オススメの『インフォグラフィックス』参考書!情報を視覚化し、効率よく伝達するには

情報を視覚化する『インフォグラフィックス(INFOGRAPHICS)』。

私が実際に購入し、制作時の資料にしている本をご紹介します。

ダイアグラム(DIAGRAM)、ピクトグラム(PICTOGRAM)、チャート(CHART)、表(TABLE)など、デザイン別に掲載している初心者の方向けのオススメ本から、歴史などをまとめている教科書的な本、読んで楽しめるエンターテインメント性の高い本まで。

興味のある方は是非参考にしてみてください。

オススメトップ3

まずはこの三冊が、作例のクオリティも高いく、掲載点数も多いのでオススメです。

図とイラストで 伝わるデザイン かわいい! 楽しい! わかりやすい! インフォグラフィックス・コレクション

海外の作例中心で、刺激的を受けるデザインが多いです。それぞれ、日本語の解説も入っているので内容の理解もしやすい。

特にインフォグラフィックスのデザイン面で参考になる作品集です。

わかりやすく情報を伝えるための図とデザイン

日本の作例中心なので、実際のデザイン業務で参考になるのがこちらの本です。

グラフ・チャート、仕組み、マップ、ピクトグラム、など、ジャンル毎に章立てされているので参照しやすいです。

作例のクオリティも高く、参考になります。

インフォグラフィックス―情報をデザインする視点と表現

TUBE GRAPHICSの木村博之さんによる、インフォグラフィックスの教科書とも言える一冊。

インフォグラフィックスとは何か?という概念的な話から、実際の仕事例、木村さんが影響を受けた海外のグラフィックデザイナーの紹介など、とても濃密な情報が得られる一冊です。

インフォグラフィックスという世界自体に興味があり、より深く知りたい人は絶対に持っておいた方が良い一冊です。

その他、多様なインフォグラフィックス本

上で紹介した3冊はマスト、と言えるくらいオススメですが、それ以外にも、読んで楽しい本はたくさんあります。

私が実際に購入した中からオススメの本を以下にご紹介します。

100のインフォグラフィックで世界を知る 〈世にも美しい教養講義〉超図解・宗教

キリスト教やイスラム教など、世界の有名な宗教の特徴をインフォグラフィックスを用いて紹介している本。

海外の美大生が卒業制作として作った内容をブラッシュアップして出版された本ということです。

New Scientist 起源図鑑 ビッグバンからへそのゴマまで、ほとんどあらゆることの歴史

ビッグバンや人類の起源など、科学や地球にまつわる内容をインフォグラフィックスで学ぶことが出来る本。

Googleのクリエイティブディレクターの方が本書のアートディレクションを手がけているそうです。明快で親しみやすさのあるデザインはさすがです。

インフォグラフィックスの潮流: 情報と図解の近代史

こちらはインフォグラフィックスや情報デザインの歴史を体系的に解説している本。

多摩美術大学情報デザイン学科の教授も務められている永原康史さんによる著書。

教科書的に学べる一冊です。

ISOTYPE[アイソタイプ]

オットー・ノイラートが提唱する視覚言語「ISOTYPE(アイソタイプ)」についてまとめられた本。

ピクトグラム的な絵文字の組み合わせで、情報を視覚的に表現する手法です。

絵が多いので内容を理解しやすいです。まさに、アイソタイプの効果を実感できる編集になっています。

Crazy Competitions: 100 Weird and Wonderful Rituals from Around the World

インフォグラフィックスの巨匠、Nigel Holmes(ナイジェル・ホームズ)によるユーモアたっぷりの一冊。

世界各地にある奇妙奇天烈な競技会のルールをインフォグラフィックスを用いて表現しています。

英語版ですが絵を見れば競技の内容は理解できます。

驚くようなルールの物がたくさん登場するのでとても楽しく読める本です。

引き続き、新しい本を購入したらこちらの記事に追記していこうと思っています。

〈2021/08/29追記〉

ナショナルジオグラフィックに掲載された珠玉のデザインが1冊に!

