【登山事故】父が両神山で亡くなった日の出来事|捜索願、警察とのやり取り、家族の行動など

私の父は2017年の8月に埼玉県秩父の両神山で登山中の滑落事故により亡くなりました。

その時の私の行動などを、できるだけ事実を客観的に書くことで、身内が登山事故にあった際に起きる出来事などの一例として参考になればと思います。

ショッキングな内容もありますので、読む時はご注意ください。

当時、私と両親は別々に暮らしていました。

8月14日:父が登山にでかけた日

朝、父が両神山の登山に出発。この日は一人での登山だった。

夜、下山予定の時間になっても父から母へ連絡なし。夜になっても父が帰ってこない。
母はなにかあったかと思ったが、雨でも降って帰りが遅くなっているのかと思い、一晩待つ。

8月15日:遭難から死亡へ。事故の対応

朝、母から電話があり「父が登山に出かけたきり帰ってこない」との内容。

昼前、父と母の住む実家の地域に向かい、その地域の警察署で母と合流。

捜索願を出す

母が捜索願を出し、両神山近くの小鹿野町の山岳救助隊による捜索が始まる。

父のものと思われる車が両神山の駐車場で見つかる。
この車は、身内が運転して持って帰らないといけないため、母は実家に戻り警察と連絡を取りつつ、私が秩父へ向かう。

車の回収と遺体の発見

秩父へ向かう途中、登山道から逸れた場所で父と思われる男性が倒れているのが発見されたとの連絡が、秩父の警察署から私に入る。

倒れていた男性は亡くなっていたとのこと。

父である可能性が高いため、遺体が運ばれる予定である、秩父の小鹿野警察署へ向かう。
この時、両神山の駐車場にあった父の車は、警察の方が小鹿野警察署へ運んでくれた。

警察署での出来事

夕方、小鹿野警察署に到着。数分後に父と思われる男性の遺体が署内に到着。

身元確認をする。まず、持ち物、遺体の近くに免許などが散らばっており、警察の方が集めて見せてくれた。
間違いなく父の免許だった。

次に遺体の顔写真を確認。

父であることが確認できたので、警察の方にその旨を伝える。

葬儀社の手配

遺体が父であることは確認できたが、警察署にある遺体は基本、遺族が持ち帰ることになる。
とはいえ、私自身が持って帰ることは難しいため、父の死亡が確認された後、すぐに実家の母に連絡をして火葬をする葬儀社を手配してもらう。

葬儀社の人に来てもらい、遺体を持ち帰ってもらうのだが、病院ではなく事故で亡くなった人を引き渡す場合、死体検案書という書類が必要になるとのこと。

死体検案書

死体検案書は検死や司法解剖をした医師に書いてもらう必要があり、今回の場合は埼玉県小鹿野町の病院の医師だった。

警察署にいる間に夜遅くなったため、病院には明日行くことに。この日は、遺体を警察署に置いてもらったまま、秩父の近くに宿泊した。

8月16日:手続きと帰京

朝、病院へ向かい、死体検案書をもらう。

小鹿野警察署へ向かうと、ちょうど、東京の葬儀社の方も署に到着していた。
父の遺体は葬儀社の方が、私は父の車に乗って東京へ戻った。
翌日には火葬を行うことができた。


以上が、私の父が山岳遭難、事故で亡くなった際の出来事です。
家族が遭難、そして亡くなるという出来事だけでも大変でしたが、遺体や車を運ぶことまで考えないといけない、という点もかなりハードでした。

この様な事故が起こらないことが一番ですが、もし同じ様なことが起きた場合の何らかの参考になればと思います。

関連書籍

ドキュメント 単独行遭難 (ヤマケイ文庫) 

私がブログで世の中に与えたい変化について

大小問わず、ブログによって世の中にどんな変化をもたらしたいですか ?

こちらのお題に答えます。

私のブログは雑記的な内容ですが、よく読まれているのはTIPS系の記事です。

日々の生活の中や、仕事をしている中で困ったこと、疑問を感じて調べた事を、原因(症状)と対処法として記事にしている事が多いです。

自分が困っていることは、他にも同じ内容で困っている人がいるに違いない

と考えているので、私がその困りごとにどう対処したか、という記事を書けば、同じ困りごとを持つ方も解決できるかもしれない、と考えています。

小さなことですが、困りごとを解決することで世の中の人の役に立ちたいと思っています。

私がお店を開くとしたら

お店を開くとしたら何を販売しますか ?

