線香花火を、PENTAXのK-30と50mmの単焦点レンズでムービー撮影してみた

デジタル一眼レフカメラ、PENTAXのK-30と50mmの単焦点レンズを使用し、線香花火のムービーを撮影してみました。使用した機材や、撮影時のセッティングを記載します。三脚を使って暗い場所でしっかり撮影すると、なかなか感動する動画が撮れます。

【機材】
・カメラ:PENTAX K-30
・レンズ:PENTAX FA 50mm f1.4
・三脚:Manfrotto MK190XPRO4-3W
※レンズには火花が飛んできても良いように保護フィルターを着けています。

【場所】
・出来るだけ暗く、風の影響を受けにくい所

【カメラの撮影モード】
・露出設定:P(プログラムオート)
・フレームレート:30FPS

オートモードだと絞りを結構開けるので手前に飛んだ火花がぼやけますが、今回はそれがイメージ通りでした。

マニュアルで露出を設定した場合、以下の様な動画になりました。

【設定】
絞り:F8
シャッタースピード:1/30

絞っている分、火花の形は鮮明になりますが、暗くはなります。
こちらはこちらで趣があって良いですね。

マクロレンズがあれば、それを使うとより細部まで鮮明な花火が撮れるようです。

【線香花火】
線香花火はAmazonで購入した以下の物を使用しました。

時期的に、スーパーマーケットやコンビニなど実店舗での取扱がほとんど無く、このAmazonの物と、かろうじて販売していたドン・キホーテの物でテストしました。

どちらにも共通しているのですが、最後の火の玉がポトッと落ちずにそのまま消えていく仕様で、最近の線香花火はこういう物なのかと思ってしまいました。

できれば、最後に火の玉が落ちるシーンまで撮影したかったです。

また、機会があれば試してみたいです。

千賀健史写真展「THE SUICIDE BOOM」 at RPSギャラリー

Reminders Photography Strongholdギャラリーで2018年11月3日〜25日まで開催された千賀健史さんの写真展「THE SUICIDE BOOM」を鑑賞しました。

メディアで有名人の自殺のニュースが報道された際に起きてしまう「後追い自殺」。

それら連鎖的な自殺や死の美化について、作者の千賀さんは脳を浸食する「自殺のマインドウィルス」があると考えました。

目に見えない自殺のウイルスをヴィジュアライズした展示です。

写真集の構造の様に様々なメッセージがレイヤー化されたような展示構成

脳を侵食する「自殺のマインドウィルス」。レントゲンのように発光する写真のイメージによって強く印象づけるような展示になっている。

右の柱に投影された動画は、街を行き交う人々の姿
旧字体でタイプされた「天国」の文字
スマートフォンを通してマインドウィルスが浸食するイメージ
自殺者が増えていくカウンターが回る映像
三原山の自殺にまつわる記事を抽出した壁面
新聞記事から煙のように拡散されていく目に見えないウイルス
手紙やネット掲示板からの具体的な文字情報と、抽象的なイメージが重なる事で新たな意味が生まれる

こちらの展示の告知フライヤーのデザインを担当させていただきました。


関連リンク

【作家のサイト】CHIGAKENJI.com
http://www.chigakenji.com/

【イベントレポート】[イベントレポート]千賀健史 写真展「The Suicide Boom」
http://reminders-project.org/rps/eventreport_kenjichiga_tsb/

【写真集の注文はこちらから】千賀健史 写真集「The Suicide Boom」ご注文受付中(58部限定、受注生産)
http://reminders-project.org/rps/thesuicideboomsalejp/

千賀健史 写真集「The Suicide Boom」 from REMINDERS PHOTOGRAPHY STRONGHOLD on Vimeo.

Huawei P20 を購入。カメラ機能がものすごく良かったので作例を紹介!

