アムステルダムでオススメのアートブックショップ『MENDO』

オランダ、アムステルダム旅行では、市内の本屋を何軒か回りましたが、行った中で一番素敵だったのが、MENDOというアートブックショップです。

黒い看板が目印

Webサイト(https://www.mendo.nl/)もかなりオシャレですが、店内のインテリアも黒で統一されていてとても格好いいです。

店内に何ヵ所か椅子が設置されていて、座って本を確認することが出来ます。

写真集やアートブックは大きくて重い事が多いので、座って読めるのはかなり快適でした。まさに、本好きの気持ちが分かっています。

サイトにも記事があるように、スタッフの方がオススメの本をセレクトして特集を組んでくれています。どんな本が選ばれているかを見るだけでも勉強になります。

また、MADE BY MENDOというレーベル名で自分たちで出版もしているようです。センスのある本屋さんの出版レーベルなだけあって、装幀がとても素敵な本ばかりでした。アムステルダムの歴史や街に関連した内容の本も多かったです。

さらに、店内で什器として使用されている真っ黒い本の形のブックスタンドやオリジナルの香水などもプロデュースして販売していて本当に多才です。

私が訪問した際にも、このお店をめがけて来たと思われる旅行客が、両手いっぱいに本を買って帰っていきました。

オーナーの方もとても親切に本の事を教えてくれます。

アートブックや写真集に興味がある人には、アムステルダムで是非行って欲しい書店です!

店舗情報

MENDO

  • Webサイト(オンラインショップ):https://www.mendo.nl/
  • 住所:Berenstraat 11, 1016 GG Amsterdam The Netherlands

ゲストハウス『Hanare』に宿泊し、谷根千の年末年始を堪能(2)

Hanareに宿泊して過ごした2018-2019の年末年始の記録。前回の記事の続きです。

前回の記事:ゲストハウス『Hanare』に宿泊し、谷根千の年末年始を堪能(1)
http://watanabedesign511.info/2019/01/15/hanare/

今回は、谷根千の街並みや行ったお店などを紹介します。

12月31日の谷根千の風景

有名な谷中銀座商店街はHanareのすぐそば。年末年始の買い物をしに来たお客さんで溢れていました。

夕焼けだんだん

麺や ひだまり

年越しそば、ならぬ、年越しラーメンを食べました。

Hanareのスタッフさんオススメのお店。カジュアルな店内なので女性も入りやすいです。

注文したのは全部入りの塩ラーメン。

あっさりした塩味でかつ出汁の旨味が出ているのでとても美味しかったです。

チャーシューもボリュームがあり、満足出来ました。

麺や ひだまり – 千駄木 | ラーメンデータベース
https://ramendb.supleks.jp/s/52048.html

銭湯『朝日湯』

Hanareには共用のシャワールームはありますが、浴槽はありませんので、基本的には近所の銭湯にお風呂に行く事になります。Hanareは、周辺の銭湯とコラボレーションしているので、チェックインの時に共通で使える入浴券をもらえます。

今回は最も近い『朝日湯』さんへ。

AsahiyuPlus|朝日湯・銭湯
http://www.asahiyuplus.com/asahiyuplus/Details/asahiyu

創業100年を誇る老舗の銭湯という事で、建物も趣があります。

お湯は結構熱かったですが、おかげで身体の芯からしっかり温まりました。

やはり、足を伸ばせる大きなお風呂は良いですね!!

風呂上がりのビール、ならぬキリンレモンは最高に美味しかったです。

根津神社で初詣

年が明けて元旦は根津神社へ初詣に行きました。

例年はあまりしっかりした初詣に行かないのですが、さすがに今年は谷根千に泊まったので、歩いて行ける根津神社に行きました。宿から近いので気軽です。

10時くらいに到着。人はいましたが、本格的に混雑する前だったのでゆっくり見て回れました。

池に浮かぶ銀杏の葉が美しい
連続する鳥居
狛犬
格好良いですね

本堂にはお参りの列が!まだ並べる人数だったので列に加わりました。

並んでいるとお正月を堪能している気分になります
美しい装飾

無事、お参りを済ませました。私がお参りし終わった後から、さらにどんどん混んできて、列もすごい事になっていました。

出店もたくさん出ていた

Hanareと谷根千散策のおかげで、かなり充実した年末年始を過ごすことが出来ました。

ゲストハウス『Hanare』に宿泊し、谷根千の年末年始を堪能(1)

2018年の12月31日から2019年の1月1日まで、大晦日を気分を変えて過ごしたいと思い、普段あまり縁のない東京の下町、谷根千エリアに宿を取って年越しをしようと思いました。

