10年近く愛用したサービスを手放すのは少し勇気がいりましたが、2026年現在の自分のライフスタイルに合わせて、サブスクリプションの再編を行いました。
グラフィックデザイナーという職業柄、UIデザインへの愛着もありましたが、今回は「実利」と「音楽との向き合い方」を優先した結果をまとめます。
10年連れ添ったSpotifyを解約した理由
長年、音楽ストリーミングの王道であるSpotify(有料プラン)を契約してきましたが、以下の理由から解約を決意しました。
- 「聴く時間」の変化: 最近はAudible(オーディブル)で本を聴く時間が増え、音楽を流しっぱなしにする時間が物理的に減りました。
- サブスク費用の膨張: GeminiなどのAIツールをはじめ、仕事に不可欠なサブスク契約が増えたため、固定費の見直しが必要になりました。
- Spotify自体の値上げ: サービス向上は嬉しいものの、月額料金の上昇が地味に響きます。
- ポイント還元の改悪: ahamo(docomo)経由の契約で受けていたポイント還元が、これまでの約250ポイントから約150ポイント程度へと実質的に目減りしたことが決定打となりました。
乗り換え先に「楽天ミュージック」を選んだ理由
以前から気になっていた楽天ミュージックに移行した理由は、楽天エコノミーの恩恵です。
- 楽天モバイルプランの活用: 親のタブレットを楽天モバイルのデータ専用プランで契約しているため、連携によるメリットが大きい。
- 「30日20時間」という選択肢: 無制限に聴ける必要がなくなった今の私にとって、時間で区切るライトなプランは非常に合理的でした。
Spotify vs 楽天ミュージック 比較表(2026年3月時点)
| サービス | プラン名 | 月額料金(税込) | 特徴 |
| Spotify | Standard | 1,080円 | 基本プラン。レコメンド最強。 |
| Spotify | Duo | 1,480円 | 同居の2名。 |
| Spotify | Family | 1,880円 | 最大6名。 |
| 楽天ミュージック | スタンダード | 980円 | 一般向け無制限。 |
| 楽天ミュージック | カード/モバイル会員 | 780円 | 楽天ユーザーならこれ。 |
| 楽天ミュージック | ライトプラン | 500円 | 30日/20時間制限。 |
| 楽天ミュージック | 年額ライト | 約417円 | 年5,000円を月換算。 |

デザイナー視点でのUI比較:最新トレンドか、実用性か
ここが一番面白い違いでした。
Spotify:音楽体験をデザインする
SpotifyのUIは、ダークモードを基調とした洗練されたデザイン。タイポグラフィの使い分けや、年間の視聴まとめ(Wrapped)のグラフィックなど、「音楽を聴くこと自体をかっこいい体験にする」という意志を感じます。最新のUIトレンドを学ぶ教材としても非常に優秀です。
楽天ミュージック:日本の「道具」としてのデザイン
対する楽天ミュージックは、非常に「日本的」です。良い意味でカラオケの選曲タブレットのような親しみやすさがあります。歌詞検索がしやすく、文字も読みやすい。「探して聴く」という実用性に特化した作りです。
音楽との「能動的」な付き合い方への回帰
Spotifyは、AIが自分の好みに合わせた新譜を「すっと」差し出してくれます。それは便利ですが、一方で一曲一曲を大切に聴く感覚が薄れていたようにも感じます。
楽天ミュージックにはそこまでのレコメンド機能はありません。新譜の情報はYouTubeなどで自らチェックし、それを楽天ミュージックで検索して聴く。この「能動的にディグる(掘り下げる)」感覚は、かつてCDショップに通っていた頃の楽しみに少し似ています。
Tips: ブラウザで再生する場合、ネットサーフィン中にうっかりタブを閉じると音楽も止まってしまうので、そこだけは注意が必要です。
結論:サブスクは「今の自分」に合わせて最適化する
J-POPやJ-HIPHOP(「ずっと真夜中でいいのに。」「Watson」「RYKEY」など)のラインナップも今のところ不満はありません。カラオケの練習用としても十分事足ります。
「20時間という制限」が自分の生活にどうフィットするかは、60日間の無料キャンペーン期間で見極めていく予定ですが、「惰性で払い続けない」という姿勢は常に持っていたいものです。
