アムステルダムでオススメのアートブックショップ『MENDO』

オランダ、アムステルダム旅行では、市内の本屋を何軒か回りましたが、行った中で一番素敵だったのが、MENDOというアートブックショップです。

黒い看板が目印

Webサイト(https://www.mendo.nl/)もかなりオシャレですが、店内のインテリアも黒で統一されていてとても格好いいです。

店内に何ヵ所か椅子が設置されていて、座って本を確認することが出来ます。

写真集やアートブックは大きくて重い事が多いので、座って読めるのはかなり快適でした。まさに、本好きの気持ちが分かっています。

サイトにも記事があるように、スタッフの方がオススメの本をセレクトして特集を組んでくれています。どんな本が選ばれているかを見るだけでも勉強になります。

また、MADE BY MENDOというレーベル名で自分たちで出版もしているようです。センスのある本屋さんの出版レーベルなだけあって、装幀がとても素敵な本ばかりでした。アムステルダムの歴史や街に関連した内容の本も多かったです。

さらに、店内で什器として使用されている真っ黒い本の形のブックスタンドやオリジナルの香水などもプロデュースして販売していて本当に多才です。

私が訪問した際にも、このお店をめがけて来たと思われる旅行客が、両手いっぱいに本を買って帰っていきました。

オーナーの方もとても親切に本の事を教えてくれます。

アートブックや写真集に興味がある人には、アムステルダムで是非行って欲しい書店です!

店舗情報

MENDO

  • Webサイト(オンラインショップ):https://www.mendo.nl/
  • 住所:Berenstraat 11, 1016 GG Amsterdam The Netherlands

フリーランスデザイナー歴7年目の私が、独立当初にした準備と、当時の貯金額

私が5年半勤めた会社を退職し、フリーランスのグラフィックデザイナーとして独立して6年。今期で7年目を迎えます。

私が会社を辞めて独立を志した際に行った事前の準備や、独立してすぐに行った事、独立当初の貯金額についてご紹介します。会社を辞めて独立を考えている方がいましたら参考にしていただければと思います。

CONTENTS

独立前(会社員時代)にやったこと

1.クレジットカードを契約する

フリーランスになってすぐは信用が無いのでクレジットカードを新たに契約する事が難しくなります。ですので、できるだけ会社にいる間にクレジットカードを作っておくと良いです。

出来れば、クレジットカードも事業用とプライベート用を分けておくと良いです。

2.PC(Mac)、プリンター、Adobeソフトなど、機材を用意する

独立してすぐに仕事を受けられるように、自宅にMacとプリンター、Adobeソフトなど、必要な機材を少しずつ用意しておきました。

Adobe Creative Cloud コンプリート|12か月版|オンラインコード版

今になって思うとこれらの機材は独立してから用意した方が、経費申請出来るので良かったかもしれません。

独立してすぐやったこと

1.知り合いに独立した事を伝える(手紙、メールを出す)

フリーランスのデザイナーになると決めて、まず、親しい先輩でフリーランスデザイナーをしている人がいたので、独立する事を相談しました。大変ありがたいことにその先輩からお仕事を紹介してもらうことが出来ました。

それ以外でも、学生時代の先輩や同級生、会社員時代に知り合ったデザイナーの方など、つながりがある人にはできるだけ手紙やメールを出して、独立した事を伝えました。

その甲斐もあり、独立してすぐにいくつかお仕事を頂く事が出来ました。

自分でも思ってもいない方向からお仕事のお話を頂く事もあったので、とにかく、自分の知る範囲で出来るだけ多くの人に独立した事を伝える事が重要です。

2.携帯電話(スマートフォン)の契約をキャリア(au)からMVNOに変更

仕事の安定しない独立当初は、とにかく固定費を節約する必要があります。ずっと契約していた携帯電話(スマートフォン)の通信キャリアをauからMVNOのOCNモバイルONEに変更しました。※au機種はOCNモバイルONEに対応していないので、auのスマートフォンを売却し、OCNモバイルとセットで使えるSIMフリースマートフォンを購入しました。

