Photoshopの生成AI機能を使って、デザインに使えそうなアブストラクトな背景画像を作ってみた

PhotoshopのAI画像生成・生成塗りつぶし機能を使って、デザインに使えそうなアブストラクトな背景を作る実験をしてみました。

生成された画像の例をスクリプトと共にご紹介します。

Photoshopのバージョン

Adobe Photoshop ver.25.0.0

AI画像生成・生成塗りつぶし機能の基本的な使い方

  1. 新規アートボードを作成し、全て選択
  2. 下部に表示されるバーの「生成塗りつぶし」をクリック
  3. スクリプトを入力し、「生成」をクリックする
アートボードを選択し「生成塗りつぶし」をクリック
スクリプトを入力

3パターン出力されるので、気に入ったものを使います。

生成塗りつぶしのスクリプトと生成されたAI画像の例

スクリプト「分子配列、細胞が舞うグリーンのアブストラクト背景」

バイオテクノロジー的なイメージを作りたかったです。

なかなか良い感じです。

より細胞っぽいイメージ。紫の粒が謎ですね。

スクリプト「ブルー、多角形、アブストラクト、背景」

イメージ通りの画像です。

スクリプト「無数の0と1、ビッグデータ、ネットワーク、ブルー、アブストラクト背景」

マトリックス的なイメージを作りたかったです。

ネットワーク感がまだ弱いです。

スクリプト「データサーバー、電子回路、ブルーのアブストラクト背景」

左側のボカシが気になります。

まあまあ良い感じです。

スクリプト「サイケデリックなアブストラクト背景」

なかなか強烈です。

スクリプト「うすい色、光を感じる多数の円、グラデーション、背景」

もうすこし淡い感じになると良いのですが、ちょっと色が濃いですね。

スクリプト「スパークル、キラキラのライト、抽象、背景、紫」

良い感じです。

まとめ

生成AIで書き出した画像、詳細なディティールを見ると怪しくなりますが、背景に敷いたりして使う分には良さそうです。

色が濃いイメージの方が得意な印象。薄い色とかはニュアンスをしっかり伝えないと難しそうですね。

また試してみたいと思います。

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画像のHDR化とは?調べて試してみた

画像補正や写真でHDR化という言葉を良く聞くのですが、しっかり理解していなかったので改めて調べてみました。その内容と、実際に写真をHDR化してみたのでご紹介します。

HDR化とは?

HDR化とは、HDRイメージングとも呼ばれ、露出を変えて撮影した複数の写真を合成することで、1枚の写真では捉えきれないほど広い範囲の明るさと色を持つ画像を作成することです。

HDRとは、High Dynamic Rangeの略で、画像の最も明るい部分と最も暗い部分の差のことです。

露出を変えて複数枚撮影し、それらを合成することで、ハイライトとシャドウの両方がより細かく表現された画像を作ることができるのがHDR化です。

このテクニックは、風景写真など、明るさの幅が広いシーンでよく使われます。

HDR化は、写真編集ソフトを使って手動で行うことも、カメラに内蔵されたHDR機能を使って自動的に行うこともできます。

ただし、やりすぎると不自然な画像になったり、過度に加工された画像になったりするので、注意して使用することが大切です。

Photoshopで風景写真をHDR化してみた

実際にPhotoshopを使って画像をHDR化してみたいと思います。

Before

iPhone 13miniで撮影

Photoshopでは

イメージ>色調補正>HDRトーン

と選択すると簡単にHDR化できます。

After(HDR化したもの)

HDR化

こんな感じになりました。

良くも悪くもCGっぽくなる感じですね。

面白いのでこれからも試してみようと思います。

PhotoshopでIllustratorのイラストからGIFアニメを作る

Adobe Illustratorで描いたイラストレーションをPhotoshopを使用してGifアニメーションにする方法をご紹介します。

動画専用のソフトを使用しなくても、Photoshopの機能だけでアニメーションを作成する事が可能です。

IllustratorとPhotoshopの機能だけで、このようなアニメーションを作成可能です

1. アニメーションのコマを作成

Illustratorでオブジェクトを動かして、アニメーションのコマ毎に画像に書き出します。

オブジェクトを動かし、一コマ毎に ファイル>書き出し>Web用に保存 でPNG形式に書き出ししていく
Web用に保存の設定画面

2. 作成したコマをPhotoshopに読み込む

Adobe Photoshopを開きファイル>スクリプト>ファイルをレイヤーとして読み込み

1.で作成した動画用の画像ファイルを全て選択してレイヤー
として読み込みます(以降は全てPhotoshopでの作業)。

スクリプト>ファイルをレイヤーとして読み込み
複数のファイルを選択するとファイルが全てレイヤーとして開かれる

3. Photoshopのタイムラインパネルを表示・設定する

ウィンドウ>タイムラインタイムラインパネルを表示

タイムラインパネルのフレームアニメーションを作成を選択しクリックすると一コマ目がタイムラインに読み込まれます。

フレームアニメーションを作成を選択し、クリック
1コマ目がタイムラインに読み込まれる

4. アニメーションのコマをタイムラインパネルに取り込む

残りのレイヤーを全て選択しタイムラインパネルのレイヤーからフレームを作成を選択

残りのレイヤーが読み込まれるので順番を調整します。

3.で読み込んだもの以外のレイヤーを全て選択
タイムラインパネル右端のメニューボタンより、レイヤーからフレームを作成を選択
タイムラインにレイヤーが読み込まれるが、順番がバラバラ(逆順)になっている事が多いので順番を調整する

5. コマ毎の表示時間を編集

タイムラインパネルでコマ毎の表示される秒数を調整します。

表示させる秒数を選べる

6. GIFに書き出す

完成したアニメーションをファイル>書き出し>Web 用に保存>GIF32ディザで書き出します。

保存画面

7. ブラウザで動作確認

書き出したGIFファイルをSafariやChromeにドラッグ&ドロップして動きを確認します。

GIFファイルを直接ブラウザにドラッグ&ドロップすることでアニメーションを表示できる

完成したアニメーションの作例

IllustratorとPhotoshopを使い、このようなGifアニメを作る事が出来ます。

※新たに作り直した物なので、記事内のスクリーンショットとは微妙に動きが異なります

Adobe Illustrator CC + Photoshop CC|12か月版|Windows/Mac対応|オンラインコード版

ヘッダー画像
BokskapetによるPixabayからの画像

Photoshopのドキュメントウインドウが分離して戻らない時の対処法

症状

メインウィンドウとドキュメントウインドウが分離してしまっている

Photoshopのドキュメントウインドウがメインウィンドウから切り離されてしまい、フチのドラッグ&ドロップしてもメインウィンドウとくっついてくれない。

対処法

環境設定パネルのワークスペースメニュー

「環境設定」—「ワークスペース」—「フローティングドキュメントウィンドウの結合を有効にする」のチェックが外れてると吸い付かなくなるのでこちらにチェックを入れると、ドラッグ&ドロップでメインウィンドウとくっつくようになります。

「DTPの勉強会 第24回」に参加して色調補正のテクニックを学んできました

2017年2月11日の土曜日に千代田区のエッサム神田ホール2号館で開催された第24回のDTPの勉強会に参加してみました。

会場で取ったメモを元に、備忘録的にレポートをまとめました。

“「DTPの勉強会 第24回」に参加して色調補正のテクニックを学んできました” の続きを読む