庭園美術館の入場と施設について
東京都庭園美術館で開催された「戦後西ドイツのグラフィックデザイン モダニズム再発見」を訪れました。久しぶりの庭園美術館でしたが、今回は事前予約制(入場時間指定)となっており、下記の公式サイトから前売り券を購入して入場しました。
東京都庭園美術館|公式オンラインチケット(予約)
https://www.e-tix.jp/teien-art-museum/
当日は予定時刻の15分前に到着しましたが、スムーズに入館できました。また、館内のロッカーは100円硬貨が必要なので、事前に用意しておくと便利です。庭園美術館は、展示だけでなく建物自体も非常に見応えがあり、美しい空間の中でアートを鑑賞できるのが魅力です。




展示内容と印象的だった点
本展示では、戦後西ドイツのグラフィックデザインがどのように発展していったのかを、ポスターを中心に紹介していました。作品は以下の4つのカテゴリーに分類されており、この構成が非常に分かりやすかったです。
- 幾何学的抽象
- タイポグラフィ
- イラストレーション
- 写真
この分類によって、デザインのアプローチや特徴を明確に比較しながら鑑賞できました。また、初めて知るデザイナーの作品も多く、自分の知見を広げられた点も大きな収穫でした。
さらに、ポスターだけでなく、パンフレットやチケットなどのステーショナリー類も展示されており、実物を間近で見ることでサイズ感や印刷の美しさをより実感できました。
展示の写真
会場は、基本的には写真撮影禁止なのですが、2箇所の部屋のみ撮影が可能でした。
そこで撮影した写真をご紹介しますので、どのような展示か参考にしてください。
オトル・アイヒャー
ドイツのグラフィックデザイナー、オトル・アイヒャーが手掛けた1972年のミュンヘンオリンピックにまつわるポスターのコーナー。









キールウィーク
ドイツで毎年夏に開催される世界最大のセーリング・フェスティバル「キールウィーク」にまつわるポスターのコーナー。
このコーナーは初めて見る作品が多く、非常に面白かったです。







新館へ
新館へ向かう渡り廊下。天気が良い日で非常に気持ちよかったです。




イラストレーション
新館では、イラストレーションと写真のカテゴリーが紹介されています。まずはイラストレーションコーナーから。



T2というシェービングクリームの広告。展示の最後にあるキュレーターの方の動画では、この作品が本展の中でも特に重要なデザインだと感じている、とのことでした。

男性のシルエット、T2の商品名がシェービングクリームのようにデザインされています。確かに秀逸!

















写真
最後は写真のコーナー。私自身、写真という表現が好きなので非常に面白かったです。











まとめ:デザイン好きには必見の展示
今回の展示では、デザインの教科書や資料集でよく見かける有名なポスターから、普段あまり目にする機会のない貴重な作品まで、多彩なグラフィックデザインを鑑賞できました。
グラフィックデザインに興味のある方にはぜひ訪れてほしい展示です。西ドイツのデザイ
ンの特徴や、戦後のグラフィック表現の変遷を知ることができ、非常に有意義な体験となりました。
イベント公式サイト
戦後西ドイツのグラフィックデザイン モダニズム再発見 | 東京都庭園美術館
https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/250308-0518_backtomodern/