リサイクル/アップサイクル/ダウンサイクル……資源の再利用にまつわる3つの言葉の意味と違いについて

「リサイクル」「アップサイクル」「ダウンサイクル」、資源の再利用にまつわるこちらの3つの言葉について、言葉の意味と、どのような違いがあるのかをまとめました。

リサイクル(Recycle)

リサイクルは、使われた物資や資源を集めて再利用することを指します。

例えば、ペットボトルや新聞紙を回収して再生させるのがリサイクルの一例です。

リサイクルは、廃棄物の削減や資源の有効活用を目指すために行われます。

HansによるPixabayからの画像

アップサイクル(Upcycle)

アップサイクルは、使われた製品や材料を取り出して、その価値や質を向上させて新しい製品に再利用することを指します。

例えば、古いTシャツを切り取ってリメイクしてバッグにしたりするのがアップサイクルの一例です。

アップサイクルは、リサイクルよりも元の材料を高い価値や品質に変えることを重視しています。

TomによるPixabayからの画像

ダウンサイクル(Downcycle)

ダウンサイクルは、使われた製品や材料を再利用する際に、元の材料の質や価値が低下するような再利用方法を指します。

例えば、プラスチック製品を再生して新しい製品にする際、質や品質が下がる場合があります。

ダウンサイクルは、リサイクルやアップサイクルよりも、再利用された製品や材料の質を下げる可能性が高いとされています。

Stefan SchweihoferによるPixabayからの画像

まとめ

再利用の方法としてはアップサイクルが望ましいですね。

FSC®認証紙とは? その意味、代表的な紙の銘柄、マークの使い方などについて調べてみた

デザインで用紙を選ぶ時に良く目にする「FSC®認証紙」という言葉とマーク。

環境に良さそう、というイメージはあるのですが、具体的にはどういう意味があるのか、改めて調べてみました。

FSC認証とは?

FSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)は、森林の持続可能な管理を促進するために設立された非営利団体です。

FSCは、森林が環境、社会、経済のすべての側面で適切に管理されていることを確認するための国際的な基準を策定し、認証を行っています。

Forest Stewardship Councilのwebサイト

FSC®認証紙とは?

FSC®認証紙は、このFSCの基準に適合して生産された紙のことを指します。

つまり、FSC®認証紙は、持続可能な森林管理が行われていることを示す証明書を持っています。

FSC®認証紙を使用することで、企業や消費者は環境に配慮した選択をすることができます。

FSC®認証紙の例

紙の専門商社「竹尾」のWebサイトで、FSC®認証紙となっている銘柄を調べてみました。

紙を選ぶ>FSC®認証紙にチェックを入れると、一覧が表示されます。

竹尾Webサイトでの検索結果画面

GAバガス-FS、アラベール-FS、インバーコートM-FS、ヴァンヌーボV-FS…など、

銘柄の末尾にFSやFがつくものがFSC®認証紙であるようです。

FSC®認証マークを使用するには

FSC®認証マークを印刷物に入れたい場合はどのようにすればよいのでしょうか。調べてみたところ、、、、

FSC®マークにはライセンス番号が入っていますので、印刷物にFSC®マークを付ける場合は、FSC®認証を取得している会社で印刷・加工する必要があります。

FSC®の認証制度は、FM(森林管理)認証とCoC(加工・流通過程)認証の2種類の認証があり、印刷物の場合は、CoC認証を取得している印刷会社からFSC®マークのデータを簡単に入手できます。データを使用する際は、FSC®マークのガイドラインに沿ってご使用ください。

FSCマークとは?使用ルールと入手方法を簡単解説 | 山藤三陽印刷株式会社 https://eco-utilize.sando-sanyo.co.jp/blog/001

とのことです。

印刷会社からライセンス番号入りのマークをもらう必要があるみたいですね。

ひと手間かかりますが、逆に信頼性が高いともいえますね。

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