National Geographic Infographics

世界的に販売されているネイチャー誌『ナショナルジオグラフィック(National Geographic)』

1888年から刊行がスタートし、128年の歴史を持つこちらの雑誌に掲載されたインフォグラフィックスの中から珠玉のものがまとめられた1冊です。

私は、雑誌自体もときおり購入しているのですが、毎号、記事にあったハイクオリティなインフォグラフィックスが掲載されていてとても刺激を受けます。

そのナショナルジオグラフィックのインフォグラフィックスがまとめられた本ということで、買わないわけにはいきませんでした。

膨大なインフォグラフィックスを、歴史、惑星、人間、動物の世界、植物の世界、科学技術、宇宙、という7つのセクションに分けて掲載していて、デザインだけでなく、自然科学の勉強になります。

英語版のみですが、480ページの大ボリュームで、持っておいて損はないと思います!

スター・ウォーズの世界観をデータで表現!シンプルインフォグラフィックスブック

スター・ウォーズ スーパーグラフィック
―インフォグラフィックで旅する はるかかなたの銀河系― 

こちらはちょっと変わり種。映画、スターウォーズのシリーズに登場するデータをまとめた“スターウォーズのインフォグラフィックス”ブック。

私はスターウォーズをほとんど観たことが無いのですが、

……ライトセーバーの色の持つ意味や、人気キャラクターの身長比較、ジェダイ最高評議会の席順など、……

Amazon、本の概要文より引用

がシンプルなインフォグラフィックスで表現されていて、とても楽しく観ることが出来ます。

個人的には、インフォグラフィックスのシンプルさ、それでいて意味が伝わり感情を動かせるギリギリのラインを攻めたデザインになっていて、その点がとても参考になりました。

色部義昭展「目印と矢印」:亀倉雄策賞を受賞したインフォグラフィックス

2019年4/4~5/21まで、銀座のクリエイションギャラリーG8で開催された色部義昭さんの作品展へ。

第21回亀倉雄策賞の受賞記念展である本展では、Osaka Metroのサインシステムや市原湖畔美術館東京都現代美術館などのVI(ヴィジュアルアイデンティティー)、インフォグラフィックスなどが展示されていました。

こういった作品が亀倉雄策賞を受賞するのはとても嬉しいです!

会場内撮影可でしたので、写真で雰囲気をお伝えします。

エントランス
ポスター
会場1

市原湖畔美術館

千葉県にある市原湖畔美術館のVI、サインシステムのプロジェクト。

ロゴなどと共通でドットを使ったデザインになっています。

cof
フロアマップ
禁止行為を示すピクトグラム。ユーモアがあり可愛い
これらの文字やピクトグラムもドットやピクセルのイメージで統一されています
出口案内

DIC川村記念美術館

こちらも千葉県、DIC川村記念美術館のサインシステム。

ロッカーの案内
フロアマップ
円や正方形など、単純な矩形を組み合わせたデザインのピクトグラム

tette(テッテ) 須賀川市民交流センター

以下は福島県にあるtette テッテ 須賀川市民交流センターという施設のサインシステム。

お子様向けのサイン
ロッカーの案内
案内サイン
バス停の様なデザインの案内サイン
フロアガイド

天理駅前広場コフフン

奈良県天理市の天理駅前にある広場コフフンの地図やインフォグラフィックス

cof
開いた本の様なトイレサイン
ユニークです
マナーを記載したインフォグラフィックス
ポール状の案内サイン
子ども向け遊具のマナーサイン
コフフンの全体マップ。円形にカーブしたパネルにデザインされています
古墳状の施設がたくさんあります
地図を見るだけで実際にこの場所に行ってみたくなりますね