それからずっと、OCNモバイルONEの音声通話付きの一番安いプランで使用していますが、通信速度などで困ったことはありません。

OCN モバイル ONE 音声通話+LTEデータ通信SIM 月額1,600円(税抜)~(マイクロ、ナノ、標準)

3.事業用の銀行口座を開設する

ギャランティーを振り込んでもらうための事業用の銀行口座を開設します。個人事業主の場合、個人名で開設して問題ありません。

生活用の口座と事業用の口座を分けている事が重要です。

ただし、請求書を発行する場合は、振込先口座に口座に使った自分の氏名を記載しましょう。

銀行の選び方はどこでも良いとは思いますが、様々なクライアント企業とのやりとりで使う銀行になるので、ネット専門の新興の銀行よりは、名前の知られている大手銀行の方が良いと思います。

4.開業届を税務署に出す

屋号と開業日を決めて、税務署に開業届を出しました。開業届については、出しても出さなくてもあまり変化は無いようなのですが、私は、気持ちにメリハリをつける為に出しました。

5.「所得税の青色申告承認申請書」を税務署に出す

開業届を出した後で、「所得税の青色申告承認申請書」を税務署に提出します。

私の場合、実際、始めの1年は白色申告だったのですが、後に記述する会計ソフト(freeeなど)を使えば青色申告も簡単にできるので圧倒的にメリットが多い青色申告をオススメします。

6.freeeなどの会計ソフトを導入する

確定申告に向けて、会計ソフトを導入します。

私は、クラウド会計ソフトfreeeのスタータープランを使用しています。使っている間にプランの仕組みも変わっているのですが、年額9,800円のプランです。

高いと思われるかもしれませんが、これを使う事で、青色申告の65万円特別控除を受ける事が出来るので自力で白色申告(10万円控除)するよりも金額面でのメリットが高いです。

その他、仕事場や機材など

私はずっと自宅を仕事場として使用しているので、オフィスとして別の部屋を借りたり、という事は無かったのですが、自宅と仕事場を分けたい場合は、シェアオフィスや賃貸物件を探す必要が出てきます。

私の住んでいる賃貸住宅では、「事務所として使う事は問題無いが、不特定多数の人が出入りする様な事はやめて欲しい」という条件がつきました。なので、打ち合わせをする場合は自宅にお客さんは呼ばず、こちらから行くか、近所のカフェなどに来ていただいています。

また、自宅を仕事場として使う場合も、賃貸住宅の場合、大家さんや管理会社にその旨を伝える必要があります。

PCやプリンター以外の機材も、必要に応じてそろえていく形になります。

グラフィックデザイナーとして仕事をする場合、モリサワパスポートの契約も必要になると思います。

MORISAWA PASSPORT ONE

独立した時の貯金額

200万円

退職前までに貯めていた金額です。

幸いにも先輩の紹介で、独立してすぐにお仕事を頂けたので、この額でもしのげましたが、貯金は多いに越したことはありません。

毎月決まった金額のお給料をもらえる会社員に比べて、フリーランスの仕事は、

デザイン→納品→請求→入金

というプロセスをふまえるので、仕事を受け手から入金があるまで、短くても2〜3ヵ月かかってしまいます。そのため、初めての仕事の場合、入金までの期間は無収入になります。その期間に耐える生活費の蓄えは必須になります。

まとめ:フリーランスデザイナーとして独立する時に1番必要な物

何はともあれ、貯金です!

機材などは独立してから購入するのでも全く問題ありません。

とにかく、始めの仕事を受けてから入金するまでの無収入の期間を耐えうる貯金が必要で、多ければ多いほど良いです。

後は、「独立してフリーランスとしてやっていく」という事をとにかく色々な人に言う事も大切です。

「また就職するかも」という中途半端な言い方だと、いただけるお仕事もいただけなくなります。

自分の周囲の人に決意を伝える事はとても大切です。

以上が、私がフリーランスデザイナーとして独立したときの経験をふまえた記事となります。

また、書き損じている内容があれば随時追記していこうと思います。


オススメ書籍

デザイナーとして起業した(い)君へ。成功するためのアドバイスーWork for Money, Design for Love

日本2号店!朝食専門店「egg農大店」でALL DAY BREAKFAST!

