象印のコーヒーメーカー「珈琲通 EC-AK60-TD」を1年ほど使用した感想

コーヒーが好きでプライベートや仕事中など、一日に3杯は飲みます。

仕事中に飲むために象印のコーヒーメーカー「珈琲通 EC-AK60-TD」という機種を買ってみました。1年ほど使用したのでレビューしてみようと思います。

象印 コーヒーメーカー 6杯用 EC-AK60-TD

購入動機

時間がある時はハンドドリップでコーヒーを淹れているのですが、仕事中はそこまで余裕が無いので、コンビニのドリップコーヒーなどを購入していました。

しかし、やはり塵も積もれば山となる、で毎日飲むとなるとランニングコストが気になってきました。

そこで、いくつか検討した上で本機を購入しました。

◎良い所

味:★★★★

まずは一番重要な味から。

コンビニのドリップコーヒーよりほんの少し劣る感じですが、ほぼ同等と感じました。

セブンイレブンの青いキリマンジャロコーヒーのような、1ランク上の商品よりは味が劣りますが、スタンダードな価格の物とは十分に戦えます。

特に、「レギュラー(ふつう)」「ストロング(濃い)」の2段階をレバー切り替え出来る機能がついているので、濃いめのコーヒーが好きな私にとっては、「ストロング(濃い)」に設定しておけばかなり良い感じの味で抽出出来ました。

スピード:★★★★

早い!と感じるほどではありませんが、水を入れてコーヒーの粉をセットし、ボタンを押すだけなので十分に手軽です。

本体価格:★★★★★

私が購入したときは近所の電器店で本体価格4,000円程度でした。

これは安い!と感じます。

コーヒーメーカーを買うのも数年ぶりだったので、どれだけ使うか分からないけどお試しで、というには十分過ぎるコストパフォーマンスです。

掃除のしやすさ:★★★★★

水を入れるタンクを取り外して洗えるので、清潔に保つことが出来ます。

以前使用していた機種ではこのタンクを取り外し出来なかったので、カルキなどで汚れてしまい使いたくなくなってしまいました。

こういった機器において、洗いやすさというのはとても重要な要素になります。

△イマイチな点

パーツのチープさ:★★

これは価格相応、という感じなのですが、グラス以外はほとんど全てがプラスチック製なのでチープさが気になります。

チープに見えるだけなら良いのですが、「立て付けの悪い住宅」のように使いづらさに繋がっている部分もあります。

それが、ドリッパーをセットするホルダーの部分です。

手前に引き出すタイプなのですが、ここのヒンジがかなりチープで、引き出すときにホルダーごと外れる事が多くてストレスを感じます。

例えるなら、窓の網戸が開け閉めする度にレールから外れてしまうような感じでしょうか。

ガラス容器がとても割れやすい:★

本機を使う上で私が一番困ったのはこの部分です。

熱を通すためなのか、かなり薄いガラスが使用されていて、とても割れやすい仕様になっています。

私の不注意といえばそれまでなのですが、本機を使用していてこれまで2回もこのガラス容器を落として割ってしまいました。

こちらのガラス容器、単品で買うと2,500円くらいかかってしまいます。

つまり、2回買い替えると本体が買える金額になってしまうという事です。

こういった状況もあり、2回目に落として割ってしまって以来、ガラス容器は買い足さずにしまっています。

ガラス容器はこちらの型番の物となります。

象印 コーヒーメーカーEC-AK60-TD用ガラス容器(ジャグ) JAGECAJ-TD

まとめ:EC-AK60-TDがおすすめなのはこんな人

  • コンビニコーヒー程度の味をおうちで手軽に飲みたい
  • 事務所などで1度に数人分のコーヒーを淹れたい(本機は6杯まで同時に淹れられます。)
  • コーヒーメーカーを初めて試してみたい
  • 広い台や安定したテーブルに置くことができる

このような感じになりますでしょうか。

小規模のオフィスなどに特にオススメのコーヒーメーカーです。

おまけ:EC-AK60-TDでマグカップ1人分にコーヒーを淹れる時の分量

私が飲む時は、水をタンクのコーヒーカップマーク1.5杯分の量、粉を付属のスプーンで2杯入れています。

フィルターはこちらの物を使用しています。

カリタ Kalita コーヒーフィルター 101濾紙 箱入り 1~2人用 50枚入り ホワイト #11001

ヘッダー:Karolina GrabowskaによるPixabayからの画像

デザイン思考とは何か?正しく理解するために必読の2冊をご紹介します!

