Windowsユーザーに!写真をカッコ良く加工できる2大無料ソフト&サービス

素人の方がデジカメで撮った写真データを、プロっぽく加工できるようなソフトをご紹介します。(プロっぽくなるかどうかは、元の写真のクオリティとソフトの習熟度合いにもよりますのでご注意ください。)

Adobeソフトの契約はしていないけれども写真を補正したい方は参考にしてください。

どんな人がターゲット?

  • デザイナー以外の方
  • Adobeソフトを契約していない方
  • Windowsユーザーの方

どこで使用できる?

フリーソフトとして自宅のPCにダウンロードしたり、Web上で使用します。

どんな時に使う?

寒々しい雰囲気の写真を明るくしたり、影になってしまっている部分を調整する。

ソフト/サービスの紹介

Adobe Photoshop Express

Adobeの有名な写真編集ソフト「 Photoshop」の入門用のようなソフトで、無料のようです。

Windows用なのでMac環境の私は試したことはありませんが、以下のURLからダウンロードしてインストールできます。

https://www.microsoft.com/ja-jp/p/adobe-photoshop-express-%E7%94%BB%E5%83%8F%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%BF%E3%83%BC-%E8%AA%BF%E6%95%B4-%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC-%E5%8A%B9%E6%9E%9C-%E5%A2%83%E7%95%8C%E7%B7%9A/9wzdncrfj27n?activetab=pivot%3Aoverviewtab

Googleフォト

Google製の写真管理ソフト。アップロードした画像に対して簡単な編集をする事が出来ます。

https://photos.google.com/?hl=ja

こちらは私も使用したことがあるので、使いやすいですが、解像度を自動的に少し下げてしまうので大きいサイズで印刷する画像には適してないかもしれません。

他にも……

上記以外にも、Windowsに標準で搭載されている写真管理ソフトや画像ビューアでも色を明るくしたり、色のトーンを変えたりする程度は出来そうです。(Macの「プレビュー」という標準ソフトだとできます。)

是非、試してみてください。


より本格的な写真の加工をしたくなった方には、Adobeのフォトプランがオススメです。

Adobe Creative Cloud フォトプラン(Photoshop+Lightroom) with 1TB|12か月版|オンラインコード版

(アイキャッチ画像:Photo MixによるPixabayからの画像)

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2019年1月〜4月までに購入したオススメのデザイン本4冊

2019年に入ってから4月までの間に購入したデザイン本をご紹介します

+DESIGNINGや大貫卓也さんの広告作品集、展覧会のフライヤーデザインや描き文字デザインなどアイデアの参考になりそうな本を購入しました。

+DESIGNING VOLUME 47

デザインやDTPの情勢やTIPSを紹介する雑誌。

4/6に開催されたDTPの勉強会第30回に合わせて買いました。

Illustratorの2019年最新の使い方を紹介しています。

勉強会もこの本に掲載されている内容に沿った物だったのでとても分かりやすく、技術をアップデートすることが出来ました。

付録でオフセット900線の印刷サンプルが付いていたのですが、特色インクを使っているかの様な鮮やかさで、版の作り方を変えるだけでもこんなに変わるのか!と感動しました。この印刷サンプルを観るだけでも買う価値のある特集号です。

DTPの勉強会当日の様子はこちらのTogetterにまとめられています。

【DTPの勉強会 第30回】+DESIGNING VOLUME 47 発売記念「Back to CC Basics・Illustrator編」 – Togetter
https://togetter.com/li/1335314

大貫卓也 ggg Books 43

日本を代表する広告アートディレクター、大貫卓也さんの作品集。

ggg(ギンザグラフィックギャラリー)が発刊している小さいサイズのデザイン作品集シリーズです。

大貫卓也さんの他の作品集はどれも中古で価格が高騰しているので、本書は判型も小さく作品数もそれほど多くはありませんが、大貫さんの代表的な作品を知る入門用としては最適です。