2005年にブルックリンで誕生した朝食専門店『egg』。西池袋の『egg東京』に続き、日本2号店となる東京農大店へ行ってきました。

CONTENTS

店舗について

こちらの店舗は、世田谷の東京農業大学が所有する「食と農」の博物館の建物内にあり、農大とコラボレーションしたメニューなどを提供している事が特徴。

朝食専門店と書きましたが、もちろん昼間も営業しています。“ALL DAY BREAKFAST” をコンセプトに掲げ、一日中、特に卵にこだわった朝食メニューを食べる事ができます。

東京農業大学「食と農」の博物館

「食と農」の博物館は新国立競技場も手がけている隈研吾氏による建築。大きな窓から採光しているので、店内もとても明るく、室内とは思えない開放感があります。

メニュー表
店舗入り口
ブルックリンの地図が雰囲気を演出

テーブルに案内され、驚いたのが、クレヨンがあること。テーブルにはクロスの代わりに、模造紙のような紙が敷いてあり、自由に落書きすることができます。

ファミリーを特にターゲットにしているので、これは子供は嬉しいですね!

大人同士でも、絵を描きながらコミュニケーションを取るってなかなかしないので、とても面白かったです。

テーブルに紙が敷いてあるので直接絵を描いてOK

ベイクドチーズケーキ

今回は昼過ぎに伺い、コーヒーとケーキのセットを注文しました。

注文したのは

  • 手作りベイクドチーズケーキ…500円
  • ドリップコーヒー…430円

コーヒーとケーキを合わせて頼むと、セット価格でドリンクが300円になりました。

【ドリップコーヒー】

有機栽培されたコーヒー豆を使用しているそうです。

わりと、飲みやすい、というかあっさり目なので、万人受けする味だとは思いますが個人的にはもう少し深煎りが好みです。

【ベイクドチーズケーキ】

かなりズッシリとしたボリュームのあるケーキで、美味しかったです!

このボリュームでこの価格は安い!と感じました。

今回はお昼ご飯を食べてから行ったのでケーキとコーヒーだけの注文でしたが、こちらのメニューを見ると、オムレツやエッグロスコが名物のようなので、次回は是非それらに挑戦したいと思います!

2019年2月16日追記

ランチタイムに再訪問してみました。

二人で行ったのでランチセットの「フィッシュフライバーガー」と「フライドチキンバーガー」を注文。

フィッシュフライバーガー

フィッシュフライバーガー タルタルソース…¥1,300

ランチセットはポテトかサラダのサイドメニューをつけられるのでこちらはフライドポテトを注文。

バーガーはボリュームたっぷり!カリカリのフライの中はふわっとした白身魚が入っていてとても美味しいです。タルタルソースともとても合う味で大満足!

ジューシーチキンカツバーガー

ジューシーチキンカツバーガー…¥1,300

こちらもすごいボリューム!!鶏の胸肉が1枚まるごとくらいのサイズで入っています。タイトルにある通りものすごくジューシー!

味付けもアメリカンスタイルなのかしっかり塩の効いた味でした。塩分を気にされる方は前述のフィッシュフライバーガーの方が良いかもしれません。

次回は朝食の時間帯に行ってみようと思います。

egg 東京農大店の感想(2019年2月16日現在)

店舗情報

egg 東京農大世田谷通り店

158-0098 東京都世田谷区上用賀2-4-28
東京農業大学「食と農」の博物館 1F
Open: 8:00~17:00 (土日祝)9:00~17:00 (平日)
Close: 毎週 月曜日、毎月最終火曜日
TEL: 03-3706-0151

