デザイナーが複数のデザイン案をクライアントに提案することによる4つのメリット

先日書いた「捨て案」の記事からもう一歩踏み込んで、そもそも、クライアントに複数の案を見せることにどんなメリットがあるのかを書いてみます。

クライアントに複数のデザイン案を提案することで、いくつかのメリットがあります。

1. 様々な選択肢を提供することができる

複数のデザイン案を提示することで、クライアントに様々な選択肢を提供することができます。

これにより、クライアントは様々なアプローチを比較検討し、最終的に最もニーズに合ったものを選択することができます。

2. デザイナーのクリエイティビティを発揮できる

複数回の提案により、クライアントは、デザイナーがそのプロジェクトに時間と思考を費やし、ユニークでクリエイティブな解決策を考え出すことに投資していることを知ることができます。

これは、デザイナーとしての信頼と自信を築くのに役立ちます。

3. クライアントの満足度を高める

複数の選択肢を提示することで、クライアントがプロジェクトの最終結果に満足する可能性が高まります。

自分たちのニーズが満たされ、最終的なデザインに自分たちの意見が反映されたと感じられる可能性が高くなります。

4. 障害となる可能性を回避

場合によっては、1つの提案ではクライアントのニーズをすべて満たすことができない、あるいはクライアントのビジョンと一致しないこともあります。

複数の提案を行うことで、デザインプロセスにおける潜在的な障害物を回避し、プロジェクトを確実に軌道に乗せることができます。

まとめ

全体として、クライアントに複数のデザイン案を提示することは、より協力的で成功するデザインプロセスを構築するのに役立ちます。

私も新人の頃は、なぜ最終的には一案しか採用されないのに、複数案を見せるんだ、、、と思っていたこともありますが、改めて思い返すと、複数案を見せていたときのほうが仕事がスムーズに進んでいました。

とはいえ、デザイン料との兼ね合いもあるので、たくさん見せれば良いというわけでは無いと思います。

なぜ複数案を作るのか?悩まれているデザイナーさんがいたら、この記事が参考になれば嬉しいです。

Header/StartupStockPhotosによるPixabayからの画像

イメージをパッと形に変えるデザイン大全/仕事でバリバリ使えるデザイン本でした!

最近読んで良かったデザインの本がこちら

イメージをパッと形に変えるデザイン大全/尾沢早飛(著)

「若者向け」「女性向け」「ピュア」「ミステリアス」など、テイスト毎にどのようなデザインをするべきか、ということが紹介されている本です。
色使いや、フォント選び、などのポイントでまとめられているので、仕事で使える実践性があります!

本のための作例と併せて、筆者の尾沢早飛cornea design)さんが実際にお仕事で作られたデザインの実例も掲載されているので、よりわかりやすかったです。
こういった本は、本のための作例だけでなく、実例が掲載されているとグッと説得力が上がりますよね。

長く仕事をしていると「自分のデザインテイスト」のようなものが変に固まってきてしまうのでこの本を読んで、トレンドなどを取り入れつつ、自分のデザインをチューンナップしていきたいと思いました。

私が本書を読んで、早速使ったのが「若者向け」のデザインのTips。

自分が若者でなくなってしまったので、とても参考になりました(笑)

もちろん、お仕事をはじめたばかりの新人のデザイナーさんにもオススメできる一冊です!

デザインで複数提案をする際の「捨て案」にはどんな意味があるのか?

「捨て案」という概念について。

YouTubeの広告で出てきて印象に残ったのでメモ。

デザインを提案する時には複数案を作成し、提案する事が多いです。
その際、「これは無いかも」と思うような案も作っておくことが大事。

そういった案は「捨て案」と呼ばれます。ネーミングはあまりよろしく無いですが。。。

広告の動画に曰く、

人間は比較する事で初めて良さがわかる、という事


良い案一つだけを見せられてもそれが良いかどうかはわからず、捨て案と比較することで初めて良さを認識できる、というお話です。

なるほど。

今まで以上に、複数のデザイン案を見せる意味を感じました。

Header: Colin BehrensによるPixabayからの画像

Paper showrooms in Tokyo where you can obtain samples of printing paper

I am introducing a paper showroom in Tokyo where you can obtain samples of printing paper. Please make use of them for your book making and artwork production.

Showroom where you can get free samples.

I will start with showrooms where you can get free paper samples. I often visit the following showrooms.

Nippon Paper Group Ochanomizu Paper Gallery

Ochanomizu

〒101-0062 Tokyo, Chiyoda City, Kanda Surugadai, 4 Chome−6−番地
MAP:https://goo.gl/maps/tvVLMy7C4yYqenGL6

Nippon Paper Industries’ showroom is located on the 9th floor of Ochanomizu Sola City.

To enter, you must get an entrance pass from the reception desk at Solaseity.

