InDesign欧文組版: 設定覚書

InDesignで欧文組版をする際の設定をメモ替わりに覚書として残します。

・スラッシュ(/)の処理

スラッシュの前後は基本的にはスペースは入れない。
但し、そのままだと詰まりすぎるので前後に6分の1スペースを入れる。

・半角ダーシ

[option]+[-]

・全角ダーシ

[option]+[shift]+[-]

思いついたら随時、追加していきます。(最終更新日:2018/10/13)

Microsoftのサブスクリプションサービス「office365 for business」 を契約

 

Mac版のoffice2011をずっと使っていたのですが、Windows使用のお客様からのWord原稿を開く際にofficeが落ちてしまいデータが全然開けない、という事が頻発してきました。

さすがに、限界を感じofficeのバージョンアップを決意。当初はそのままMacのoffice2016にバージョンアップしようかと思ったのですが、数ヶ月前に行ったDTPの勉強会で「秋にはofficeの新バージョンが出ると思います」という言葉を聞いて、やや躊躇してしまいました。

そんな時、officeにも月額制のサブスクリプションサービスがあることを思い出しました。

調べてみると、一般法人向け(個人事業主でも登録できました)の「Office 365 Business」のプランであれば、月900円で常に最新のofficeアプリケーションが使用できる!

私が受けている業務の80%で、デザイン用の原稿はWordやExcelで来るので、思い切って「Office 365 Business」を契約しました。

以下、2ヶ月ほど使った感想です。

◎良い所

▶常に最新のofficeアプリケーションが使用できる
→お客様から支給されるWord原稿などがほぼ問題なく開けるようになりました!

▶クラウドストレージ「One Drive」が1TB使える
→DropboxやGoogleドライブと比較すると使い勝手はイマイチですが、officeの月額料金内で使用出来るのはかなり良いです。

▶モバイルアプリとの連携がしやすい
→厳密には、アカウントがあれば月額契約をしなくても良いみたいなのですが、移動中にWordやExcelを確認したり、PowerPointでスライドの編集をしたりする事が、PC版と連携しながら出来るのはかなり便利だと感じます。

△イマイチな所

▶買い切りでなく月額制である
→使用するには料金を払い続けなければなりません。…ただし、仕事で使うソフトである以上、買い切り版であっても定期的なバージョンアップは避けられないので、個人的にはそこまで大きな問題では無いかと思います。

以上、現時点ではイマイチな箇所はあまりありません。
もともとMacとはあまり相性の良くないoffice系アプリの書類が、
ほとんどノーストレスで開けるようになったメリットの方が大きいです。
もっと早く契約しておけば良かった。

「office365 for business」 は、業務でofficeを使用する方、特にMacの方にはかなりおすすめできる選択肢です!

macOS 10.12 sierraでInDesign CS5をなんとか動作させる方法

ある案件で、InDesign CS6までの形式でデータを納品して欲しい、という時があり、私が当時使用していたmacのOSバージョンは10.12 sierraだった。

所有していたInDesign CS5をsierraのmacにインストールしたところ、インストールはできたのだが、アプリケーションを起動しても強制終了されてしまう。

InDesign CS5が対応しているmacのバージョンは10.9 mavericksまでなので当然といえば当然なのだが、mac自体のバージョンを下げると他の案件の時に不便が生じてしまうので、どうにかできないかと考え、以下のソフトを使用することにした。

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非デザイナーの方にも!Macの標準フォントでデザインに使えるおすすめ書体〈欧文編〉

Mac OSに搭載されている標準フォントの中から、私がデザイン制作でも良く使用するおすすめのフォントを紹介。(OSはSierra)

前回の和文フォント編に引き続き。今回は欧文フォント編。

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非デザイナーの方にも!Macの標準フォントでデザインに使えるおすすめ書体〈和文編〉

Mac OSに搭載されている標準フォントの中から、私がデザイン制作でも良く使用するおすすめのフォントを紹介。(OSはSierra)

近年、標準フォントにもクオリティの高いものが増えてきているので、非デザイナーの方でもここで紹介するフォントを上手く使用すれば、プロ顔負けのハイクオリティな制作物を作ることができるだろう。

和文:明朝体

漢字、ひらがな、カタカナ、英数字を収録した「和文フォント」と英数字のみを収録した「欧文フォント」に大きく分け、さらにフォントの形によって分類して紹介していく。今回は和文フォント編。まずは明朝体から。

ヒラギノ明朝体 ファミリー*

ファミリーとは複数の太さを取り揃えた同一の骨格を持つフォントのシリーズの事。ファミリーの数が多いフォントの方が、本文や見出しなど使い回しがしやすい。

字游工房によるデザイン。現代的でシャープな表情を持つ明朝体で、雑誌やパンフレットなどに最適。

凸版文久明朝 & 見出し明朝 ファミリー*

字游工房デザイン。凸版印刷で使用されていた書体を現代向けに改刻。紙だけでなく、スクリーン上に表示された時の視認性も考慮されている、読みさすさを重視した明朝体。

游明朝体 & 游明朝体+36ポかな ファミリー*

字游工房デザイン。「時代小説が組めるような明朝体」をテーマにデザインされた游明朝体Rを核としたフォントファミリー。クセの無いオーソドックスな字形なので多用な媒体で使用可能。

游明朝体の仮名のみをクラシカルな「36ポかな」に差し替えた「游明朝体+36ポかな」はタイトルや見出しなどで大きく使いたい時に適している。

和文:ゴシック体

ヒラギノ角ゴ ファミリー*

字游工房デザイン。「ヒラギノ明朝」との組み合わせを意識してデザインされたオーソドックスなゴシック体。「ヒラギノ明朝」同様、あらゆる媒体で違和感なく活用できる書体である。

凸版文久ゴシック & 凸版文久見出ゴシック ファミリー*

字游工房デザイン。横組みでの使用に特化して作られた、本文用のゴシック体。仮名文字の、筆が入る際のでっぱりを左向きにつけるという珍しいデザインで、独特の読むリズム感を演出している。

游ゴシック体 ファミリー*

字游工房デザイン。游明朝体と対になるオーソドックスなゴシック体。品格と可読性を併せ持つ完成度の高い書体。

和文:丸ゴシック体

筑紫A丸ゴシック ファミリー*

フォントワークスによるデザイン。「筑紫」はフォントワークスが独自に開発している書体シリーズ。この丸ゴシックは、現代的な表情でありながら、ふところを絞ったデザインにより、“温かさ”や“なつかしさ”を感じさせるような味わい深さを持っている。

筑紫B丸ゴシック ファミリー*

筑紫A丸ゴシックの仮名をよりオールドスタイルなデザインにしたもの。とてもレトロ感が出ている。

*マークのフォントはFont Bookからダウンロードして使用可能になるもの。使用方法は以下のリンクを参照。
https://support.apple.com/ja-jp/HT206872

欧文フォント編は次回に。

タイポグラフィおすすめ書籍

定番フォント ガイドブック


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