『まんがでわかるデザイン思考』を読了。デザイン思考の基本を学べる良書!

『まんがでわかるデザイン思考』という本を読みました。

デザイン思考について、改めて基本を勉強したいと思い、かつ、短時間で重要なポイントだけを学びたかったのでこちらのまんが形式の本を買って読んでみました。

主人公が売れていないお店を救うために、デザイン思考を学びながらその手法を使っていく……というのが基本のストーリーの流れで、

その合間に文章の解説が入ってくるというスタイルです。

まんが→文章→まんが→文章……と交互に入ってくるので読みやすくて分かりやすかったです。

カスタマージャーニーや、ブレインストーミングの心得などにも触れられていたのは意外でしたが役に立ちました。

実際にデザイン思考を実践するにはより詳しくメソッドとしてまとめられた本を読むべきだと思いますが、

「デザイン思考とは何ぞや?」という導入にはとても良い本だと思いました。

Header: ulrichwによるPixabayからの画像

『粘土道20周年記念 片桐仁創作大百科展』を鑑賞。片桐さんのセンス炸裂の粘土作品から創作のエネルギーをもらいました!

東京ドームシティ、Gallery AaMo(ギャラリーアーモ)で開催されている元ラーメンズ・片桐仁さんの粘土作品展『粘土道20周年記念 片桐仁創作大百科展』を観に行きました。

片桐さんらしさ溢れる濃厚な粘土作品からとてもエネルギーをもらいました。

巨大作品やインタビュー動画も含め大満足!

会場撮影可でしたので、写真で雰囲気をご紹介します。

入り口。

入場前に入り口脇にある旧チケット販売ブースに貼ってあるQRコードから、コロナ対策のGoogleフォーム登録をする必要がありました。

土曜日の10:00過ぎに会場に着きました。並ぶかと思ったのですがそんなこともなくすんなり入れて良かったです。

作品タイトルやキャプションも面白いので読み応えあります

これはかなり迫力ありました!
エレ片観音!「エレ片のコント太郎」からのリスナーとしてはグッとくる作品です

地域コラボ

縄文シリーズ

動画

こちらの動画がとても良かったです。

片桐さんへの20の質問、という形式で作品制作やアーティストとしての考え方などに応えてくれています。

「とにかく見て楽しんでもらえる作品を目指している」というのが、お笑い芸人かつアーティストの片桐さんらしい作家感で、すごく良いなと思いました。

イラストも上手!
大型作品のゾーン

アンガーマネジメント片桐号!エレ片のイベントの時に作られた作品。この時のラジオがとても面白かったので印象に残っています。すごい迫力!

FIATとのコラボ
実際に片桐さんは社用車としてこれを使っているそうです
運転席にも作品が!

公園魔

これが、今回のイベントのためにクラウドファンディングを募って制作された超大型公園遊具作品『公園魔』です!

タイルの部分には座ることができるのでフォトスポットにもなっています。

表面にも小さな顔が
裏側は怒りの顔になっています
ド迫力でした!

その他

こちらは、プラモデル雑誌『ホビージャパン』とのコラボ企画で制作された作品。プラモデルの廃パーツを組み合わせて顔になっています。

今回、会場がかなり広いので粘土作品だけではなく、片桐さんの学生時代の作品や自宅のモデルが展示されていて、より深く人となりを知る事ができました。

小学生頃の絵。この頃から上手でした
左が美術予備校で描いた自画像
部屋の模型
他のアーティストとのコラボ作品

お土産コーナー

お土産コーナーで販売されている粘土
展示とコラボしたカレー!

とても見応えのある展示なので、時間に余裕を持って観に行くことをオススメします。アートの持つ力を感じられる大変良い内容でした!!

ランチ:TOKYO MERCATO

ランチは東京ドームシティー内のTOKYO MERCATOというお店でパスタを食べました。開放感のある店内でとても気持ちが良かったです!

