映画『国宝』感想|吉沢亮の神演技に釘付け!圧巻の歌舞伎シーンで魅せる日本映画の傑作!

話題の映画『国宝』を観てきました。

元極道の少年・喜久雄が、歌舞伎の名門・半二郎(渡辺謙)に拾われ、女形としての才能を開花させていく――という衝撃と感動のストーリー。伝統芸能の美しさと厳しさ、その中で生きる人々の葛藤と成長が詰まった、まさに“魂を揺さぶる”作品でした!


とにかくスゴい!3つの見どころ

1. 吉沢亮の女形が美しすぎて言葉を失う…

舞台に立った瞬間、空気が変わる。
吉沢亮さん演じる喜久雄の女形が、もう本当に美しい…!目線、手の動き、首の角度、すべてに色気と気品が宿っていて、「これは本当に映画なのか!?」と錯覚するほどの神々しさです。

2. 歌舞伎の“熱”がスクリーンから飛び出す!

観客席からの視点だけでなく、演者の間近に迫るカメラワークが圧巻!衣装の質感、舞台の汗、緊張の息づかいまでリアルに伝わってきて、臨場感がものすごい。「本物の舞台を観てみたい…!」と心から思わされました。

3. 175分が一瞬に感じるほどの緊張感!

上映時間は3時間超。でも、まったく長さを感じさせません!
全編にわたってピンと張り詰めた空気と、先の読めないドラマ展開に、終始スクリーンから目が離せませんでした。


喜久雄 vs. 俊介――“血筋”か“才能”か?

  • 喜久雄(吉沢亮)
    元ヤクザの息子。圧倒的な才能を持ちながら、さらに努力家です。伝統芸能の世界で“血筋”という見えない壁に挑みます。
  • 俊介(横浜流星)
    名門の御曹司として育ち、甘さはありながらも半二郎の名を次ぐために芸を磨いています。だが、その重圧と迷いも…。同年代の天才、喜久雄が家に来たことで共に切磋琢磨しながらも葛藤が生まれます。

この2人の対比が本当に深い!
才能だけでは上がれない世界。血筋だけでも通じない世界。
その狭間で、それぞれがもがきながらも舞台に挑む姿に、何度も胸が熱くなりました。


舞台裏まで気になってしまう“神演技”

吉沢亮さんの演技力がとにかく異次元!
女形としての立ち振る舞いだけでなく、喜久雄という人間の内側までもリアルに演じきっていて、「いったいどうやってこの役作りをしたの…!?」と気になって仕方ありませんでした。練習風景のメイキングがあったら絶対に観たいレベル!


映画館で観て正解!音と映像の迫力がケタ違い!

スクリーンいっぱいに広がる舞台の美しさ、音楽の重低音、役者の息づかい…。これはもう、映画館で観るべき作品です!
特にクライマックスの舞台シーンは、鳥肌が立つほどの迫力と緊張感。体感型の芸術といっても過言ではありません!


まとめ:歌舞伎に興味がなかった人ほど観てほしい!

正直、私は歌舞伎にあまり興味がありませんでした。
でもこの映画を観て、心の底から「歌舞伎って、こんなにカッコいいんだ!」と感じました。
伝統芸能の世界に生きる人々の情熱と覚悟、それを映像でここまで感じられるなんて…。

前評判に違わぬ、いや、それ以上の感動。
日本映画の底力を見せつけられる一作です!


おすすめ度

9.8/10点

気になっている方は迷わず劇場へ!
この熱、ぜひ体感してください!!!