WindowsからMacに乗り換えたばかりの人がまず戸惑う操作のひとつが、ファイルの「カット&ペースト」。
Windowsでは、Ctrl + X
でファイルを「カット」して、Ctrl + V
で「貼り付ける」のが定番ですが、MacのFinderには「カット」に該当するショートカットが見当たりません。
でもご安心を。Macでもほぼ同じ操作ができます。ポイントは、「カット」ではなく「移動」という考え方です。
Macでファイルを「カット&ペースト」する方法
Macでは以下のショートカットを使うことで、Windowsの「カット&ペースト」と同じようにファイルを移動できます。
🔹 1. 移動したいファイルをコピー
⌘(Command) + C
Finderで対象ファイルを選択し、コピーします。これはあくまで「一時的にコピーする」操作です。
🔹 2. 移動先のフォルダに移動
次に、そのファイルを移動したいフォルダにFinder上で移動します。
🔹 3. 移動(カット)としてペースト
⌘(Command) + ⌥(Option) + V
ここで、通常のペースト(⌘ + V
)ではなく、⌘ + ⌥ + V
を使うことで「コピー元から削除して、移動先に貼り付ける」=実質的なカット&ペーストになります。
なぜMacには「カット」がないの?
Macのデザイン思想として、「安全性」と「操作ミスを防ぐ」ことが重視されています。ファイルを「切り取ったまま貼り付け忘れて削除される」といったトラブルを避けるため、カット操作単体はあえて存在しないようになっています。
まとめ
操作 | Windows | Mac |
---|---|---|
コピー | Ctrl + C | ⌘ + C |
ペースト | Ctrl + V | ⌘ + V |
カット | Ctrl + X | (なし) |
カット貼り付け(移動) | Ctrl + X → Ctrl + V | ⌘ + C → ⌘ + ⌥ + V |
MacのFinder操作に慣れると、「カットがない」ことにも納得がいくはず。慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、ショートカットを活用して、快適なファイル整理ライフを楽しみましょう!
他にもMac操作で迷っていることがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね。次回の記事で取り上げるかもしれません!