普段使用しているスマートフォンを HuaweiのP20に機種変更しました。

Huawei 5.8インチ P20 SIMフリースマートフォン ミッドナイトブルー

Leicaのダブルレンズを搭載し、カメラ機能が特に売りのこちらの機種で撮影した写真の作例をジャンルごとにご紹介します。

*条件:デフォルトの「写真」モードで撮影。解像度12MBで記録したものをPhotoshopで縮小して掲載。

1. FLOWER / 花、植物

背景のボケがかなりきれいに出ています。花の色はもう少し鮮やかに出ても良いかもしれない。

こちらはかなりいい感じ。ボケもきれいで、色も鮮やかに出ました。

2. FOOD / 食べ物

サンドイッチ。構図がいまいちですが、きれいに写りました。色がちょっとあっさりめかもしれません。

サラダ。これはもう少しグリーンが鮮やかに出て欲しいですね。

レアチーズケーキ。調子が飛びがちな白い部分の形もしっかりと出ています。

カレーうどん。夜に行ったお店での撮影ですが、いい感じです。

焼き魚。微妙な色合いですが、焦げた部分の表情まで精細に写っていて、かなりいい感じ。

厚揚げ。

野菜炒め。お皿のハイライトがやや飛んでしまった。

「大阪王将」の定食。いい感じに撮れました。

パスタ。

『銀座 梅林』のとんかつ。ちょっとピンが外れてしまいました。

てんぷら。これもピンが外れてしまった。

 

3. ROOM / 室内

朝のカフェ店内。窓際なのでもともと明るい。イメージ通りの色。

スタバの店内の写真。雰囲気が出ています。

カフェ店内。右側が窓なのでこちらも採光は良い。色がキレイに出ている。

店内2。広角レンズなので奥に抜けるパースが気持ちいい。かなり明るい時間帯だったので、もう少し色が濃く乗っても良いかもという印象。

新橋の『PRONT』。もう少し暗部が明るく出ると良かった。

窓ごしのビル群。かなりの逆光だが、手前のカップのパッケージに書かれた文字なども潰れずに読める。ビルはもう少しボケて良いか。

4. LANDSCAPE_DAYLIGHT / 太陽光下の風景

夏の日差し。かなり良い仕上がり。光が強い時間帯だがグリーンやレッドの固有色がしっかりと出ていて、美しい。

横浜大さん橋。これはかなり良く撮れました!濃いブルーの色乗りや、周辺減光がいい具合に効いて、Leicaのカメラで撮った写真という雰囲気がかなり出ています!

スマートフォンでこれだけの写真が撮れるのはとても嬉しいですね!

夕方の表参道。写真のゴールデンタイムと云われる夕方の時間帯。いい感じです。

窓ごしの六本木のビル群。これもブルーがいい感じです。

かなり強い日差しだったので、さすがに暗部が潰れてしまった。

cof

水平をもっとしっかり取っておくべきだった一枚。細部まで解像されている感じなのは良い。

こちらも、日差しが強すぎたのかコントラストが付きすぎた。

標識のブルーやレッドの色が鮮やかに出ていい感じに。鮮やかな色の箇所をワンポイント入れてあげるといい写真になりそう。

こちらも商店の店先の赤い色がいいアクセントに。

夕暮れ時の路地。もう少し色が濃く乗ったほうが雰囲気が出そうです。

5. LANDSCAPE_NIGHT / 夜景

これはすごい!とにかくこの機種のカメラは夜景撮影機能が素晴らしすぎます。表参道の交差点がまるでシンガポールのマリーナベイサンズのようなドラマティックさに!

走行するトラックのボケ方も良いです。

銀座。

六本木。

桜新町。

面白いくらい良く撮れます。

SUMMARY / まとめ

Huawei P20のカメラは、細かい設定をしなくてもとてもいい感じに撮れるので写真を撮るのが本当に楽しくなるスマートフォンです。

私は他にもSONYのコンデジ、RX100を持っているのですが(これもすごくいいカメラ)、P20がこれだけキレイに撮れるとRX100の出番が減っていきそうです。。。

これからどんどん撮影していきたいと思います!

その他、P20で撮影した写真を以下のflickrフォトアルバムにアップロードしています。よろしかったらご覧ください。

180924_Huawei P20 Photo sample

HUAWEI P20 5.8インチ SIMフリー スマートフォン ミッドナイトブルー 【日本正規代理店品】

おまけ:私が使用している Huawei P20のアクセサリー

液晶保護フィルム

【Spigen】 スマホフィルム Huawei P20 ガラスフィルム 【フルカバー】 全面保護フィルム 液晶強化ガラス 9H硬度 發油加工 GLAS.tR SLIM ガラスフィルム L21GL23079 (ブラック)

耐衝撃スマホケース

【Spigen】 スマホケース Huawei P20 ケース 対応 TPU 米軍MIL規格取得 マット仕上げ ラギッド・アーマー L21CS23080 (ブラック)