デザインや広告に興味を持ち始めた学生さんなどにオススメです。

広がるフライヤー 展覧会、舞台・映画、イベントを表現するチラシのアイデアとテクニック

展覧会やイベントのフライヤーデザインをまとめた作例集。

自分でもそういった仕事が増えてきたのでデザインの参考にするために購入しました。

こういった作例集はどれだけ最新の事例が掲載されているか?が特に重要だと思うので2019年発売のこちらの本はとても参考になりました。

眺めているだけでも面白い一冊。

作字百景 ニュー日本もじデザイン

最近のグラフィックデザインの潮流としてブームになっている「描き文字」を集めた作品集。

可読性を保持したまま上手く崩している文字から、ほぼ「絵」の様になっている文字まで。若い気鋭のグラフィックデザイナーの作品を中心に多様な文字デザインが並びます。

最近の実力あるデザイナーを知るのにも役立つ本です。


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良く忘れがちな紙にまつわる基礎知識「縦目(T目)」と「横目(Y目)」について

紙にまつわる基礎知識の中で、自分でもあいまいな用語などがあるので、備忘録としてまとめていきたいと思います。まず私がいつも間違えそうになる「縦目(T目)」と「横目(Y目)」について。

用紙に対してどのように入る物が縦目で横目なのか、図を作って覚えようと思います。

紙の目が常に垂直(上下)に流れると考えた場合、縦長の用紙に入るのが縦目(T目)、横長の用紙に入るのが横目(Y目)と覚えるのが良さそうです。

InDesignで正規表現検索を使い段落先頭に一文字空けを作る方法

InDesignで正規表現検索を使い、段落先頭に一文字空けを作る方法をご紹介します。

正規表現検索・置換する際にどのような文字列を入れれば良いのか、手順を記載。文字組アキ量設定や段落インデントなど他の一文字空け方法との違い(メリット・デメリット)もご案内します。

今回はこちらの文章をサンプルに使い、説明していきます。

1.検索と置換で「\r」を「\r」+「全角スペース」に置換

メニューバーから「編集」>「検索と置換」のウィンドウを開きます。

正規表現のタブを選択し、

検索文字列に「\r」

置換文字列に「\r」と「全角スペース」

を入力します。

\はバックスラッシュです。Macだとoptionキーを押しながら¥のキーを押すことで入力できます。正規表現では一般的にこのバックスラッシュを先頭に入れます。

「\r」の記号は「改行」を意味します。

つまり「\r」を「\r」と「全角スペース」に検索・置換することで、改行の次(新しい行の始まり)に全角スペースが入ることになります。

これで置換をかけるとこのようになります。

2.一行目は手動でスペースを入れる

この検索・置換だとテキストボックスの一行目にはスペースが入らないのでそこは手動でスペースを入力します。

3.全角スペースが2個連続している箇所を検索し、1個に置換する

基本的にはこれで完成です。ただしテキストデータの段階で全角スペースが入っていたりすると、スペースが重複たりする可能性もあるので全角スペースが2つ連続している場所を検索して、1つにします。

検索文字列に「全角スペース」+「全角スペース」

置換文字列に「全角スペース」(1つのみ)

これで完成です。

まとめ

InDesignで段落先頭の一文字空けを入れる際のやり方は他にも色々あります。

文字組アキ量設定や段落のインデントで段落スタイルとして設定する方法、などです。

今回ご紹介した正規表現で空ける方法は、編集の人とInDesignデータを共有する場合や一段落目だけ一文字空けない、などの時に私は使用しています。

設定で自動的に空ける方法の場合、イレギュラーな箇所(カギ括弧の時は一文字空けしない)やデザイナー以外の人とデータ共有する場合、設定を理解し変更するのが難しいというデメリットがあります。

