2年ほど使用していたCanonのインクジェットプリンター、PIXUS iX6530が突然壊れてしまったので、後継機種のPIXUS iX6830に買い替えました。
●良い点
・A3ノビまで出力できる
これが、この機種を購入した最大の理由です。A3サイズの制作物を原寸で出力出来る事は私が求める絶対的な条件でした。
今回、レーザープリンターの導入も検討したのですが、レーザーでA3ノビ対応のものだと大分本体価格が高くなってしまうので、こちらのインクジェットプリンターにしました。
・本体価格がそれなりに安い
20,000〜25,000円くらいの価格なので、予期せずに故障した場合でも、買い替えがしやすいです。
・「下書きプリント」モードがある
ドットは粗くなりますが、インクの消費量を抑え、高速で出力してくれる「下書きプリント」モードがあります。この機能がかなり便利で、赤字校正紙や、文字確認用のプリントアウトなどは殆どこのモードで行っています。
印刷スピードに関しても、レーザープリンターには及びませんが、ストレスに感じないくらいのスピードで出力されます。
・インク詰まりが少ない
以前、別会社のインクジェットプリンターを使用していた時は、3回に1回くらいはインク詰まりが発生し、その度にノズルクリーニングをかけていたのですが(インクをかなり消費する)、前機種のix6530からCanon製のプリンターにして以来、インク詰まりは殆ど発生していません。
・発色が良い
エントリーモデルとはいえ、インクジェットなので発色が綺麗です。写真などを使ってポートフォリオや、ちょっとした作品作る際にも活用することができます。
▲イマイチな点
・インクに関して
前機種のix6530からインクカートリッジの形状が変わっているので、互換性はありません。このことに、驚きました。ix6530用のインクを10数本ストックしていたのですが、無駄になってしまいました。
プリンターのインクは、予備をストックしている人が多いと思うので、同等の仕様にも関わらずカートリッジの形式を変えるというのは、ユーザーに優しく無い設計だと感じてしまいます。インクも高価なので、なかなかの痛手でした。
・給紙に関して
インクジェットプリンターの構造上、仕方が無いのですが、給紙はやはり手間を感じます。特に用紙のサイズをこまめに変えてプリントする場合、用紙を挟むスライダーをその都度調整しないといけないので、一手間かかります。
また、設置スペースに関しても、商品自体はコンパクトなのですが、印刷時は給紙と廃紙のパネルを前後に伸ばさなくてはいけないので、意外にも奥行きが60cmくらいは必要になってきます。
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前機種から進化した点として、wi-fi接続機能もあるのですが、業務で使用する際には、USBでつないだ方が高速なので、殆ど使用していません。
インクジェットもレーザープリンターも一長一短だと思うのですが、自分の今の仕事の内容と用途を考慮すると、コストパフォーマンスが高い機種だと感じています。
前機種のix6530は、2年間かなりハードに使用した後に壊れたので、むしろ丈夫なプリンターだったといえます。今回のiX6830も、ガッツリ使っていこうと思います。