予備の充電器

Ewin® ACアダプター Type-Cケーブル一体型 USB 充電器 type-c 充電器 AC急速充電 折りたたみ式プラグ搭載 変換プラグ 1.5mケーブル DC 15W, 5V 3A (合計) 出力 Google 5X/6P/Pixel/ Pixel XL/Samsung Galaxy S8/ S8+/LG 5X/G5/Huawei P10/Mate9 USB Type-C機器対応 PSE認証済品 【一年保証付き!】

オススメの関連記事

http://watanabedesign511.info/2018/10/16/huawei-p20-error-ginza/

【春休みオススメイベント】Photobook JP とその入場登録方法について

Photobook JPとは、2018年3月1日(木)から4日(日)にかけて横浜の大さん橋ホールで開催される、写真集に特化した新しいアートブックフェアである。

引用元: http://photobookjp.online/

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藤元敬ニ写真展『Forget-me-not』

2017年の9月9日〜9月24日まで東向島のReminders Photography Strongholdギャラリーで開催された、写真家・藤元敬二さんの写真展『Forget-me-not』を鑑賞しました。

会場の雰囲気を写真でご紹介します。

CONTENTS

作家によるステートメント

『Forget-me-not』


真っ白なシャツに包まれた、まばゆいばかりに黒い肌の少年。将来の夢はパイロット。かつて空が好きだった男の部屋には、いつも幼少期の写真が飾られていた。


あの頃の夢は幻想となり、彼の室内には衣服が散乱している。家族や友人に偽ったゲイである自身への後ろめたさ、恋人と過ごす淡き安らぎ、そして丸裸の時に表れる自己嫌悪という感情連鎖の中に彼はいま存在している。


たぶん僕たちは似たもの同士だったのであろう。共に迷惑な人間であり、周囲の調和を乱す元凶だった。だからこそ僕たちは少数者であり、また友人になり得たのだ。
窓の外がすこしづつ深紫から青に変わっていく。また朝がやってきたのか。


「そろそろ出かける時間だから」


つぶやいた先に、彼の表情は不自然に明るくなり、負の感情を包み隠す。視線が現実世界への焦点を合わせ、体は汚れたシャツを身にまとう。


開いたドアの外の世界には、青すぎるケニアの空が広がっていた。

藤元敬二写真展『Forget-me-not』 9/9〜9/24

展覧会の会場写真

藤元さんが2014年より約一年にわたりケニアに暮らしながら撮影した現地の同性愛者の友人たちの写真と、自身の幼少期からのセルフポートレイトが断片的に重なり合うような展示構成になっていました。

藤元さんの横顔の上に目や鼻や口など顔のパーツがさらに重なっています。

同性愛をカミングアウトする事、本当の自分を人に伝える事への苦悩の様なイメージが感じられました。

ギャラリーのコーナーの部分で藤元さん自身の姿とケニアの同性愛の友人の姿が融合したような表現。

藤元さんの写真と日記に描いてきたイラストレーション、そしてケニアでの写真が融合した写真の塔が!

会場にはライブペインティングのスペースも出来ていて、展示期間内に新しい絵が完成するという試みをされていました。

手製本写真集『Forget-me-not』

2016年5月にReminders Project Stronghold主催のワークショップPHOTOBOOK AS AN OBJECTに参加し、その内容を発展させて完成した藤元さん本人による手作りの写真集『Forget-me-not』は以下のサイトからまだ注文出来るようです。

藤元敬二 写真集「Forget-me-not」オンライン受付中(83部限定、受注生産) | Reminders Project & Reminders Photography Stronghold
http://reminders-project.org/rps/forgetmenotsalejp/

KYOTOGRAPHIE 2019 KG+で展覧会開催!

2019年の春に開催される京都国際写真祭KYOTOGRAPHIE 2019のサテライトイベント『KG+ 2019』にて、藤元敬二さんの『Forget-me-not』が展示されるようです。

私も観に行く予定なのでとても楽しみです。

Information

作家のWebサイト:Keiji Fujimoto Photography | 写真家 藤元敬二〈http://www.keijifujimoto.net/

RPSギャラリーの記事:写真集のどこをめくっても出て来るのは僕である。(藤元敬二との最近のやりとりから)〈http://reminders-project.org/rps/yaritori-keijifujimoto/