読書感想文

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【小説感想】『坂の途中の家』|角田光代が描く「日常のホラー」—なぜ誰もが当事者になり得るのか?

『坂の途中の家』(角田光代 著)を読了(Audibleで聴了)しました。坂の途中の家派手な事件や怪奇現象が起きるわけではありません。どこにでもある家庭の日常を描いているだけなのに、どんなホラー映画よりもゾクゾクと胸がざわつく作品でした。なぜ...
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読書感想|町田その子『月とアマリリス』:搾取される女性たちの再生と、悪意のない「残酷さ」について

こんにちは。今回は、町田その子さんの初のミステリー長編『月とアマリリス』を読んだので、その感想を忘れないうちに書き留めておこうと思います。町田その子さんの作品といえば、濃厚な人間ドラマが魅力ですが、今作もミステリーという枠組みでありながら、...
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読書感想|『人新世の「資本論」』を読んで。デジタルデトックスの先にある、私が知りたかった「これからの豊かさ」

1. きっかけはYouTube。本屋の「不穏な本」の著者が繋がった瞬間最近、YouTubeチャンネル「ReHacQ(リハック)」の企画『恋愛病院 鑑賞会』という恋愛リアリティショーの感想会を観ていました。もともと出演されていた箕輪厚介さんに...
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映画感想「未来」|“子供が泣かない世の中に”——原作の記憶を塗り替えるほど揺さぶられた体験

貧困家庭、虐待、毒親……。そんな重いテーマを描いた映画『未来』を鑑賞してきました。ややネタバレ有りの感想となりますので、まだ見ていない方はご注意ください。原作小説を読んでいたので結末(手紙のくだり)は知っていたのですが、途中経過を結構忘れて...
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小説『紙の月』感想|女性主人公が巨額の金を横領する金融サスペンス!

角田光代さんによる小説「紙の月」を読みました。とても面白かったので感想をご紹介します。小説『紙の月』のあらすじわかば銀行の支店から一億円が横領された。容疑者は、梅澤梨花41歳。25歳で結婚し専業主婦となったが、子どもには恵まれず、銀行でパー...