12月28日くらいに思い立ち、調べてみた結果、デザインが素敵そうなこちらの宿に宿泊しました。

Hanare

元々は、東京藝術大学の学生寮だった建物をリノベーションした建物だそうです。

hanareは東京・谷中のホテルです。
しかし、単に一つの建物に完結したホテルではなく、まち全体を一つの大きなホテルに見立てることで 地域と一体になったホテルです。
ホテルのレセプションは最小文化複合施設「HAGISO」の2Fにあります。
宿泊室はまちの中。
大浴場はまちの銭湯。….

about | hanare

HAGISO(萩荘)

こちらの多目的施設の2階がレセプションになってます。1階のカフェも気になりますが、まずは受付。

とても趣のある建物で、内装も素敵でした。このHAGISOだけでも満足してしまった感はありましたが、歩いて2分くらいのゲストハウス、Hanareに移動。

Hanare

こちらが外観。玄関はプッシュ式のダイアル錠になっていて、出かける時は戸締まりをする形になります。

年末年始だったので玄関にはお正月飾りが。

Hanare館内

下駄箱はこんな感じ。部屋ごとに靴を入れます。上に乗っている下駄も借りられるようです。夏などは良さそうですね。

照明も素敵です。

吹き抜けの階段、角度は急ですが昔の日本家屋っぽさを感じられます。柱や梁のかかり方も機能的で美しい。

玄関脇にあるセルフサービスのお茶やアメニティコーナー。
引き出しには綿棒や、眠れない時用に耳栓も入っています。
私は使いませんでしたが、壁は結構薄く、他の部屋の音などが聞こえやすいので、気になる人のために耳栓が用意されています。

写真の左側には、飲料水のサーバーがあります。温水も出るのでカップ麺やインスタントコーヒーなどを買ってきて部屋で飲む事もできます。

谷根千や都内の旅行ガイドなどが置いてあります。


洗面台。壁の板が素材そのまま使われていてとても格好良かったです。蛇口の取っ手の形もあまり見たことがない形で細部までこだわりを感じました。

KONOHA

今回はKONOHA(木葉の間)という名前の客室に泊まりました。

広さは10.7㎡なのですが、天井がかなり高いので全く狭く感じません。


部屋の中央にこの重箱のような箱が置かれているのですが。。。

手前にずらすと、物書きが出来る机になります。そして、重なってる箱の中に、、、

オリジナルデザインのアメニティが美しく収納されています。シャンプー&ボディソープ、歯ブラシ、そして、旅の記録を書けるノートまで!

ガラスに描かれている木の葉の模様が光をとても美しく通してくれます。こういったガラスは現在では生産されていないそうです。部屋の名前KONOHAは、このガラスの模様から取られています。

2階建ての建物の2階なので、抜かれた天井から屋根の形を感じ取る事ができます。

梁になっている木材もとても歴史を感じる趣があります。

組木の跡が見える柱


個人的に秀逸だと思ったのはこの、タオル掛けなどのデザイン。普通のホテルでは、フックとハンガー付いているだけ、という所が多いですが、壁に始めからタオル掛けがデザインとして付けられており、タオルをかけた時のたたずまいもとても美しいです。

貴重品ボックスとお香立ても調和の取れたデザインで備え付けられている
写真左から加湿器、ティッシュボックス、ゴミ箱。悪目立ちしがちな実用的な家電なども、白で統一されて目立たずに配置されている

細長い姿見。こんなデザインは初めてみました。実際に使ってみると、この細さでも全身を見ることが出来ます。

電気のスイッチも押しやすい。細かい部分まで気が使われているデザイン
部屋のネームプレートもオリジナルのデザイン

HAGISO – CAFE

宿泊プランには朝食がセットになっており、こちらのHAGISOのカフェで食べることが出来ます。

年末年始は特別メニューの『お雑煮』でした。

本もたくさん取りそろえられている
展示などが行えるギャラリースペース
店内インテリアも素敵です

お雑煮ですが、コーヒー付き。マグカップが素敵です。味も深煎りで、わりとしっかりしていて朝飲むのに丁度良い感じ。

こちらがお雑煮。出汁がかなりしっかりと出ていて、とても美味しかったです。

年末年始以外の、通常時のモーニングメニューも気になったのでまた是非食べに来たいと思いました。

東京に旅行に来た方はもちろん、都内に住んでいる方でも東京の魅力を再発見できる素晴らしい宿です。興味を持った方は是非宿泊してみてください!

Information

Hanare

谷根千の街並みなどは、次回の記事でご紹介します。

ゲストハウス『Hanare』に宿泊し、谷根千の年末年始を堪能(2)
http://watanabedesign511.info/2019/01/16/hanare-2/

インフォグラフィックスの聖地? アムステルダムのスキポール空港のサインデザインを写真でご紹介します!

