映画「ゲット・アウト」感想|SNS時代に観るべきレイシズム・ホラー

はじめに

話題のホラー・サスペンス映画、ジョーダン・ピール監督作『ゲット・アウト』を改めて鑑賞しました。軽いネタバレを含みつつ、本作の魅力と気になる点を率直にまとめていきます。


人種差別をスリルとユーモアで描く

本作は、人種差別という重いテーマを扱いながら、ユーモアやサスペンスの要素を巧みに織り交ぜています。白人家庭を訪れる黒人カップルという設定だけでも緊張感がありますが、随所に散りばめられたマイクロアグレッション(微細な差別的言動)が、観る者にリアルな恐怖を感じさせます。

印象的シーン
白人の集まるパーティーに黒人は主人公ひとりだけ——視覚的に「異物」であることを突きつけられるシーンは、本作ならではの生々しさがあります。


ギミックの恐怖と既視感

本作ならではのギミックは恐ろしく、観ている間ずっと緊張感が途切れませんでした。また、冒頭で初見だと思っていたものの、ふと既視感を覚え──実際に以前一度観たことがあったと気づました。それほど、印象的なシーンが多かったということです。

クライマックスに寄せる疑問

物語終盤、主人公が白人一家に対してとった行動には賛否が分かれるところです。因果応報としてのカタルシスはあるものの、やや行き過ぎにも思え、「もう少し別の見せ方があったのでは?」という印象が残りました。


現代へのメッセージ性

SNSや政治家によるレイシズムが加速する今──まさに現代社会を映す鏡のような作品です。ホラー映画としてだけでなく、社会的な問題提起として改めて観る価値があります。


総評

重厚なテーマを飽きさせずに描き切った意欲作。ユーモアを交えたホラー演出は見事ですが、ラストの展開にやや好みが分かれるかもしれません。
おすすめ度:7.8/10点


あなたは本作をどう感じましたか?コメントでぜひ教えてください!

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