東京都現代美術館

2019年3月にリニューアルオープンした東京都現代美術館(MOT)のサインシステム。

案内サイン
フロアマップ
キャプション
フロアマップ
木の素材感を活かしたサインシステム
企画展示室への案内

富山県美術館

富山県美術館のフロアマップ。

オープンとクローズを示すデザインの時計
会場風景
こちらはどこのサインなのか確認しそびれてしまいました
このフロアマップも

Osaka Metro

大阪市営地下鉄Osaka Metroのロゴ・サインシステム。

会場風景
駅のサイン
ロゴはメトロの「M」の中に大阪の「O」を内包するようなデザインになっています
動画:ロゴマークのアニメーション
動画:ロゴマークのアニメーション
電車内にある表示板のデザイン
コンセプトムービー
コンセプトムービー
コンセプトムービー
コンセプトムービー
コンセプトムービー
動画:会場風景
動画:コンセプトムービー
会場風景

オススメの関連書籍

色部義昭 (世界のグラフィックデザイン)

色部義昭さんの作品集です。

デザインノート No.85: 最新デザインの表現と思考のプロセスを追う

特集記事で色部義昭さんのデザインが紹介されています。

オススメの関連記事

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2019年1月〜4月までに購入したオススメのデザイン本4冊

2019年に入ってから4月までの間に購入したデザイン本をご紹介します

+DESIGNINGや大貫卓也さんの広告作品集、展覧会のフライヤーデザインや描き文字デザインなどアイデアの参考になりそうな本を購入しました。

+DESIGNING VOLUME 47

デザインやDTPの情勢やTIPSを紹介する雑誌。

4/6に開催されたDTPの勉強会第30回に合わせて買いました。

Illustratorの2019年最新の使い方を紹介しています。

勉強会もこの本に掲載されている内容に沿った物だったのでとても分かりやすく、技術をアップデートすることが出来ました。

付録でオフセット900線の印刷サンプルが付いていたのですが、特色インクを使っているかの様な鮮やかさで、版の作り方を変えるだけでもこんなに変わるのか!と感動しました。この印刷サンプルを観るだけでも買う価値のある特集号です。

DTPの勉強会当日の様子はこちらのTogetterにまとめられています。

【DTPの勉強会 第30回】+DESIGNING VOLUME 47 発売記念「Back to CC Basics・Illustrator編」 – Togetter
https://togetter.com/li/1335314

大貫卓也 ggg Books 43

日本を代表する広告アートディレクター、大貫卓也さんの作品集。

ggg(ギンザグラフィックギャラリー)が発刊している小さいサイズのデザイン作品集シリーズです。

大貫卓也さんの他の作品集はどれも中古で価格が高騰しているので、本書は判型も小さく作品数もそれほど多くはありませんが、大貫さんの代表的な作品を知る入門用としては最適です。

デザインや広告に興味を持ち始めた学生さんなどにオススメです。

広がるフライヤー 展覧会、舞台・映画、イベントを表現するチラシのアイデアとテクニック

展覧会やイベントのフライヤーデザインをまとめた作例集。

自分でもそういった仕事が増えてきたのでデザインの参考にするために購入しました。

こういった作例集はどれだけ最新の事例が掲載されているか?が特に重要だと思うので2019年発売のこちらの本はとても参考になりました。

眺めているだけでも面白い一冊。

作字百景 ニュー日本もじデザイン

最近のグラフィックデザインの潮流としてブームになっている「描き文字」を集めた作品集。

可読性を保持したまま上手く崩している文字から、ほぼ「絵」の様になっている文字まで。若い気鋭のグラフィックデザイナーの作品を中心に多様な文字デザインが並びます。

最近の実力あるデザイナーを知るのにも役立つ本です。


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私が会社案内・学校案内のデザインをする際に参考にしているデザイン書3冊

