紙にまつわる基礎知識の中で、自分でもあいまいな用語などがあるので、備忘録としてまとめていきたいと思います。まず私がいつも間違えそうになる「縦目(T目)」と「横目(Y目)」について。
用紙に対してどのように入る物が縦目で横目なのか、図を作って覚えようと思います。
紙の目が常に垂直(上下)に流れると考えた場合、縦長の用紙に入るのが縦目(T目)、横長の用紙に入るのが横目(Y目)と覚えるのが良さそうです。
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紙にまつわる基礎知識の中で、自分でもあいまいな用語などがあるので、備忘録としてまとめていきたいと思います。まず私がいつも間違えそうになる「縦目(T目)」と「横目(Y目)」について。
用紙に対してどのように入る物が縦目で横目なのか、図を作って覚えようと思います。
紙の目が常に垂直(上下)に流れると考えた場合、縦長の用紙に入るのが縦目(T目)、横長の用紙に入るのが横目(Y目)と覚えるのが良さそうです。
InDesignで正規表現検索を使い、段落先頭に一文字空けを作る方法をご紹介します。
正規表現検索・置換する際にどのような文字列を入れれば良いのか、手順を記載。文字組アキ量設定や段落インデントなど他の一文字空け方法との違い(メリット・デメリット)もご案内します。
今回はこちらの文章をサンプルに使い、説明していきます。
メニューバーから「編集」>「検索と置換」のウィンドウを開きます。
正規表現のタブを選択し、
検索文字列に「\r」
置換文字列に「\r」と「全角スペース」
を入力します。
\はバックスラッシュです。Macだとoptionキーを押しながら¥のキーを押すことで入力できます。正規表現では一般的にこのバックスラッシュを先頭に入れます。
「\r」の記号は「改行」を意味します。
つまり「\r」を「\r」と「全角スペース」に検索・置換することで、改行の次(新しい行の始まり)に全角スペースが入ることになります。
これで置換をかけるとこのようになります。
この検索・置換だとテキストボックスの一行目にはスペースが入らないのでそこは手動でスペースを入力します。
基本的にはこれで完成です。ただしテキストデータの段階で全角スペースが入っていたりすると、スペースが重複たりする可能性もあるので全角スペースが2つ連続している場所を検索して、1つにします。
検索文字列に「全角スペース」+「全角スペース」
置換文字列に「全角スペース」(1つのみ)
これで完成です。
InDesignで段落先頭の一文字空けを入れる際のやり方は他にも色々あります。
文字組アキ量設定や段落のインデントで段落スタイルとして設定する方法、などです。
今回ご紹介した正規表現で空ける方法は、編集の人とInDesignデータを共有する場合や一段落目だけ一文字空けない、などの時に私は使用しています。
設定で自動的に空ける方法の場合、イレギュラーな箇所(カギ括弧の時は一文字空けしない)やデザイナー以外の人とデータ共有する場合、設定を理解し変更するのが難しいというデメリットがあります。
今回のようにスペースを入れる方法であれば、融通が利きやすいです。
他にもオススメの方法などあれば、コメント欄で教えて頂けると幸いです。
今回の作業環境
銀座にあるSony Parkで開催されていた「#005 PHOTO Playground -写真と出会う、写真と遊ぶ」という展示を観に行きました。関健作さんによるブータン×ラップ×トイレの作品「GOKAB」を中心に、興味深かった展示を写真でご紹介します。
イベント概要
写真のある豊かな暮らしを提案する〔IMA(イマ)〕をコラボレーターに迎え、”写真”の可能性を広げ、見るだけでなく新たな発見や体験ができる、アートフォトの立体展示です。
Ginza Sony Park | Program | #005 PHOTO Playground – 写真と出会う、写真と遊ぶ –
私たちにとってより身近な存在となっている”写真”。 「#005 PHOTO Playground」では、”写真”が持つ可能性や自由度に着目し、写真の可能性を広げ、写真と遊べるプログラムとなります。
本城直季さんによるメインヴィジュアルが目印。代々木公園をミニチュア風に撮影しています。