このお題に答えます。お店ってすごく大変そうですがやってみたい気持ちは実はずっとあります。

販売したい商品、というか、やりたいのはやはり本屋さんですね。

デザイン本や写真集、アートブックなどを取り扱いしたいです。

自分のお店に人がたくさん来てくれたらとても幸せだろうな…と考えます。

人が来るようにお店を始めることが、まずめちゃくちゃ大変だと思いますが…。

お店に限らず、何か、人が集まる場所を持てたら楽しそうだなと思います。

[日記]2023年8月9日|私が幸せな気持ちになる30個のこと

幸せな気持ちになることを30個挙げてください。

面白そうなお題なので挑戦してみます。

  1. カフェでコーヒーを飲んでぼーっとする
  2. 散歩をしながら好きな音楽を聴く
  3. 快適な室温の部屋で布団に入って眠る
  4. スーパー銭湯などで広いお風呂に足を伸ばして入る
  5. 新鮮な野菜がたくさん入った食事をする
  6. 仕事が評価され、クライアントからお礼を言われる
  7. ハンドメイドのアーティストブックを、失敗無く美しく完成させる
  8. 見始めたNetflixのドラマがものすごく面白くて止まらない
  9. 自炊で作った料理がとても美味しい
  10. 仕事のギャラが入金される
  11. メルカリに出した商品が売れる
  12. 身近な自然が美しいと感じる
  13. LINEマンガで新しい、面白いマンガに出会う
  14. 一生懸命掃除をした後の綺麗な部屋で過ごす
  15. 人と一緒にご飯を食べる
  16. 人と一緒にお酒を飲む
  17. 古着屋で自分の好みにピッタリ合う服が見つかる
  18. 床屋で髪を切る
  19. 香水やルームフレグランスなどで良い香りを楽しむ
  20. 聴いているラジオがとても面白い
  21. 新しく、好きになれそうな音楽アーティストが見つかる
  22. ブログを書く
  23. 昼寝をする
  24. 電車で座って、揺られながら寝る
  25. 電車やバスに乗って遠くへ旅行する
  26. 継続して読んでいるマンガの新刊が出る
  27. YouTubeで面白い動画に出会う
  28. プログラミングの勉強をする
  29. 家族に会う
  30. 美味しいおやつを食べる

以上です。

記事執筆時(2023/08/09)の内容なので、また別の日に書いたら変わるかもしれません。

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インデックス投資のバイブル「ウォール街のランダム・ウォーカー」を読了。NISAやiDeCoに興味を持った投資初心者にオススメの一冊!

「ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第13版> 株式投資の不滅の真理」という本を読みました。投資、それもインデックス投資のバイブルと呼ばれている本です。

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前々から興味があったのですが、たまたまAmazonでKindle版が50%ポイント還元になっていたので思い切って買ってみました。

本書に興味を持ったきっかけ

もともと、本書を知ったきっかけは、昨年のことです。世の中でNISAやiDeCoが話題になってきて「自分も検討したほうがいいのかな」と思いつつも、どうやって勉強したらいいか分からず、困っていました。

「できないのはあなたのせいじゃない―ブレインロック解除で潜在能力が目覚める」勝間 和代(著)

当時読んでいた勝間和代さんの「できないのはあなたのせいじゃない―ブレインロック解除で潜在能力が目覚める」という著書の中で「インデックス投資がおすすめ」と書かれており、勝間さんによると、「ほったらかし投資術」という本が投資初心者におすすめ、と書かれていました。

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「ほったらかし投資術」山崎元(著), 水瀬ケンイチ(著)

そこで「ほったらかし投資術」を購入して、読んでみたところ、非常にわかりやすく、自分でも日常で実践できそうな投資の考え方、方法が書いてありました。

全面改訂 第3版 ほったらかし投資術 (朝日新書) Kindle版

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「ウォール街のランダム・ウォーカー」は「ほったらかし投資術」の中で著者の山崎元さんが、ご自身の投資のバイブル、として挙げていた本です。

「ほったらかし投資術」を参考にNISAとiDecoをインデックス投資で初めて一年ほど経ちました。やはり、もっと深く投資について勉強したいと思い、「ウォール街のランダム・ウォーカー」を読むことにしました。

Kindle版だと厚い本も読みやすい

書籍だと厚い本ですがKindle版だと、スマホにダウンロードしておけば出先でもいつでも読めるので、通勤中やちょっとした空き時間などに気軽に読み進めることができました。

本の詳細な内容については、ぜひ読んでいただきたいのですが、簡単に感想を書きたいと思います。

「ランダム・ウォーカー」とは?

