私が本作りの際に使用している製本のり

手製本の写真集『THE LAST SUMMIT』の制作において、私が使用している製本のりはこちらです。

フィルムルックス 製本のり ブックグルーミニ

こちらののりは背固めの際に使用しています。

少々値段が高めなのですが、『THE LAST SUMMIT』は背がむき出しになるタイトバックなので、こちらののりが弾力と接着力の高さで信頼できます。

渡部周写真集『THE LAST SUMMIT』の背

公共図書館の本の補修にも使われているものということです。

背固め以外にはこちらを使用しています。

フエキ でんぷんのり

コニシ ボンド 木工用

フエキのりと木工用ボンドに水を加えて混ぜて「のりボンド」という製本用のボンドを作り、使用しています。

のりボンドの良さは、水を加えて溶かしているので、ボンドが柔らかく良く伸び、塗りやすい点です。

また、乾くまでの時間も余裕があるので、貼り直しがしやすいという良さがあります。

『THE LAST SUMMIT』の製本においては、カバーと板紙の接着、および、本文とカバーの接着にこちらの「のりボンド」を使用しています。

渡部周写真集『THE LAST SUMMIT』本文とカバーの接着前の状態

「のりボンド」作成時のフエキのりと木工用ボンドの配合比率についてはこちらの本を参考にしました。

素材を活かした手製本の教室―革装・布装・和装の作り方から本の直し方まで

のりだけでなく、製本の方法も写真を使って分かりやすく解説されているのでオススメです。

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