私が会社案内や学校案内のデザインやレイアウトをする際に参考にしているデザイン書を3冊ご紹介します。

入社案内・会社案内・CSRレポート・株主通信・学校案内など….。

こういった制作物はデザイン見本を資料として入手する事が難しいので、作例としてまとめて収録されている本はとても役に立ちます。

会社と人をつなぐ 企業案内のデザイン

会社と人をつなぐ 企業案内のデザイン / ビー・エヌ・エヌ新社 / 2014

入社案内・会社案内・年次報告書・CSRなど、様々な企業案内のデザイン事例が掲載されています。

この本自体のレイアウトがすっきりと見やすいので資料として参照しやすいです。

海外の事例が掲載されている点も良いです。

大学・専門学校と学生をつなぐ 学校案内のデザイン

大学・専門学校と学生をつなぐ 学校案内のデザイン / エヌ・エヌ新社 / 2014

こちらは学校案内のデザインを集めた本。

学校案内は入学を志す受験生でないともらえなかったりするので大人が作例を見ることが結構難しいです。

そんな時に本書はとても役に立ちます。

学部・専攻毎の色の変え方やそれに見合ったフォント選び、目次やカリキュラム表のデザイン処理など、学校関係のデザインに必ず付いてくる要素をどうデザインするかというサンプルが豊富に掲載されています。

伝達力のある 企業案内グラフィックス

伝達力のある 企業案内グラフィックス / パイインターナショナル / 2012

これまでの2冊と比べるとハードカバーという事もあり大判の本ですがページ数も多く、256ページに渡り様々な企業の会社案内が掲載されています。

企業案内や学校案内のデザインに関わる方であれば、持っていて損は無い1冊です。

まとめ

今回ご紹介した作例集の他に、自分で出かけた時、出先で会社案内や学校案内を見かけた時は取りあえず持ち帰るようにしています。

会社案内や学校案内はデザイン見本を入手しづらい分野なので常に資料をストックしておく事が大切ですね。

ポスターやフライヤーなどの制作時に参考にしている7冊のグラフィックデザイン書

私がポスターやフライヤーなど、一枚物のグラフィックデザインを制作する際に良く見ている、オススメのデザイン参考書を7冊ご紹介します。

オランダ、東欧、イタリア、スイスなど、ヨーロッパで活躍したデザイナー達の作品集はシンプルでありながら強さとユーモアを兼ね備えていてとても印象に残ります。

CONTENTS

  1. シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン
  2. ZWARTE BEERTJES: Book Cover Designs by Dick Bruna
  3. チェコの映画ポスター
  4. チェコ ポーランド ハンガリーのポスター
  5. 構成的ポスターの研究—バウハウスからスイス派の巨匠へ
  6. Max Huber
  7. Otl Aicher

シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン

オランダのグラフィックデザイナー「ディック・ブルーナ(Dick Bruna)」さんのポスターや本のデザインを集めた展覧会のカタログ。

日本ではウサギのミッフィーちゃんのデザインでお馴染み、ディック・ブルーナさんについては当ブログでも以下の記事でご紹介しています。

オランダのミッフィーミュージアム(Nijntje Museum)へ行きました
http://watanabedesign511.info/2018/12/14/nijntje-museum/

一見するとただ可愛いデザインに見えますが、対象が対象らしく見える極限まで構成要素を絞り、この場所以外ありえない、と感じさせるほどの緊張感を持ったレイアウトでデザインされています。

使用している文字のタイポグラフィや、紙を破ってコラージュの様にレイアウトするなど、テクスチュアも効果的に使っています。

オールカラーで価格も安いのでオススメの一冊!

ZWARTE BEERTJES: Book Cover Designs by Dick Bruna

こちらもディック・ブルーナさんの作品集。

ブルーナが手がけたペーパーバックスタイルの書籍シリーズ「ZWARTE BEERTJES(ブラック・ベア)」。彼が手がけた2000冊のカバーデザインの中から選りすぐりのデザインが掲載されています。