書名に入っている「ランダム・ウォーカー」とは酔っ払いの足取りのことを指すそうです。

道路の真ん中に立たせた酔っ払いが1秒後にどういう行動を取るか?家に帰るために駅に向かうかもしれませんし、その場に座り込むかもしれませんし、思いもよらない方向に走り出すかもしれません。

著者のバートン・マルキールは株価の動きを、酔っ払いの足取りのように予想がつかないもの、として捉えました。

  • 将来の株価の動きは、過去と全く関係なく動くことがあるため、本質的には予測不可能である。
  • 株価に大きな影響を及ぼす社会的な事象(ニュースなど)は突然、ランダムに降り掛かってくる。

本書では、「未来の株価は誰にも予想がつかない」という事を様々な実験や、過去の事例を元に述べています。

インデックス投資について

本書でおすすめされているインデックス投資とは、TOPIX(東証株価指数)やS&P500といった代表的な株価指数に連動する投資を目指すインデックス・ファンドを購入する投資のことです。

その市場を構成されている複数の銘柄がパッケージ化されたファンド(投資信託)であるため、個別の株を買うよりも価格変動のリスクに強い、ということが書かれています。

また、多くの人が購入するため、管理手数料も他のアクティブファンド(投資会社のファンドマネージャーが独自に組み合わせたもの)よりも低価格に設定されていることが多いです。

本書では、このインデックス投資がどれほど良いのか、ということが様々な実例を元に述べられています。

本の内容(1)ー人類の歴史

個人的には本の前半に書かれている、過去の歴史の話が非常に興味深く、勉強になりました。

17世紀のオランダで起きたチューリップ・バブルから、近年のビットコインのバブルまで、私達人類がいかにバブルとその崩壊の繰り返しに踊らされてきたか、という実例がこれでもか、と書かれています。

チューリップ・バブル(蘭: Tulpenmanie、 Tulpomanie、 Tulpenwoede、 Tulpengekte、 bollengekte。英: Tulip mania、Tulipomania、チューリップ狂時代とも)は、オランダ黄金時代のネーデルラント連邦共和国において、当時オスマン帝国からもたらされたばかりであったチューリップ球根の価格が異常に高騰し、突然に下降した期間を指す。

チューリップ・バブル, https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%96%E3%83%AB#cite_note-6 (2023/08/04アクセス)

歴史を学ぶことの重要性を改めて痛感させられます。

本の内容(2)ーインデックス投資の優れている箇所

そして本書の中盤では、ファンドマネージャーによる運用と、市場平均であるインデックスによる運用が結果においては大差がない(時にはインデックス運用の方が勝る)ということが様々な実験を元に書かれています。

このあたりは、個別株で大きく利益を上げている方や、ファンドマネージャーの方には不満を感じる内容かもしれません。ただ、かなり論理的に書かれているとは思うので、否定派の方にもぜひ読んでみていただきたいです。

本の内容(3)ーライフステージ毎の資産ポートフォリオの組み方

そして、後半では、年齢など人生のステージにおいて、実際にどのように資産ポートフォリオを組めば良いか、アドバイスが書かれています。この辺りは著者が住まうアメリカならではの制度なども出てくるので、日本で暮らす方にとってはポートフォリオの作り方は「ほったらかし投資術」の方が参考になるかもしれません。

まとめ

「ウォール街のランダム・ウォーカー」は、1973年に初版が出てから、私が購入した第13版まで、時代に合わせて改訂が続いている株式投資の名著です。

普遍的な内容だけでなく、近年の出来事までしっかりと織り込まれているので、非常に勉強になりました。

私のような投資初心者で、インデックス投資やNISA、iDeCoに興味がある方にはぜひ読んでいただきたい内容です。

ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第13版> 株式投資の不滅の真理 (日本経済新聞出版) Kindle版

ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第13版> 株式投資の不滅の真理 (日本経済新聞出版)

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