大地の芸術祭2018|一日バスツアーで里山と現代アートのコラボレーションを堪能!

2018年に開催された『大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ』を観てきました。

越後妻有駅発のバスツアーを申し込み、まる一日で現代アート作品をたっぷり鑑賞してきました。

ツアーで観た作品を写真と共にご紹介します。

田島征三、ダミアン・オルテガ、クリスチャン・ボルタンスキーなどの作品が規模・内容ともに圧巻でした!

スタートは東京駅

越後湯沢駅に着くとすぐにバスの案内の方が立っていました。

トリエンナーレ開催中は何種類かのツアーが並行しているので、自分が申し込んだツアーを間違えないように注意が必要。

バスに乗るとすぐもらえる作品鑑賞パスポート

里山アートどうぶつ園

まずはこちらから。広大な広場に動物をイメージした彫刻が点在しています。

たくさんの彫刻作品が!
北海道土産ぽい木彫りの熊
ワラで作られた牛
謎の動物
景色がとても素晴らしい
アバンギャルドな作品。こういった彫刻も自然の中で観ると面白い
闇を感じるウサギ
東屋の屋根にウサギを発見!
こちらはブランコの上。作品を探す楽しみもあります
金属彫刻の鹿
カッコいいですね
耳の色がカラフルなウサギ
シュールな作品!不気味だけど興味を引かれます
ロボットのような馬
車やバイクなどで使用されるサスペンションが足になっています
これはグッと来ますね
先ほどの不気味な彫刻
近寄るとさらにゾワッとします
バッファロー
巨大な彫刻作品

レイチェル・カーソンに捧ぐ 〜 4つの小さな物語|藤原吉志子

守り神のように配置された彫刻
神殿

時空|斎藤義重

鉄骨を組み合わせた大型彫刻

うぶすなの家

趣のある佇まい
お土産もたくさん売っています
お弁当
食事処はテラス席で緑がすぐそばに

こちらでツアーのお昼ご飯。みんなでお弁当を食べます。

地場の食材が使われていてとても美味しかったのですが、これから回る作品もまだまだあるので食事時間が短い……。

ツアーなので仕方ないですよね。ササッと食べて『うぶすなの家』の作品を鑑賞します。

表面波/囲炉裏|中村卓夫

壁を覆う陶器の作品
一つ一つ模様があります
日本家屋とすごく調和するデザイン
こちらは作品では無いですが、とても趣ある時計

風呂|澤清嗣

器のようなお風呂。こんな贅沢な浴槽に入ってみたいです

日常のおもてうら|安藤雅信

建物と作品を同時に楽しめる
至る所に彫刻が
美しい自然のライティング
大きな彫刻も広々と展示されています
小型の作品も映えます
この部屋の光の入り方がとても美しかった
作品がより活きる会場
建物の構造を見るだけでも刺激になります
写真のテクニックが無くても良い写真になる
うぶすなの家の全貌

天の光、知の光―Ⅱ|羹愛蘭

書棚の中に作品が
ネオン発光する本のオブジェ
このような感じで光っています
発光する『新建築』

妻有田中文男文庫|田中文男

書棚にある本のセレクト自体が展示の企画になっています
ライトで発光する屏風絵
これも作品でしょうか…?

鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館|田島征三

廃校になった小学校の校舎を使った、絵本作家・田島征三さんの巨大なインスタレーション作品。

『最後の学校』というタイトルでも有名です。

前回来たときも観て、とても感動した作品なので今回もこの作品を通るツアールートを選びました。

新作も追加されてさらにスケールアップしていました。

入り口の門も特徴的です

カラダのなか、キモチのおく。|田島征三

学校に至る道、こちらが今回の新作です
巨大なヘビの胴体を通って行く形になっています
中はこのような感じ
キャラクター達が吊されています
毛虫?的なモチーフ
胴体の中から見た入り口
学校に入り、体育館はこのようになっています
ものすごい数のキャラクター達!
壁面の模様
巨大です
みんなが学校を楽しんでいるように見えます
天井にもたくさんいます
校舎の階段はこんな感じ
作品が導いてくれます
ユーモラスなキャラクター
通せんぼしています
教室内も賑やか
学生の様に着席しています
元気なポーズ!
このような静かな作品も
影が美しい
様々な素材を使用しています
回転する作品も
実際の生徒が書き残した最後のらくがきが残されています
竜の様な巨大な作品
ド迫力です!
口から虫が飛び出しているように見えます
こんな場所にも!
外から見た校舎
次々とお客さんがやってきます

Kiss & Goodbye|ジミー・リャオ

イラストレーションの作品。とても可愛いですね
ストーリーを感じます
エアコンの室外機にも丁寧にペイントされています
 屋根にフクロウが!