今回のようにスペースを入れる方法であれば、融通が利きやすいです。

他にもオススメの方法などあれば、コメント欄で教えて頂けると幸いです。

今回の作業環境

  • mac OS Sierra
  • Adobe InDesign CC 2018

プリンターの互換インクを使う2つのメリットとデメリット

フリーランスになってから始めの3年くらいは、こちらの、CanonのA3ノビまで対応できるインクジェットプリンターを使用してデザイン(DTP)業務をしていました。

Canon インクジェットプリンター PIXUS iX6830

仕事もそれほど多くなかった時期なので、純正のインクでは無く、他社製の互換インクをずっと使用していました。

しかし、プリンターを買い替えると共に、互換インクを使うのは一切辞め、今は純正のインクだけを使用しています。

互換インクを使うメリットとデメリットは何なのか?私の経験から、所感を書いていこうと思います。

互換インクのメリット

1. 圧倒的に安い

まず、純正品と比べると大分安いです。

iX6830の純正インクは、単品だと1色1500円程度、セットの物は6000円くらいの価格で販売されていました。

これが、互換インクになると、会社にもよりますが、半額近くまで安くなります。

私が使用していた互換インクの会社では、単品が700円、セットの物が3000円程度で販売されていました。

互換インクを使う人は大半の人が、この、価格の安さを魅力に感じると思います。実際私も、この安さには大分助けられました。

2.販売サイトが多い(納期・ポイント)

互換インクも様々なメーカーがありますが、意外と、販売サイトが多くすぐに購入する事が出来ます。

互換インクメーカーのホームページで注文しても中1日くらいで届くので納期については心配はありません。

また、ポイント還元をしている所も多く、まとめて買う事で独自のポイントがついたり、楽天やYahooに出店しているメーカーで買えば、そこでポイントを溜める事もできます。

同じ互換インクメーカーをずっと使うのであれば、ポイントを使うことでさらに安く購入することが可能です。

互換インクのデメリット

1. メーカー保証や修理の対象外になる

互換インクを使った段階で、そのプリンターはメーカー保証や修理の対象から外れてしまいます。

つまり、プリンターが故障してしまった場合、自分で直すか、諦めて新しい物に買い替えるか、の2択になってしまいます。

iX6830は当時の売価が25,000円くらいだったので、その位の価格であれば買い替えても良いのですが、仮に本体が50,000円近い機種の場合、修理が効かず、買い替えになってしまうのはかなりの痛手です。(実際、iX6830は3年間の使用中に一度壊れ、同じ物を買い直しました。)

プリンターは捨てる時には粗大ゴミに出すことになるので、環境のためにも、修理して使う方が好ましいです。

2. インクの発色が純正に劣る

私が互換インクの使用を辞めた大きな理由がこちらです。

互換インクも会社によって質はまちまちで、頑張っている所もあるのですが、インクの発色はどうしても純正より劣ります。

インクジェットプリンターの『発色が良い』という特徴が無くなってしまう感じです。

趣味で使う分には互換インクでも良いのかもしれませんが、業務で使うとなると、色が濁っていたりすると正確にデザインを判断する事が難しくなります。

また、書類をお客様に渡す場合も、発色がイマイチなので、自分でプリントアウトした物は使用出来ず、仕方なく近所のセブンイレブンでネットプリント出力した物を使用していました。

いくら、安い互換インクを使用していても、時間=コストと考えた場合、これでは採算が合いませんね。。。

デザイナーとしても、せっかく作ったデザインの発色が悪いと気分が上がりません。

以上の事があり、私は今は互換インクを使用していません。

まとめると、以下の様になります。

互換インクが適している人

  1. 主に趣味でプリンターを使用する人……印刷クオリティはほどほどあればOK
  2. プリンター本体の価格が安い機種を使用している人……例:5,000〜30,000円。インクが原因でプリンターを買い替えても痛くない金額
  3. 楽天やYahooなど、各種ポイントを溜めるのが好きな人

純正インクが適している人

  1. 主に仕事でプリンターを使用するプロのクリエイター
  2. プリンターの本体価格が高い機種を使用している人

結論

やはり、デザイナーや写真家など、クリエイティブ業に関わるプロの人は純正インクを使用すべきです。

現在使っているプリンター

私が現在使っているプリンターはこちらです。

エプソン プリンター A3 インクジェット ビジネス向け PX-S7050

ビジネスインクジェットプリンターというジャンルで、インクジェットプリンターの発色・経済性と、レーザープリンターのプリント速度を合わせた様な機種になっています。

印刷スピードがとても速いので、販売用などでは無い、自分で確認するレベルのクオリティや、企画書などプリントアウトでは十分過ぎるほど役に立ちます。

インクは勿論、純正の物を購入して使用しています。

本体は、後継機種が販売されたこともあり、かなり安くなっていますね。