六本木のANB Tokyoで開催されていたグループ展「Encounters in Parallel」を観に行きました。



RPSでインターンをされていた時に私の展示の設営などで大変お世話になった山本華さんの写真作品も展示されていました。





階毎に異なる作家が展示しています。6Fで展示されていた藤倉麻子さんの作品がとてもインパクトがあり面白かったです。















初めて行ったスペースだったのですが、ビル全体を使った展示は斬新な見せ方ができていて面白かったです。
I see the world from the perspective of a graphic designer.
六本木のANB Tokyoで開催されていたグループ展「Encounters in Parallel」を観に行きました。
RPSでインターンをされていた時に私の展示の設営などで大変お世話になった山本華さんの写真作品も展示されていました。
階毎に異なる作家が展示しています。6Fで展示されていた藤倉麻子さんの作品がとてもインパクトがあり面白かったです。
初めて行ったスペースだったのですが、ビル全体を使った展示は斬新な見せ方ができていて面白かったです。
ポーランド出身のドキュメンタリー写真家、Anna Bedyńska(アンナ・ベティンスカ)さんの写真展を観に行きました。
会場は初めて行く墨田区のギャラリー「Untitled Space」。
3日間だけの展覧会。
「90×90」という意味深なタイトルと、作品の解説を作家ご本人にとても丁寧にしていただきました。
かなりハッとさせられるストーリーで、シンプルな展示ながら深みのあるプロジェクトになっていました。
写真で物語を紡ぐ面白さを改めて体感することが出来ました。
本展のために作られたZINEも購入。こちらも素晴らしい!!
東京都現代美術館へこちらの展示を観に行きました。
公式サイト:
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/eiko-ishioka/
アートディレクター、デザイナー・石岡瑛子さんの大規模な回顧展です。
コロナ禍で入場制限がかかる可能性がある、ということでしたので、以下のWebサイトから事前予約チケットを取ってから行きました。
▶ポスターの現物だけでなく、色校正紙も展示されている
石岡さんの印刷指示が描かれた色校正紙が展示されていて、どれほどシビアにこだわって仕事をしていたのかが伝わってきます。
▶ブックデザインやパッケージデザインなども含め、様々な仕事が展示されている
広告や舞台衣装のデザインはよく知っていたのですが、ブックデザインもたくさんしていた、という事を今回初めて知りました。
マキシムのコーヒーボトルや、海苔のパッケージデザインなども日常に溶け込んでいる商品なだけに改めて展示されていると、石岡さんのデザインが日常化していた事を実感します。
▶マイルスデイビスのレコードジャケットデザイン
こちらの、超有名なレコードジャケットのデザインも石岡さんがされていたということを知って驚きました。
展示では、マイルスと直接やりとりしたメッセージ入りのラフスケッチや写真を撮影したアーヴィングペン(Irving Penn)への指示書などを見ることができます。豪華すぎるチーム!
▶舞台衣装も実物で展示
石岡さんの手がけた様々な舞台衣装を実物で見ることが出来ます。
スケッチも合わせて展示されているので見比べてみると面白いです。
ファッションデザインは実物が見られるととても良いですね!
▶残念だった点
基本的には素晴らしい展示だったのですが、以下の点が気になりました。
展示室内にBGM代わりに石岡さんのインタビューが流れているのですが、それが個人的には邪魔に感じてしまいました。3分くらいのインタビューをループしているので、同じコメントが何度も流れてくることと、内容が必ずしも今見ている展示部屋の作品と関連しているわけでは無いので、集中をそがれてしまうというが、作品の世界に入り込めない感じがありました。
この辺りの感じ方は人それぞれだと思いますが、やはり美術展は静かな環境で見たい気持ちがあります。
お昼は美術館内のレストラン『100本のスプーン』で食べました。
Soup Stock Tokyoと同じ系列ですが、ファミリー層をテーマにしたレストラン。こちらの現代美術館店では、家族でアートを楽しみながら食事が出来る仕掛けがたくさんありました。
光がたくさんはいる開放的な店内だったので、普通に食事するだけでもとても気持ち良かったです。
ランチパスタ
本日のパスタとコーヒーを注文しました。
この日のパスタは、温泉卵が乗ったボロネーゼ(1300円くらい)。
コーヒーは有機農園で作られた豆を使ったものだそうです(450円くらい)。しっかりとした味で、美味しかったです。