プリンターの互換インクを使う2つのメリットとデメリット

フリーランスになってから始めの3年くらいは、こちらの、CanonのA3ノビまで対応できるインクジェットプリンターを使用してデザイン(DTP)業務をしていました。

Canon インクジェットプリンター PIXUS iX6830

仕事もそれほど多くなかった時期なので、純正のインクでは無く、他社製の互換インクをずっと使用していました。

しかし、プリンターを買い替えると共に、互換インクを使うのは一切辞め、今は純正のインクだけを使用しています。

互換インクを使うメリットとデメリットは何なのか?私の経験から、所感を書いていこうと思います。

互換インクのメリット

1. 圧倒的に安い

まず、純正品と比べると大分安いです。

iX6830の純正インクは、単品だと1色1500円程度、セットの物は6000円くらいの価格で販売されていました。

これが、互換インクになると、会社にもよりますが、半額近くまで安くなります。

私が使用していた互換インクの会社では、単品が700円、セットの物が3000円程度で販売されていました。

互換インクを使う人は大半の人が、この、価格の安さを魅力に感じると思います。実際私も、この安さには大分助けられました。

2.販売サイトが多い(納期・ポイント)

互換インクも様々なメーカーがありますが、意外と、販売サイトが多くすぐに購入する事が出来ます。

互換インクメーカーのホームページで注文しても中1日くらいで届くので納期については心配はありません。

また、ポイント還元をしている所も多く、まとめて買う事で独自のポイントがついたり、楽天やYahooに出店しているメーカーで買えば、そこでポイントを溜める事もできます。

同じ互換インクメーカーをずっと使うのであれば、ポイントを使うことでさらに安く購入することが可能です。

互換インクのデメリット

1. メーカー保証や修理の対象外になる

互換インクを使った段階で、そのプリンターはメーカー保証や修理の対象から外れてしまいます。

つまり、プリンターが故障してしまった場合、自分で直すか、諦めて新しい物に買い替えるか、の2択になってしまいます。

iX6830は当時の売価が25,000円くらいだったので、その位の価格であれば買い替えても良いのですが、仮に本体が50,000円近い機種の場合、修理が効かず、買い替えになってしまうのはかなりの痛手です。(実際、iX6830は3年間の使用中に一度壊れ、同じ物を買い直しました。)

プリンターは捨てる時には粗大ゴミに出すことになるので、環境のためにも、修理して使う方が好ましいです。

2. インクの発色が純正に劣る

私が互換インクの使用を辞めた大きな理由がこちらです。

互換インクも会社によって質はまちまちで、頑張っている所もあるのですが、インクの発色はどうしても純正より劣ります。

インクジェットプリンターの『発色が良い』という特徴が無くなってしまう感じです。

趣味で使う分には互換インクでも良いのかもしれませんが、業務で使うとなると、色が濁っていたりすると正確にデザインを判断する事が難しくなります。

また、書類をお客様に渡す場合も、発色がイマイチなので、自分でプリントアウトした物は使用出来ず、仕方なく近所のセブンイレブンでネットプリント出力した物を使用していました。

いくら、安い互換インクを使用していても、時間=コストと考えた場合、これでは採算が合いませんね。。。

デザイナーとしても、せっかく作ったデザインの発色が悪いと気分が上がりません。

以上の事があり、私は今は互換インクを使用していません。

まとめると、以下の様になります。

互換インクが適している人

  1. 主に趣味でプリンターを使用する人……印刷クオリティはほどほどあればOK
  2. プリンター本体の価格が安い機種を使用している人……例:5,000〜30,000円。インクが原因でプリンターを買い替えても痛くない金額
  3. 楽天やYahooなど、各種ポイントを溜めるのが好きな人

純正インクが適している人

  1. 主に仕事でプリンターを使用するプロのクリエイター
  2. プリンターの本体価格が高い機種を使用している人

結論

やはり、デザイナーや写真家など、クリエイティブ業に関わるプロの人は純正インクを使用すべきです。

現在使っているプリンター

私が現在使っているプリンターはこちらです。

エプソン プリンター A3 インクジェット ビジネス向け PX-S7050

ビジネスインクジェットプリンターというジャンルで、インクジェットプリンターの発色・経済性と、レーザープリンターのプリント速度を合わせた様な機種になっています。

印刷スピードがとても速いので、販売用などでは無い、自分で確認するレベルのクオリティや、企画書などプリントアウトでは十分過ぎるほど役に立ちます。

インクは勿論、純正の物を購入して使用しています。

本体は、後継機種が販売されたこともあり、かなり安くなっていますね。