Almost a full lineup of Nippon Paper Industries’ paper samples (with printed samples) is available here.

Besides that, samples of actual printed materials (books, magazines, picture books, etc.) using Nippon Paper Industries’ paper are on display, and even the brand name of what kind of paper is used.
Since you can hold the samples in your hands, you can get a clear image of the finished printed product.

KYOBASHI Paper Showroom

Higashi-Nihonbashi

1-chōme-1-18 Higashi-nihonbashi, Chuo City, Tokyo 103-0004
MAP:https://goo.gl/maps/GWXhpjFddirfk6Ny7

Kyobashi Shigyo’s showroom in Higashi-Nihonbashi.

While the two mentioned above are paper manufacturers, this is a paper distributor, so we have samples from a variety of paper manufacturers, including

  • Oji Paper
  • Nippon Paper Industries Co.
  • Mitsubishi Paper Mills
  • Hokuetsu Kishu Paper
  • Takeo
  • Heiwa Paper
  • Daio Paper
  • Taisho Paper

Here you will find a selection of the A4 printing samples mentioned above, though not the full lineup. This is also where you can browse through the Dainik and Toyo Cloth, as well as other cloth samples for bookbinding.

There are also a lot of other goodies with printed samples, many of which you can take home with you.

Showrooms and paper stores where paper samples can be purchased for a fee.

Other showrooms and stores that sell paper not listed above.

Takeo Paper Shop, Kanda

Jinbocho

A4 samples available for purchase.

3 Chome-18-3 Kanda Nishikicho, Chiyoda City, Tokyo 101-0054
MAP:https://goo.gl/maps/tDDWHgqUhPPjeg5f6

Takeo Aoyama Mihon-cho

Omotesando

Able to purchase paper samples of about A3 size. Able to consult with our professional staff about paper.

〒150-0002 Tokyo, Shibuya City, 2, 渋谷区渋谷4丁目2−5 プレイス青山1F
MAP:https://goo.gl/maps/hRDCTD6CZVTWPdb58

Heiwa Paper Company Paper Voice Tokyo

Kayabacho

Samples in quadruplicate (545 x 394 mm) size are available for sale. Exhibitions and other events are also held.

1 Chome-22 Shinkawa, Chuo City, Tokyo 104-0033
MAP:https://goo.gl/maps/uscmsxNNMSkRvyf7A

Tokushu Tokai Paper Pam Tokyo

Tokyo Station

Extensive samples and displays.

2 Chome-4-1 Yaesu, Chuo City, Tokyo 104-0028
MAP:https://goo.gl/maps/eUih21Wiao1VN18f6


If you want to get free samples, if you only want to look at one place, the KYOBASHI Paper Showroom, which has samples from several paper manufacturers.
If you have a specific paper manufacturer for the samples you want, it is better to go to the showroom of the appropriate manufacturer.
Basically, it is a good idea to visit all three locations introduced here.

イラレ講師をしていて感じた、Adobe Illustratorで初心者が操作につまづくところ

授業で講師をしていて、初めてIllustratorを触る初心者の方を教える事が多いのですが、そういった方がつまづきがちだと感じた箇所をまとめておきます。

選択がうまくできない

選択ツールでパスやオブジェクトを触って、選択することが難しい。又は、どこを選択しているかがわからないで、カーソルがさまよってしまう方が多い印象です。

また、選択ツール(黒矢印)とダイレクト選択ツール(白矢印)の使い分けを理解していないので、ダイレクト選択ツールの方をメインで使用して形が変わってしまうことも多かったです。

ショートカットキーを使わない

そもそも、ショートカットキーというものがあることを知らない方が多い。

  • command+Z:取り消し
  • command+shift+Z:やり直し
  • command+C:コピー
  • command+V:ペースト
  • command+F:元の位置にペースト
  • command+S:保存
  • command+shift+S:別名で保存
    ※全てMac版

など、基本的なショートカットキーを知らないので、毎回メニューバーまでカーソルを移動させてクリックして一つの操作に時間がかかる印象です。

ペンツールでパスとアンカーポイントを上手く使うことが難しい

初心者の方にはペンツールを使って直線を引いたり、そこからアンカーポイントを使って曲線にするという事がまず難しいようでした。

特に、線として引いたパスと、そこから伸ばしたアンカーの違いが分からず、アンカーを線だと認識している方も多かったです。

これは練習あるのみですね。

塗りと線の色設定についての理解

塗りと線、それぞれに色を設定する必要がある、という事もしっかり伝える必要があると感じました。

特に、線のみで良い箇所に不要な塗りを設定していたり、塗りだけで良い箇所に線を設定していたりする事も多かったです。

これはプリントアウトをして確認しないと実感するのが難しそうですが。

また思いついたら追記していこうと思います。


Header: janeb13によるPixabayからの画像