大村祐大さんの写真展設営をお手伝い

今日はReminders Photography Stronghold Galleryで8/14から始まる写真家・大村祐大さんの個展、「A FLOWER ON THE ROCK」設営のお手伝いをしてきました。

大村さんには私の展示の際に設営・撤収共にお手伝いいただき、大変お世話になっています。

若き日に力士をされていたお父様にまつわるプロジェクト。
ギャラリー壁面に大きく展開された取組の写真の臨場感がすごかったです!

ここからどの様に仕上がるか、週末のオープニングがとても楽しみです!!

あざみ野フォト・アニュアル「とどまってみえるもの」を鑑賞!新時代の写真のあり方を問う展示

田園都市線のあざみ野駅から徒歩10分程度の場所にある『横浜市民ギャラリーあざみ野』へ。

あざみ野フォト・アニュアル「とどまってみえるもの」という展示を観に行きました。

あざみ野フォト・アニュアルは毎年観に行っている企画展で、毎回キュレーションがとても良いので今年も期待していました。

今回は宇田川直寛、川島崇志、木原結花、チバガク、新居上実、平本成海、吉田志穂(敬称略)という、7名の作家による展示。

「これからの写真とは何か?」という問いに、それぞれの感性で応えているようで、大変刺激的な内容になっていました!

写真撮影OKでしたので、会場の雰囲気をご紹介します。

ギャラリーのサイトに、作家へのインタビュー動画がありましたのでそちらのリンクもご紹介します。

川島崇志

木材にも写真が印刷されています!
写真に文字がプロジェクターで投影されている

宇田川直寛

平本成海

地方の新聞に掲載されている写真をコラージュして作っている作品。

チバガク

新居上実

木原結花

吉田志穂

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レトロカメラ × CAMERAer「暗くて明るいカメラーの部屋」 at 横浜
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横田大輔展「Room. Pt. 1」:写真を再定義するイメージのオブジェ

2019年5/14~6/22まで、銀座のガーディアンガーデンで開催される横田大輔さんの写真展「Room. Pt. 1」へ。

「The Second Stage at GG」と題された展示企画シリーズで、ガーディアン・ガーデンの公募展入選者たちのその後の活躍を紹介する内容になっています。

今回の横田さんの展示、写真とは何か?に挑戦するかのような圧巻の展示でした。

個々の作品解説は殆ど無いにも関わらず、作品自体がメッセージを発しているようなオーラを感じました。

会場奥に展示されていた黒いモノリスのような作品がディストピア感抜群で、この展示を象徴しているように感じました。

入り口看板
会場風景
モニターを複数台使用した映像作品
動画
動画
まるで鉱物の様なテクスチャーを持つ写真
写真の集合体
写真(イメージ)が融解して混ざっている様なグラフィック
人らしき物が見える
有機的なだけでなくデジタルノイズの様なジャギーも入っている
奥にある黒いモノリス
もはや写真というよりオブジェです
黒いモノリスの表面

横田大輔さんの写真集

CORPUS

site/cloud

MATTER/BURN OUT

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藤元敬ニ写真展『Forget-me-not』

2017年の9月9日〜9月24日まで東向島のReminders Photography Strongholdギャラリーで開催された、写真家・藤元敬二さんの写真展『Forget-me-not』を鑑賞しました。

会場の雰囲気を写真でご紹介します。

CONTENTS

作家によるステートメント

『Forget-me-not』


真っ白なシャツに包まれた、まばゆいばかりに黒い肌の少年。将来の夢はパイロット。かつて空が好きだった男の部屋には、いつも幼少期の写真が飾られていた。


あの頃の夢は幻想となり、彼の室内には衣服が散乱している。家族や友人に偽ったゲイである自身への後ろめたさ、恋人と過ごす淡き安らぎ、そして丸裸の時に表れる自己嫌悪という感情連鎖の中に彼はいま存在している。


たぶん僕たちは似たもの同士だったのであろう。共に迷惑な人間であり、周囲の調和を乱す元凶だった。だからこそ僕たちは少数者であり、また友人になり得たのだ。
窓の外がすこしづつ深紫から青に変わっていく。また朝がやってきたのか。


「そろそろ出かける時間だから」


つぶやいた先に、彼の表情は不自然に明るくなり、負の感情を包み隠す。視線が現実世界への焦点を合わせ、体は汚れたシャツを身にまとう。


開いたドアの外の世界には、青すぎるケニアの空が広がっていた。

藤元敬二写真展『Forget-me-not』 9/9〜9/24

展覧会の会場写真

藤元さんが2014年より約一年にわたりケニアに暮らしながら撮影した現地の同性愛者の友人たちの写真と、自身の幼少期からのセルフポートレイトが断片的に重なり合うような展示構成になっていました。

藤元さんの横顔の上に目や鼻や口など顔のパーツがさらに重なっています。

同性愛をカミングアウトする事、本当の自分を人に伝える事への苦悩の様なイメージが感じられました。

ギャラリーのコーナーの部分で藤元さん自身の姿とケニアの同性愛の友人の姿が融合したような表現。

藤元さんの写真と日記に描いてきたイラストレーション、そしてケニアでの写真が融合した写真の塔が!

会場にはライブペインティングのスペースも出来ていて、展示期間内に新しい絵が完成するという試みをされていました。

手製本写真集『Forget-me-not』

2016年5月にReminders Project Stronghold主催のワークショップPHOTOBOOK AS AN OBJECTに参加し、その内容を発展させて完成した藤元さん本人による手作りの写真集『Forget-me-not』は以下のサイトからまだ注文出来るようです。

藤元敬二 写真集「Forget-me-not」オンライン受付中(83部限定、受注生産) | Reminders Project & Reminders Photography Stronghold
http://reminders-project.org/rps/forgetmenotsalejp/

KYOTOGRAPHIE 2019 KG+で展覧会開催!

2019年の春に開催される京都国際写真祭KYOTOGRAPHIE 2019のサテライトイベント『KG+ 2019』にて、藤元敬二さんの『Forget-me-not』が展示されるようです。

私も観に行く予定なのでとても楽しみです。

Information

作家のWebサイト:Keiji Fujimoto Photography | 写真家 藤元敬二〈http://www.keijifujimoto.net/

RPSギャラリーの記事:写真集のどこをめくっても出て来るのは僕である。(藤元敬二との最近のやりとりから)〈http://reminders-project.org/rps/yaritori-keijifujimoto/