コロナ禍で海外作家の展覧会が難しくなってしまった中、本展示はしっかりと準備して高いクオリティで実現したことが伝わってくる内容でした。
観て損は無い展示だと思います!
私がいつも、写真集やアートブック、イベントなどでお世話になっているブックショップ、flotsambooksさんが東京の代田橋に実店舗をオープンしたので行ってきました!
入り口から見た印象よりも、実際に店内に入るとかなりたくさんの本が販売されています。
学生さんにも買いやすいリーズナブルな価格帯の本や、ZINEなどもたくさん置いてありました。
ネットショッピングも便利ですが、やはり実店舗だと思いがけない本との出会いがありますね。
この日は、初めて見たブルーノムナーリの素敵な作品集をゲット!
店主の小林さんによると、今後は、サイン会や展示などもイベントも行っていくようです。とても楽しみです!
営業時間は以下のTwitterに掲載されるそうです
@flotsambooks
住所は杉並区和泉1-10-7。最寄りは京王線の代田橋駅です。
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表参道のGYREにあるアートギャラリーで開催している「2018年のフランケンシュタイン – バイオアートにみる芸術と科学と社会のいま 」という展示を観てきました。
近年注目されている、合成生物学や3Dプリントなど、バイオテクノロジーを用いたバイオアートの展覧会。
金沢21世紀美術館の方がキュレーションに携わっているだけあり、とても面白かったです。
写真撮影可だったので、気になった作品をご紹介します。
ファッション界の鬼才、アレキサンダー・マックイーンの皮膚をファッションの素材にするプロジェクト。
彼の肌のシミやほくろ、刺青を、ジャケットやリュックのテクスチュアとして再現。ここで展示されているのは豚革を使用した精巧な試作品ですが、最終的には実際にDNAを採取し、幹細胞に移植して皮膚を作るという事までするそうです。
それも観たい!
どの位置から皮膚を採取したかが標本の様に描かれている。
空想の生物であるユニコーンを骨格、臓器、血管、内蔵、皮膚という詳細な部位を制作して想像から現実へと回復しようとするプロジェクト。
ゴッホが切り落とした左耳をゴッホの子孫の細胞と唾液から抽出したDNAで復元するプロジェクト。
DNAが正しければ本人と同一と言えるのか?という「死」の概念を問う。
環境汚染でタール漬けになった鳥を彫刻に。
タールが鳥の表皮を垂れる様子まで再現していて、リアル!
道端で拾ったプラスチックを溶かして磨くことで作成した人工の鉱物。
ハワイの海岸で実際に発見された「プラスティグロメレート」(溶けたプラスチック、火山岩、砂、貝殻が混じり合うことで出来た新種の鉱物)からインスパイアされた作品。
ニューヨークや東京、パリの街の形を3Dプリンタで作成した透明な容器。水槽の中のヤドカリはそれらを自分の「ヤド」として使用する。
ヤドカリが都市から都市へ引っ越しをするように見える。
純粋に、ヤドカリがヤドに入っている様子を透明な容器越しに見られるのがとても新鮮で面白い!
本展示でとりわけすごいと思ったのはこの作品!
路上に落ちているタバコの吸殻や毛髪からDNAを採取し、落とした本人の顔を復元するというプロジェクト。
かなり精巧に顔が再現されている。
これが採取した吸い殻や採取の場所を示す標本箱。これだけの素材からリアルな顔が再現される技術にゾッとしました。
この技術は「DNAスナップショット」と呼ばれる犯罪捜査ツールとしてアメリカでは既に実用化されているそうです。すごい技術…。
パンデミックを起こす危険性をもったウイルスのDNA配列をひたすら印刷していくプリンター。
人間が生命を容易に編集できるような時代になった事を暗喩し、警鐘を鳴らしている。
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最新のバイオテクノロジーの技術を知ることができ、それを芸術家達がどのようなメッセージを込めて作品に落とし込むかを堪能出来る充実の展示。
入場無料という事もあり、私は二回、観に行きました。
とても面白いので、タイミングが合う方は是非!
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展覧会情報
「2018年のフランケンシュタイン バイオアートにみる芸術と科学と社会のいま」
会期 : 2018年9月7日(金) – 10月 14日(日) / 11:00 – 20:00 / 無休
会場 : EYE OF GYRE / GYRE 3F
webサイト:https://gyre-omotesando.com/artandgallery/bioart/
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