ロンドンのデザイナー、 João Oliveira 作の書体「Port Vintage」をご紹介します。
BodoniやDidotをベースにした、エレガントな見出し用書体です。
この書体の特徴は、字形の豊富さにあります。
まず、タイプしてみると、大文字の方が細く、小文字の方が太い設計になっており、まるで、別の書体のようです。
文字の末尾に円形の飾りがついた「Decorated」タイプ。
「Regular」「Decorated」共に、少し太くなった「Medium」のウェイトが用意されており、さらに、それぞれのタイプに対して、スウォッシュがついた字形が用意されています。
他にも、以下の様なタイプが用意されています。
「ON」「OR」「AND」などの接続詞を個別にデザインした「Port Vintage Regular Words」。
エレガントなオーナメント書体。
これらの豊富な字形とその繊細なデザインは、ファッション誌や、エレガントさを求められるデザインでその力を発揮します。
なかなかクセのある書体なので、使い所が難しいですが、完成度が高く、インパクトがあるので、機会を見つけて、是非使っていきたいです。
Port Vintage Designer:João Oliveira Scene:Fashion, Visual magazine, Poster Buy:My Fonts