger Visions」

本展示でとりわけすごいと思ったのはこの作品!

路上に落ちているタバコの吸殻や毛髪からDNAを採取し、落とした本人の顔を復元するというプロジェクト。

かなり精巧に顔が再現されている。

これが採取した吸い殻や採取の場所を示す標本箱。これだけの素材からリアルな顔が再現される技術にゾッとしました。

この技術は「DNAスナップショット」と呼ばれる犯罪捜査ツールとしてアメリカでは既に実用化されているそうです。すごい技術…。

BCL「BLP-2000B:DNAブラックリスト・プリンター」

パンデミックを起こす危険性をもったウイルスのDNA配列をひたすら印刷していくプリンター。

人間が生命を容易に編集できるような時代になった事を暗喩し、警鐘を鳴らしている。

最新のバイオテクノロジーの技術を知ることができ、それを芸術家達がどのようなメッセージを込めて作品に落とし込むかを堪能出来る充実の展示。

入場無料という事もあり、私は二回、観に行きました。

とても面白いので、タイミングが合う方は是非!

展覧会情報

「2018年のフランケンシュタイン バイオアートにみる芸術と科学と社会のいま」
会期 : 2018年9月7日(金) – 10月 14日(日) / 11:00 – 20:00 / 無休
会場 : EYE OF GYRE / GYRE 3F
webサイト:https://gyre-omotesando.com/artandgallery/bioart/

[amazonjs asin=”4802510195″ locale=”JP” title=”バイオアート―バイオテクノロジーは未来を救うのか。”]

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Exhibition

「いけばな龍生展2017」を鑑賞しました / Ikebana Ryusei Exhibition 2017

渋谷の東急百貨店 渋谷・本店とBunkamuraギャラリーで開催されていた「いけばな龍生展2017 ─IKE-BUZZ─」を鑑賞しました。

龍生派」といういけばな流派の花展です。

I watched “Ikebana Ryusei Exhibition 2017 – IKE – BUZZ –” which was held at the Tokyu department store Shibuya · head office and Bunkamura gallery in Shibuya.

It is a flower exhibition of the Ikebana school called “Ryusei-ha”.

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Art Exhibition Photobook Photography

藤元敬ニ写真展『Forget-me-not』

2017年の9月9日〜9月24日まで東向島のReminders Photography Strongholdギャラリーで開催された、写真家・藤元敬二さんの写真展『Forget-me-not』を鑑賞しました。

会場の雰囲気を写真でご紹介します。

CONTENTS

作家によるステートメント

『Forget-me-not』


真っ白なシャツに包まれた、まばゆいばかりに黒い肌の少年。将来の夢はパイロット。かつて空が好きだった男の部屋には、いつも幼少期の写真が飾られていた。


あの頃の夢は幻想となり、彼の室内には衣服が散乱している。家族や友人に偽ったゲイである自身への後ろめたさ、恋人と過ごす淡き安らぎ、そして丸裸の時に表れる自己嫌悪という感情連鎖の中に彼はいま存在している。


たぶん僕たちは似たもの同士だったのであろう。共に迷惑な人間であり、周囲の調和を乱す元凶だった。だからこそ僕たちは少数者であり、また友人になり得たのだ。
窓の外がすこしづつ深紫から青に変わっていく。また朝がやってきたのか。


「そろそろ出かける時間だから」


つぶやいた先に、彼の表情は不自然に明るくなり、負の感情を包み隠す。視線が現実世界への焦点を合わせ、体は汚れたシャツを身にまとう。


開いたドアの外の世界には、青すぎるケニアの空が広がっていた。

藤元敬二写真展『Forget-me-not』 9/9〜9/24

展覧会の会場写真

藤元さんが2014年より約一年にわたりケニアに暮らしながら撮影した現地の同性愛者の友人たちの写真と、自身の幼少期からのセルフポートレイトが断片的に重なり合うような展示構成になっていました。

藤元さんの横顔の上に目や鼻や口など顔のパーツがさらに重なっています。

同性愛をカミングアウトする事、本当の自分を人に伝える事への苦悩の様なイメージが感じられました。

ギャラリーのコーナーの部分で藤元さん自身の姿とケニアの同性愛の友人の姿が融合したような表現。

藤元さんの写真と日記に描いてきたイラストレーション、そしてケニアでの写真が融合した写真の塔が!

会場にはライブペインティングのスペースも出来ていて、展示期間内に新しい絵が完成するという試みをされていました。

手製本写真集『Forget-me-not』

2016年5月にReminders Project Stronghold主催のワークショップPHOTOBOOK AS AN OBJECTに参加し、その内容を発展させて完成した藤元さん本人による手作りの写真集『Forget-me-not』は以下のサイトからまだ注文出来るようです。

藤元敬二 写真集「Forget-me-not」オンライン受付中(83部限定、受注生産) | Reminders Project & Reminders Photography Stronghold
http://reminders-project.org/rps/forgetmenotsalejp/

KYOTOGRAPHIE 2019 KG+で展覧会開催!

2019年の春に開催される京都国際写真祭KYOTOGRAPHIE 2019のサテライトイベント『KG+ 2019』にて、藤元敬二さんの『Forget-me-not』が展示されるようです。

私も観に行く予定なのでとても楽しみです。

Information

作家のWebサイト:Keiji Fujimoto Photography | 写真家 藤元敬二〈http://www.keijifujimoto.net/

RPSギャラリーの記事:写真集のどこをめくっても出て来るのは僕である。(藤元敬二との最近のやりとりから)〈http://reminders-project.org/rps/yaritori-keijifujimoto/