【ロゴデザインの秘密】Nike・Apple・BMW…有名ブランド10社のロゴに隠された意外なストーリーとは?

ブランドのロゴには、単なるデザイン以上の意味が隠されています。ナイキの「スウッシュ」やアップルの「かじられたリンゴ」など、世界的に有名なロゴには驚きのエピソードがあるのです。

本記事では、ナイキ、アップル、BMW、フェデックスなど10の有名ブランドロゴの秘密 を解説します。ロゴに込められた意図や隠されたメッセージを知れば、あなたの「ロゴの見え方」が変わるかもしれません!

では早速、有名ブランドのロゴに秘められたストーリー を見ていきましょう!


1. ナイキ(Nike) – 35ドルで生まれた「スウォッシュ」

ナイキの「スウォッシュ」ロゴは、1971年に キャロライン・デヴィッドソン というデザイン学生によって作られました。彼女が受け取った報酬はたったの 35ドル でした。

しかし、その後ナイキが大成功を収めると、彼女にはナイキ株とダイヤモンド入りのスウォッシュデザインのリングが贈られました。

このデザインは、ギリシャ神話の勝利の女神ニケの翼がモチーフになっています。

Logo of Nike.

2. アップル(Apple) – かじられたリンゴの理由

アップルのロゴの「かじられた」デザインにはさまざまな説がありますが、実際には 「小さなリンゴのマークがサクランボと間違えられないように」 というシンプルな理由でした。

デザイナーの ロブ・ジャノフ によると、「かじり跡」があることでリンゴだと認識しやすくなるそうです。

Apple Logo

3. フェデックス(FedEx) – 隠された矢印

フェデックスのロゴには、 「E」と「x」の間に隠れた矢印 があります。

これは、速さと正確さを象徴するもので、デザイナーの リンドン・リーダー による巧妙なタイポグラフィの工夫です。この矢印に一度気づくと、もうロゴを見るたびに目についてしまいますね。

FedEx Corporation since 2016 logo

4. BMW – プロペラの誤解

BMWのロゴはよく「飛行機のプロペラを表している」と言われますが、実際には バイエルン州の旗の青と白 がモチーフです。

しかし、1920年代の広告でプロペラと関連付けられたことで、プロペラ説が広まりました。

BMW logo Bayern Wappen

ドイツ、バイエルン州の紋章


5. マクドナルド(McDonald’s) – 「ゴールデンアーチ」の成り立ち

McDonald’sの原点は、1940年にマクドナルド兄弟が開いたドライブインレストランでした。1950年代、彼らは店舗のデザインを刷新する際、目を引く2つの黄色い半円アーチを建物両端に設置しました。

この印象的な外観が評判となり、フランチャイズ展開を進める中で、このアーチがロゴマークとして採用されました。当初は実際の店舗デザインでしたが、後に図案化され、現在の「M」字の形へと変化しました。ゴールデン・アーチは、瞬く間に世界中でマクドナルドの象徴として認識されるようになりました。

DowneyMcdonalds

カリフォルニア州ダウニーにある、3番目にオープンしたマクドナルドの店舗は、営業している中で最も古い(最古のマクドナルド店舗)。
また、この店舗は、黄金のM型アーチのデザインを特徴付けた、2番目の店舗でした。

McDonald's 1960 logo

1960年〜68年のマクドナルドのロゴマークは「M」を用いながらも店舗のデザインを想起させるマークになっていた。

Logo McDonald's

2006年以降のマクドナルドのロゴマーク。


6. トヨタ(TOYOTA) – 車を通して広がる世界を表現

現在のトヨタマークは、1989年に創立50周年を祝って発表されました。左右対称の3つの楕円で作られ、内側の2楕円は顧客トヨタの心を表し、それらがつながると「T」ハンドルを連想させます。

外側の楕円は、トヨタを取り巻く顧客や世界を示し、太さが違う線は毛筆のタッチを取り入れたものです。その背景には、トヨタが大切にする価値観が広がっていることを意味しています。

Taung Toyota Crew

7. スターバックス(Starbucks) – 人魚「セイレーン」の意味

スターバックスのロゴにはギリシャ神話のセイレーン(人魚)が描かれています。最初のロゴは1971年に作られ、より細かいデザインでしたが、時代とともにシンプルに洗練されました。

セイレーンは 「誘惑」と「魅力」 を象徴しており、「コーヒーの香りで道行く人々を引きつけたい」という願いが込められています。

Lody marki Starbucks

カフェラテのカップにプリントされたセイレーンロゴ。

Starbucks street musician

アメリカのシアトルにある1号店では、2017年1月でもオリジナルデザインのロゴマークを使用して営業中している。


8. アディダス(adidas) – 3本線はもともと補強材だった

アディダスのロゴにある3本線は、もともとデザインではなく 靴の耐久性を高めるための補強材 でした。

adidas

しかし、その後ブランドの象徴となり、現在のロゴにも取り入れられています。

New version of the Adidas logo

9. メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz) – 3つの星が意味するもの

メルセデス・ベンツのスリーポインテッド・スター(三つ星)は、創業者 ゴットリープ・ダイムラー の「陸・海・空のすべてを制覇する」というビジョンを表しています。

W120M

1926年から現在まで使われている三つ星と月桂冠を組み合わせてデザインのロゴ。

Mercedes Logo

10. コカ・コーラ(Coca-Cola) – デンマークの国旗が隠れている

コカ・コーラのロゴには、偶然にも 「Coca-Cola」の文字の一部がデンマークの国旗に見える という発見がありました。

Coca-Cola logo

これを利用して、デンマークでのマーケティングキャンペーンが行われたこともあります。

Coca Cola Denmark flag commercial

まとめ

ロゴは単なるデザインではなく、ブランドの歴史や哲学が詰まっています。企業がどのような戦略でロゴを作り、どのようにブランディングしてきたのかを知ると、身近なロゴも新鮮に見えてきます。

どのロゴのエピソードが一番印象的でしたか?ぜひ、コメントで教えてください!

Header: Fabian HoltappelsによるPixabayからの画像

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