Macのフォント管理ソフト「FontExplorer X」のサポートが2023年6月30日で終了することに

Macでのフォント管理は「FontExplorer X」を使っていたのですが、2023年6月30日でサポートが終了してしまうとのことです、、、。

monotypeよりメールでお知らせが届いたので内容を転記してご紹介します。

monotypeから届いたメール

FontExplorer Xのサポートは終了しています。
以下は、その内容です。

こんにちは、Monotypeです、

Monotype社のFontExplorer Xは、長年にわたり洗練されたフォント管理を皆様に提供してきました。しかし、他のソフトウェアと同様に、年齢とともに製品のメンテナンスが難しくなり、昨年、FontExplorer Xの製品ファミリーを引退させることになりました。

 お使いのソフトウェアは、おそらくこれまで通りお使いいただけると思いますが、昨年6月以降、アップデートは行われていません。また、あらゆる技術サポートも2023年6月30日をもって終了となりますので、ご了承ください。その他の情報および詳細については、FAQ ページをご覧ください。

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Yours in type,

The Monotype Team.

monotypeから届いたメールをDeepLで翻訳

フォントに関してもサブスクリプションの時代ということですね、、、。

FontExplorer X、使える限りは使っていきたいですが、MacのOSや、Adobeソフトのバージョンが上がってしまったら使えなくなりそうな予感がしています。

PDFファイルが上手く開けない時に、ファイル名を変更すると開ける場合がある

人から送られてきたPDFが、開けずに困っていたのですが、ファイル名を変更したら開くことが出来ました。

症状

メール添付でもらったPDFがAcrobatで開けず、MacのプレビューやPhotoshop、さらにはIllustratorで開こうと試みても開けませんでした。

エラー表示が出るわけではなく、いくら待ってもPDFが表示されない、という状況です。

解決法

正確な原因は分からなかったのですが、ファイル名が日本語だったので、ファイル名を半角のアルファベットに変更しました。

すると、Acrobatで難なく開けるようになりました。


PDFが原因不明で開けない際、ファイル名が日本語の場合は、半角英数字に変更すると開けるかもしれません。

Illustratorで「等間隔に分布」のウィンドウに単位が表示されなくなる場合の対処法

Illustratorで整列ウィンドウの「等間隔に分布」の機能を使っている際、ウィンドウに単位が表示されなくなることがあります。

整列ウィンドウ:通常時
このように単位が消えることがある

基本はmmで設定しているのですが、単位が表示されなくなると「1」と入力しても1mmの間隔にならず、非常に困ります。

調べてみたところ、バグのようです。。。

メモリ使用量が増加した時に起こることが多いそうで、Illustratorを再起動すれば治ることもあるそうですが、そうでない場合、整列ウィンドウではなくプロパティパネルの整列のエリアで指定するのが良いようです。

プロパティパネルの整列

プロパティパネルは近年登場したので、私はこれまであまり使っていなかったのですが、Adobe的にはプロパティパネルを今後も推していく方針のようなので使い方に慣れていきたいと思います。

参考:解決済み: 等間隔に分布の単位が表示されない – Adobe Support Community – 10847059(2023/06/02アクセス)

InDesignのオブジェクト(イラストや文字)をIllustratorにコピー&ペーストする方法

InDesign上で作成したオブジェクト(イラストや文字など)をIllustratorにコピー&ペーストする方法をご紹介します。

通常の、編集>コピー&ペーストではコピーできなかったのですが、今回、荒業を発見しました。

1.InDesignとIllustratorのウインドウを並べる

左がIllustratorのウインドウ、右がInDesignのウインドウです。赤い円をコピー&ペーストします

2.InDesignでコピー&ペーストしたいオブジェクトを選択

赤い円を選択します

3.そのままIllustratorのウィンドウに勢い良くドラッグ

赤い円を、隣のIllustratorウインドウまで勢い良くドラッグ!

4.InDesignのオブジェクトがIllustratorにコピーされました

Illustratorにコピー&ペーストされました

かなりの荒業ですが、ちゃんとコピー&ペーストできたので、初めは笑ってしまいました。

InDesign上で作成したテキストオブジェクトも、テキスト情報のまま(アウトライン化などされずに)Illustratorにコピーできました。

長い文章だとうまくいくかはわかりませんが、、、。

InDesignのオブジェクトをIllustratorにコピー&ペーストしたい方は試してみて下さい。

InDesignで年月日表記の桁数が異なる「月」「日」を揃える方法(正規表現検索/表組でも可)

InDesignで年月日の月日、1桁の数字と2桁の数字で、月や日の位置を揃える方法をご紹介します。

よくあるシリ揃えではなく、桁数が多い方の数字の中央に桁数が少ない数字を揃える方法です。

表組みの場合も有効です。

1桁と2桁が混ざる場合、月、日の位置がずれる

1. 文字間を「和文等幅」に設定する

まず、文字パネルで字間を「和文等幅」に設定します。

「オプティカル」や「メトリクス」だと文字に合わせて詰め量が変わってくるので適していません。

字間「和文等幅」に

2. 2桁の箇所で基準となるガイドを引く

2桁の数字の箇所で、揃える基準となるガイドを引きます。

2桁数字の「月」で揃えるのでガイドを引く

3. 1桁数字の「年」と「数字」を選択しトラッキングをかけて揃える

1桁の数字(ここでは7月)とその前の年を選択しトラッキングをかけます。

トラッキングは、文字の後の空きを指定する設定なので同じ数字を入れれば数字の前後に同じ空きができるのです。

そして、ガイドを引いた「月」が揃うようにします。

年と7にトラッキングをかける
トラッキング量は「360」

トラッキング量は360だったので、数字を控えます。

4. 3.で設定したトラッキングを文字スタイルに登録

トラッキング360のものを文字スタイル「数字」として登録しました。

文字スタイルに登録

5. 正規表現検索/置換で文字スタイルを適用する

他の1桁の数字にも同様の文字スタイルを、正規表現検索と置換で設定していきます。

検索と置換パネルを表示し、検索文字列に

月\d(?=日)

置換文字列は空欄のまま、置換形式に

文字スタイル「数字」

を設定し、検索/置換。

月\d(?=日)

これで1桁の●月の数字に文字スタイルが適用されます。

次に1桁の●日の数字にも同様の文字スタイルを適用します。「和文等幅」に設定しているので●月と●日のトラッキングは同じ値で大丈夫です。

検索文字列に

月\d日

置換文字列は空欄のまま、置換形式に

文字スタイル「数字」

を設定し、検索/置換。

月\d日

これで1桁の●日の数字に適用されます。

6. 完成

完成

上記のプロセスを経て、このように●月●日が揃います。

タブを使わないので表組でも可能な方法です。

シリ揃えにするのとはまた違った整い方に見えると思います。

参考になった方はぜひご活用下さい。