2000冊全ては掲載されていませんが本書の444ページに渡り、ブルーナさんの平面デザインの宇宙が広がっています。

彼のデザインを気に入った人は持っておいて損の無い一冊です。

チェコの映画ポスター

東欧チェコの映画ポスターデザインを集めた本。

なぜチェコ?と思われるかもしれませんが、チェコの映画ポスターは独特の構図感覚やタイポグラフィでグラフィックデザイナーには人気があるのです。

『羅生門』や『ゴジラ』など日本の映画作品のポスターをチェコ版にリ・デザインしている物も掲載されていて、日本版との違いに驚きを受けました。

以下のURLから2013年に東京国立近代美術館フィルムセンターで開催された『チェコの映画ポスター テリー・ポスター・コレクションより』という展示で掲示されたポスターデザインを何点か見ることが出来ます。

独創的なチェコの映画ポスター82点を紹介、世界各国の名作を豊かな想像力で大胆に異化 – アート・デザインニュース : CINRA.NET
https://www.cinra.net/news/2013/08/06/184403

本書に掲載されている作品も見られるので参考にしてみてください。

チェコ ポーランド ハンガリーのポスター

こちらも東欧のデザインシリーズ。

前述のチェコに加えてポーランドやハンガリーのデザインも掲載されています。

表4の紹介文によると、チェコスロバキア、ポーランド、ハンガリーなどの社会主義体制下にあった国々では芸術家が自由に表現活動を行うことが出来ないという背景があったようです。

そのため、ポスターなどのグラフィックデザインが芸術性を発揮できる数少ない場所だったようです。

判型は小さく値段も手頃ですが、オールカラーで233点の作品が掲載されているのでかなり充実した内容になっています。

構成的ポスターの研究—バウハウスからスイス派の巨匠へ

私が十代の美術予備校生だった頃に購入し、未だに参考にし続けているポスターデザインのマスターピース!

バウハウスやスイス派と呼ばれるポスターについて、デザインの構造や社会的背景、印刷技法に至るまで分析している1冊。

エル・リシツキー、モホリ=ナギ、ハーバート・バイヤー、ヤン・チヒョルト….といったグラフィックデザインのレジェンド達の名前と代表作について、私はこの本を見て学びました。

判型も大きめで印刷もとても綺麗なので、グラフィックデザインが好きな全ての人にオススメしたい本です!

Max Huber

前述の『構成的ポスターの研究』を読んで私が一番自分の感性でカッコイイ!と感じたデザイナー、Max Huber(マックス・フーバー)さんの作品集。

インパクトのあるタイポグラフィと透明感を活かした色使いで、シンプルながらも見ていて明るい気持ちになれます。

flotsambooksさんによる本マニアへのインタビュー記事『book-go-around』に答えた際にも好きな本として紹介しています。良かったらこちらも合わせてご覧下さい。

book-go-around #010|flotsambooks|note
https://note.mu/flotsambooks/n/ne0d84a068d6e

私が持っているのはハードカバーの物ですが今はペーパーバック版も出ているようで、そちらは少し価格が安くなっていますね。

Otl Aicher

ドイツのデザイナー兼教育者、20世紀のグラフィックデザインのパイオニアとも呼ばれたオトル・アイヒャー(Otl Aicher)さんの作品集。

こちらも以前、当ブログで紹介しています。

私が2018年にデザイン業務で活用した実戦的なタイポグラフィ本5冊
http://watanabedesign511.info/2018/12/23/2018-typography-books/

ポスターやブックデザインなどの一般的なグラフィックデザインに加えて、ピクトグラムやサインシステムなどのインフォグラフィックス、さらには書体の開発まで。

グラフィックデザイン博士ともいえる彼の活動を総合的に知る事が出来る一冊です。

こちらもペーパーバック版は安く買えます。

まとめ

グラフィックデザインの中でもポスターやフライヤーといった平面の媒体は、本の形態になったときにとても見やすいので、仕事とは関係なく眺めているだけでも楽しめます。

デザインに興味を持ったばかりの方も、今回ご紹介した様な本を読むことで自分の好きなデザイナーが見つかるとデザインの世界がより楽しくなります。

気になった一冊があれば是非読んでみて下さい。