東京の四谷三丁目にある消防博物館へ行ってきました。

日本の消防の歴史にまつわる展示や、東京消防庁が運営する施設ならではの、消防車の現車などを見ることができて非常に面白い博物館でした。

館内の様子を写真でご紹介します。

I went to the Fire Museum in Yotsuya 3-Chome, Tokyo.
It was a very interesting museum, with exhibits related to the history of firefighting in Japan and actual fire engines, which are unique to a facility run by the Tokyo Fire Department.
Admission is free, so it’s also recommended for tourists from overseas.
I’d like to show you some photos of the inside of the museum.

消防博物館とは?

消防博物館について

消防博物館は、正式には東京消防庁消防防災資料センターといいます。
 東京の安全と安心を進める消防がまるごとわかる広報・教育施設として1992(平成4)年12月3日に開館しました。
当館には、消防関係の資材、書籍などを含む、12,000点以上の資料を所蔵しており、江戸の消防に関する錦絵、瓦版、古文書、消火道具や明治時代から現在に至るまでの消防ポンプ、防火衣、消防活動資器材などの実物を中心に展示しています。

出典:東京消防庁<防災館・博物館><消防博物館> https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-hkkan/museum.html (2024/06/03アクセス)
  • 所在|〒160-0004 東京都新宿区四谷3丁目10番 (MAP
  • 電話番号|03-3353-9119
  • FAX番号|03-6634-5563
  • E-mail|hakubutsukan@tokyo-bousai.or.jp
  • アクセス|
    • 東京メトロ丸ノ内線|「四谷三丁目駅」2番出口
    • JR中央本線|「信濃町」駅・「四ツ谷」駅から徒歩各約12分
    • 都営新宿線|「曙橋」駅から徒歩約7分
  • 開館時間|午前9時30分~午後5時(最終入館は午後4時30分)(図書資料室は水・金・日の午後1時~午後4時30分)
  • 休館日|毎週月曜日(国民の祝日に当たる場合は開館し、翌日を休館とさせていただきます。9月1日の防災の日、10月1日の都民の日、1月17日の防災とボランティアの日が月曜日にあたる場合は、開館。
  • 年末年始|12月29日~1月3日
  • 入館料|無料

展示の様子

博物館はまさに四谷消防署の中にあります。

入場無料ですが、1階の受付で入館証をもらう必要があります。

その後、展示は自由に見られますが、5階から下るように見ると、日本の消防の歴史を古い順に見られる、ということなので、5階→4階→3階→1階→地下1階、の順で見ました。※2階は消防署なので一般人は入れません。

四谷消防署。こちらからも消防博物館に入れます

5階 消防の夜明け

江戸時代の消防システムや、装いなどについて紹介されているフロア。

火の見櫓

江戸時代は、火事の際に家財道具を持ち出すことが禁止されていたようです。

家財道具を持ち出すことで、道が塞がったり、避難が遅れたり、家財道具(服など)に火がついて火事がより広まる、という事があったため、家財道具を持ち出すことについて罰則まであったようです。

現代でも意識したほうが良いかもしれません。

江戸時代の町火消が、組の目印(シンボル)として用いた纏(まとい)と呼ばれるもの。

戦国武将が、自分の国の旗を持つようなものでしょうか。

立ち並ぶ姿が非常にインパクトがありました!

火事の際に鳴らされる半鐘
水桶

火事の延焼を防ぐために、火の着いた建物を壊すための「鳶口(とびくち)」。

4階 消防の変遷

明治から大正、昭和初期にかけての消防の歴史が展示されたエリア。

関東大震災や第二次世界大戦など、消防の歴史的に重要なトピックも多いです。

馬で引く消防車
馬の模型もリアル!
当時の新聞を組み合わせたパネル。デザインが面白い
帽子
ラッパ
この時代の半鐘
消防士の制服
当時の消化の様子を再現した模型
明治〜昭和初期の火の見櫓
半鐘がセットされています
関東大震災時の新聞を集めたコーナー
貴重な古いポンプ車(原寸大)

こちらの図は初めて見ました。「関東大震災火流動向図」というもので、震災時の火元、火の流れ、火災旋風などを視覚化した図とのこと。

とても興味深いビジュアルです。

火災報知器

このあたりから昭和時代に入ります。

第二次世界大戦の空襲の時期など。

昭和時代の拡声器
警防団のヘルメットと防毒マスク
はしご
昔の消化器。防災砂という文字が見えます。これを吹きかけるのでしょうか
消防信号。モールス信号的なもの
空襲警報のサイレン
明治〜昭和までの消防士の服
巨大すぎて画角に収まっていませんが、はしご車

3階 現代の消防

現代の消防のコーナー。このエリアは、消防車の運転席に座れたり、映像や体験型の展示も多く、子供が楽しめる内容になってました。

上階と比べてファミリーでいらっしゃっている方がかなり多く、会場も混んでいたので撮れた写真は少ないです。

消防服と様々なホースのノズル
館内はこのような感じ。パネルなどの説明もお子様向けになっています
救命救急の服
AED
ブドウ糖の点滴(?)
潜水士
消防の仕組みを伝えるジオラマ

1階 エントランス

エントランスには巨大な消防ヘリが展示されています。

地下1階 消防自動車の変遷・ミュージアムショップ

地下一階は消防車の実物が展示されています。

クラシカルな消防車
これはベンツの消防車‥‥!
トリップアドバイザーの認証をもらったいたそうです!どうりで、館内には外国からのお客さんも多かったです
おもちゃの様ですが実際にこのような消化車があるそうです
1階に昇る吹き抜け階段からの景色

7階 図書資料室

今回、図書資料室にも行きたかったので、開館している日程に行きました。

  • 開室日と時間:水曜日、金曜日、日曜日の午後1時から4時30分まで
  • 事前予約制

図書室目当てで金曜日にうかがったのですが、予約が必要とは知らず、受付の方に「予約なしでも入れますか?」と聞いたところ特別に入れてもらうことができました。

コピーや、スマホでの撮影もできないので、メモできるペンと紙を持っていくと良いです。

消防や災害にまつわる資料が集約されていて、初めて見る本も多く勉強になりました。

まとめ

消防博物館は、日本の消防の歴史を、実物や模型を用いて紹介しており、非常に見応えのある施設でした。

興味のある方はぜひ行ってみてください!

The Fire Museum introduces the history of firefighting in Japan using actual items and models, and is a very interesting facility.

If you’re interested, be sure to check it out!

撮影機材

今回ブログに投稿した写真は大半はこちらのカメラとレンズで撮影しました。

PENTAX K-5 II s

【中古】【1年保証】【美品】TAMRON SP AF 28-75mm F2.8 XR Di LD ペンタックス A09P

外観写真はiPhone 13 miniで撮影しています。

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