オランダ、アムステルダムのスキポール空港(Schiphol Airport)は世界でも有数の乗り換え客を誇り、トランジット空港とも呼ばれています。

様々な国籍の人が使用するため、どの国の人にも伝わりやすいように案内のサインシステムが物凄く明快になっている、インフォグラフィックスの聖地とも言える場所!

2017年の夏と2018年の冬にこちらの空港を使用したので、そこで撮影した世界でも有数の明快なサインデザインを写真でご紹介します。(プライバシーへの配慮から、人の顔は黒く消しています。)

2017年夏

フランスのアルルに旅行をした際、マルセイユからオランダ経由で東京行きの飛行機に乗りました。トランジットの際にスキポール空港を使いました。

駐車場やタクシー乗り場の案内もわかりやすい
建築がかっこいい!
喫煙所を案内する看板が見える
鉄道の乗車口へのトンネル。未来的なデザイン
アムステルダム市内への案内はブルーのカラーで、空港内のイエローと対比させており、わかりやすい
電車の券売機
ショッピングゾーン。乗り場への案内板が大きく、すぐ目に入る場所に掲示されている
搭乗口の数字が大きい。遠目からでも視認性が高い
KLMのチェックインカウンター
広場
どこにいても、搭乗ゲートへの誘導が明快である
黒ベースと黄色ベースのサインがあるが、どちらも、方向を示す矢印は白抜きの矩形の中に入っているので見やすい
スキポール空港の有名な時計台。人が針を動かしているように見える
インフォメーションの「? | !」マークも大きい
英数字のメリハリの付け方が気持ち良い

2018年冬

今度はアムステルダム宿泊時に利用。冬の早朝なので薄暗いが、2017年の画像と比較してみてください。

電車やタクシー、トイレなどのピクトグラムも見やすい
非常口のサインも
「Departures / Arrivals」のサイン。見やすいだけでなく、デザインとしても洗練されている
トイレの案内。日本と比べて、サインの看板自体のサイズが大きい!
早朝ですが人通りが多い
床にもサインが貼ってあるのが見える
エレベーターのサイン
 搭乗ゲート直近のサイン。これも文字が大きい!

空港の中にいるだけで楽しめます。

旅行やトランジットでスキポール空港を訪れた際には是非、空港のサインシステムにも注目してみてください。


オススメの関連書籍

駅をデザインする(ちくま新書)

駅や空港などのサインシステム、インフォグラフィックスについて解説している書籍です。

オランダの廃棄食材活用レストラン「INSTOCK(インストック)」へ!

オランダ・アムステルダム旅行の記事です。最近話題になっている様々なレストランから廃棄予定の食材を集めて再活用したレストラン「INSTOCK(インストック)」

こちらのアムステルダム店でモーニングを食べてきました。朝はグラノーラのメニューだけですが、お店のコンセプトやオランダの食の豊富さを十分感じる事ができる内容でした。

Instock Amsterdam

場所はトラム7号線「Amsterdam, 1e Coehoornstraat」駅のすぐそばです。

店頭に置かれた「THE FOOD RESCUE BIKE」

朝は8:30からオープンです。予約は不要で入れます。

店内。12月の朝なので、まだ暗い

店内中央の黒板の下にある「607924」というカウンターは、様々なレストラン等から回収してきて、料理に使用するための食材ストックの数だそうです。

メニュー

モーニングの時間帯(オープン〜11:30まで)はグラノーラとドリンクのセットのみの1メニューとなります。

まずはコーヒー

これがモーニング(BREAKFAST)のセットです。

右の器に入っているのはなんと、珍しい、ビールを使ったグラノーラだとか。

ビールを使ったグラノーラ
混ぜます

ザクザクとした独特な歯ごたえとほのかな甘さで食べごたえがありました!

りんごの下には酪農国家オランダの名物、ヨーグルトがたっぷり入っています。水抜きされているのか、ズッシリとしたボリュームでとても美味しい!

モーニングセットなのでもっとあっさりしているかと思ったのですが、インストックのコンセプトを体験できるとても満足な内容でした!

次回はぜひランチやディナーで行ってみたいと思います。

INSTOCK アムステルダム店・モーニングタイムの評価


INSTOCK

https://www.instock.nl/

Restaurant Amsterdam
月-日 AM8:30 – PM11:00
Czaar Peterstraat 21, Amsterdam

こちらの紹介動画を見ると、雰囲気やコンセプトがわかりやすいと思います。

Instock Turns Surplus into Delicious Meals「一流シェフが腕をふるう」オランダの廃棄食品レストランInstock