昨今、話題になっている「デザイン思考(Design Thinking)」という言葉。グラフィックデザイナーの私が「デザイン思考」を理解するために読んだ本をご紹介します。

デザイン思考についてはたくさんの本が出ていますが、今回ご紹介する2冊をしっかりと読み込めば、かなり深く、正しい知識で理解できると思います。

デザイン思考とは?

デザイン思考(でざいんしこう、英: Design thinking)とは、デザイナーがデザインを行う過程で用いる特有の認知的活動を指す言葉である。

デザイン思考 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3%E6%80%9D%E8%80%83

デザイン思考とは、デザイナーがデザインを行う際に行っている思考方法を用いて、デザイン以外の企画やイノベーションの創造に役立てようという思考方法です。

デザイン思考が世界を変える
イノベーションを導く新しい考え方

『デザイン思考が世界を変える:イノベーションを導く新しい考え方』 文庫版

アメリカのカリフォルニア州に本拠を置くデザインコンサルタント会社、IDEO(アイディオ)のCEO ティム・ブラウン(Tim Brown)による著書。

IDEOはアップルの最初のマウスやPDAのPalm V、Steelcaseのリープチェアなど、エポックメイキングなプロダクトを数多く手がけてきました。

ティム・ブラウンは自身でも「DESIGN THINKING(デザイン思考)」というブログを運営している、デザイン思考の第一人者でもあります。

本書では、そんな彼による「デザイン思考とは何か?」という定義や、IDEOの実際の仕事の進め方を紹介することで、デザイン思考について、その活用方法を知る事が出来ます。

私が購入したのは黄色い表紙の文庫版ですが、2019年に装幀を新たにしたアップデート版が出版されました。

現在ではこちらのアップデート版の方が購入しやすいと思います。

基本的にはほぼ、文字のみの本なので、理論を理解しつつ気になった用語・デザインプロダクト名は自身で調べてみると、より理解が深まります。

目次の次のページに、「本書の内容をまとめたマインドマップ」というイラストレーションがあり、これを見ておくことで本編の理解がより深まります。ビジュアルコミュニケーションとはこういうことなのか、とも一目で分かります。

クリエイティブ・マインドセット
想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法

『クリエイティブ・マインドセット:想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法』 ※カバーを外しています

こちらは、前述したIDEOの創設者 デイヴィット・ケリー(David Kelley) とその弟 トム・ケリー(Tom Kelley) による著書。

ケリー兄弟はIDEOの共同経営者として、わずか15人のデザイナー集団から従業員600人の会社へと成長させた。

デイヴィッドはスタンフォード大学で教授を務めており、デザイン思考を学ぶためのプログラム「dスクール」を創設。IDEOでのプロジェクトの他に、デザイン思考を広めるための活動を行っている。

本書はIDEOやdスクールでの経験を元に全ての人が持つクリエイティブマインドを刺激してくれる一冊になっています。

前述の「デザイン思考が世界を変える」と比較すると、かなり厚い本ですが、その分、写真やイラストレーションなどの図版がたくさん掲載されていて、分かりやすいです。

前半の章では「クリエイティブな人」と「そうで無い人」の違い、「クリエイティブな人になるにはどんなマインドでいれば良いのか?」という精神的な面について記述されていて、この部分が私には特に面白かったです。

本書で紹介されている「クリエイティブな人」と「そうで無い人」の違いはほんの些細な事なのですが、意識して変えるだけで他の多くのビジネスマンと圧倒的に差がつくようなポイントを知る事ができます。

作例なども、カラーで写真が掲載されているので読みやすいです。

厚い本ですが、後半は気になった章(プロジェクト)をバラバラに読んでも良いかもしれません。

まとめ

デザイン思考の提唱者とも云えるIDEOのメンバーによる2冊をご紹介しました。

まずはこの2冊を読めば、デザイン思考について正しく理解が出来ると思います。