このように地上階から地下3階にかけて、様々な作家の作品が点在しています。
今回のお目当てはこちら。写真家・関健作さんの「GOKAB」です。
公園といえば、公衆トイレ。地下二階の会場のトイレを模した扉を開けると、中の壁には写真の上にグラフィティが施された作品が現れます。これは2007年から3年間、ヒマラヤの麓の小国ブータンの小中学校で教鞭をとった関健作が、現地の若者たちの日常を追ったもの。独自の文化を守り、「国民総幸福量」を標榜するブータンは、時の止まったおとぎの国のようなイメージで知られていますが、実際には近代化が進み、他の都市と同様、街にはヒップホッパー達がいます。私たちの勝手なイメージを裏切るギャップに溢れた作品からは、彼らの社会に対するメッセージを読み取ることができます。
Ginza Sony Park | Program | #005 PHOTO Playground – 写真と出会う、写真と遊ぶ –
こちらの4台並ぶトイレの個室が展示となります。この日は、一番左側の部屋は調整中という事で観られず。
「female」の個室を開けると…
このようにブータンの若いラッパーを関さんが撮影した写真、その上に彼ら自身がグラフィティを施した「GOKAB」プロジェクトの写真が現れます。※GOKABとはブータン語で『チャンス』という意味だそうです。
床にはブータン式の便器も!
こちらのmonk(僧侶)の扉を開けると…
それぞれメッセージを持ったラッパー達の写真が現れます。
なぜラッパーが僧侶なのか?
以前に作家である関さんに聞いたところ、「ブータンのラッパー達はその歌で若者達に希望を与えている。国内各地を巡りながらポジティブなメッセージを届けるその姿が、僧侶のように感じます。」と仰っていました。
こちらのyouの個室には何があるのでしょうか、、、?
扉を開けると….
このような強烈なイメージが!
元から展示されている関さんの作品の上に来場者が自由にペンでメッセージを描けるインスタレーション作品になっているのです!
私が訪問したのは展示が始まってから1週間経った時だったのですでにたくさんのメッセージが描かれていました。
この部屋はとても人気で訪れた家族連れや若者達が次々と入っていき、思い思いのメッセージを描いていました。
こういった来場者とコラボレーションする作品はすごく良いですね!
個人的には難しいテクノロジーなどを使わずに、ペンで描くだけというアナログな方法で誰もが気軽に楽しめる展示になっていたことがとても面白く感じました。
3連休中日に訪問したのでかなり混雑したためゆっくりとは観られなかったのですが、関さんの作品以外で気になった作品を写真でご紹介します。
顔のパーツが植物のようにニョキニョキ生えてます。
始め見た時は遊び方が分からなかったのですが、この顔の裏からのぞいて顔ハメみたいにして撮影している方が多かったです。なるほど!
夜の公園の遊具をライティングして撮影した作品。この作品もかなり好きです!日常で意識せずに観ている物が、写真の力によって彫刻作品の様にその存在感が際立ってきます。
スフィンクスの遊具など、強烈ですね。
かなり世界観があるシリーズなので、この作品だけの展覧会を観てみたくなりました。
自動販売機に掲示された虹色のポスターを接写したグラフィック作品。
パトカーと馬をモチーフにした写真を巨大なターポリンに印刷しオブジェのように丸めて積み重ねた作品。
この作品もとても面白いと思いました!展示会場となっている駐車場の天井につきそうなくらいの巨大さに圧倒されます。
この場所に来ないと体感できない作品といった感じで見に来た甲斐がありました。
他にもVRを活用した作品などがあったのですが、会場の混雑もあり体験型の展示はなかなか難しかったです。
会期終了までに平日にもう一度行けたら、今回観られなかった展示も体験したいと思います。
展示情報
Webサイト:https://www.ginzasonypark.jp/program/009/
開催日:2019年2月1日(金)- 3月3日(日)
※地下3階の小山さんと藤原さんの作品は2月27日(水)まで
時間:10:00ー20:00
会場:GL / 地上階、B1〜B3 / 地下1階〜地下3階
料金:無料