太田島公園|トビアス・プートリッヒ

水を用いた作品
暑い日だったので作品の中にいると涼む事ができました

上郷バンドー四季の歌|ニコラ・ダロ

どことなく不気味な人形達によるオーケストラ
壁面のカラフルな作品は本当は空気が入るようです。この日は残念ながら休みでした

津南ミュージアム・オブ・ザ・ロスト|リョン・チーウォー(梁志和)+サラ・ウォン(黄志恆)

中国の作家の写真作品
アーカイブ資料なども展示されています
彫刻などが多かったので、写真作品が改めて新鮮に感じます
香港ハウスでの展示でした
グローブ座

Untitled project for Echigo-Tsumari|
パオラ・ピヴィ

こちらの作品。空気が入った状態で見たかったです

ワープクラウド|ダミアン・オルテガ

この作品はかなりすごかったです!

天井から床に伸びた糸に幾何学模様状キューブがついていて、中を歩くことが出来ます。

宇宙や細胞の中にいるような体験が出来ました!

中を歩くことができます
宇宙のような、雪の結晶のような…
cof
マジックで手描きのキャプション!味があって良いですね

最後の教室|クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン

こちらも、今回のコースの目玉!前回訪問した際にも観た作品ですが、その規模、表現共に「これぞ現代アート!」というべき圧倒的な迫力がありました。

間違いなくこの会場でしか観られない展示なので今回も大満足でした!

体育館。床に敷き詰められた藁と電球、扇風機が回る
影も作品の一部
廊下
廊下の奥で回転するファンが印象的
机にかけらた布
蛍光灯が棺の様にガラスケースに入れられて並んでいる
ちょっと幽霊のようですね
有名な心臓の鼓動音の作品。音に合わせて電球が明滅します

心臓の鼓動音の作品も、広い空間内で体感すると音の響き方に深みがあって圧倒されました。

影の劇場 〜愉快なゆうれい達〜|クリスチャン・ボルタンスキー

今回新たに展示された新作『影の劇場』
作品集などの資料も展示されていました
興味深い

越後妻有里山現代美術館[キナーレ]|原広司+アトリエ・ファイ建築研究所

越後妻有里山現代美術館[キナーレ]
タイポグラフィがカッコイイ
トイレのサインがネオン
トイレのサイン2
プールでは子ども達が気持ちよさそうに遊んでいました

以下はキナーレ内の展示作品となります。

トンネル|レアンドロ・エルリッヒ

POWERLESS STRUCTURES, FIG. 429|エルムグリーン&ドラッグセット

ソイル・ライブラリー/新潟|栗田宏一

新潟県の様々な箇所で土を採集し、標本化した作品。

様々な場所の土が瓶詰めされています
採取された場所のマップ

キナーレの屋外にもたくさんの作品がありました

Three Travellers|原広司+アトリエ・ファイ建築研究所

雪の時にかぶる傘のような掲示板

10th DAY MARKET|ひびのこづえ

ひびのこづえさんのグッズが販売されているマーケット
キナーレをしっかり見たら夕方になっていました
越後湯沢の夜

そば処 中野屋 湯沢本店

越後湯沢駅の目の前にあるお蕎麦屋さんで夕食。

そば処 中野屋 湯沢本店
http://www.umaisoba.com/

人気のお店のようです
板そば
野菜天ぷら

お蕎麦と日本酒がとても美味しかったです!

日帰りも出来る時間に終わるのですが、さすがに慌ただしいので以下のゲストハウスで一泊しました。

Sansan Cafe and Bar & Backpackers
http://sansanyuzawa.com/

夏場はオフシーズンなので安く泊まれて、とても綺麗な宿だったので満足です。

「大地の芸術祭2018」、さすがに地方での芸術祭の先駆けなだけあって常設も新規の作品も見応えがありました。

越後妻有の自然や建物とも上手く調和していてとても満足できました!


【公式サイト】大地の芸術祭の里
http://www.echigo-tsumari.jp/

公式カタログ

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