ランチセットのサラダ
牛肉をじっくり時間をかけて煮込んだラグーペンネ:ランチセット(1400円)
「illy」ブレンドコーヒー(500円)※ランチセットにはドリンクはついていません

illyが提供しているだけあり、コーヒーも美味しかったです。

この記事の撮影に使用したカメラとレンズ

カメラ:α7S

レンズ:FE 35mm F2.8

関連書籍

粘土道 完全版/片桐仁(著)

関連ラジオ

エレ片のケツビ!
https://www.tbsradio.jp/elekata/

エレ片のケツビ!Podcast

図書館で読んだ本メモ/流言や災害、ジェンダー問題などについて

今日は図書館へ行って資料を読み、次回作についてのリサーチをしていました。風評被害やうわさ、災害時のデマとトラウマ、ジェンダー問題など、本日読んだ本で印象に残っていたものをメモしておきます。

『流言とデマの社会学』広井 脩(著)

2001年の本なので事例がやや古いですが、流言とうわさの定義がわかりやすいことと、関東大震災のデマの解説などがとても詳細に書かれていてかなり参考になりました。

『自然災害とストレスマネジメント それでも僕らは歩み出す』磯野 清(著)

阪神大震災の際に自らも被災していながらも学校や地域の救援をしなくては行けなかった学校職員達のトラウマとケアについてリサーチした本。

かなりたくさんの教職員の方にアンケートを取っており、その回答がすごくリアルで胸が痛みました。

『よかれと思ってやったのに 男たちの「失敗学」入門』清田隆之(桃山商事)(著)、死後くん(イラスト)

男性がよくやる失敗をジェンダーバイアスの観点から紹介・分析する本。自分もやったことのある内容が出てくると冷や汗が出ます。

合間に入ってくるコラムがとても読み応えがあり、ホモソーシャルやDVについての解説はかなり勉強になりました。

イラストや、マンガも入っているのでとても読みやすい内容です。

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長島有里枝:「僕ら」の「女の子写真」からわたしたちのガーリーフォトへ|写真界のジェンダーバイアスを斬る一冊

写真家・長島有里枝さんの著書『「僕ら」の「女の子写真」からわたしたちのガーリーフォトへ』という本を購入して読みました。

「僕ら」の「女の子写真」から わたしたちのガーリーフォトへ

1990年代に女性写真家のブームがありました。
それは「ガーリーフォト」や「女の子写真」と呼ばれていました。

そのブームの渦中におり、写真新世紀賞や木村伊兵衛賞を受賞した長島有里枝さんご本人が、当時から感じ続けているジェンダーバイアスについて語っている本。

写真業界を知る人にとってはかなり鋭い内容になっています。

本書を読んで、アートや写真の業界がいかに男性優位の社会なのかということに気づき、衝撃を受けました。


フェミニズムの歴史などと照らし合わせて論述されているので、とても分かりやすいです。

ぜひ多くの方に読んでいただきたい一冊です。

最近読んだ本〈2021年10月〉- スマホ脳、人を動かす、慈雨

スマホ脳

アンデシュ・ハンセン (著), 久山 葉子 (翻訳)

現代のスマホ社会に警鐘を鳴らす一冊。

ベストセラーになっていたので購入しましたが、さすが!という内容でした。

前半はスマホというよりも人類の歴史と脳の構造にまつわる話から始まります。一読すると関係が無さそうですが、後半のスマホ脳の解説に入ったときに一気に説得力が増しました。

この本の内容をどれだけ信じるかは人それぞれだと思いますが、私はこれを読んでから「スマホと距離を置かないと」と思ってしまいました。

現代人が読むべき一冊だと思います!

人を動かす

D・カーネギー (著), 山口 博 (翻訳)

以前から書名と、カーネギーの名前は知っていたのですがどんな本かは分からず。オリエンタルラジオ中田さんの帯に惹かれて購入しました。

帯には「営業に使える」とありましたが、まさにその通り、人付き合いを円滑にするための本でした。

とても勉強になります!

目次の章立てが明快なので気になった箇所をピックアップして読む事ができました。

ただ、改訂されているとはいえ初版は80年近く前の本なので事例などはさすがに歴史を感じました。

慈雨

柚月 裕子 (著)

ミステリー小説。

お遍路さんをしている元刑事と現在進行形で起こった少女誘拐事件。

最初はお遍路パートがどう事件と関係するかわからなかったのですが、読み進めていく内に「こういう形でストーリーが展開するのか!」と納得させられるような内容でした。

家族もテーマになっていてその視点も興味深かったです。