2016年11月11日(金) – 11月24日(木)まで、東京芸大の美術館で開催されたロバート・フランク展を観に行きました。
STEIDL社のゲルハルト・シュタイデル氏がキュレーションを務め、芸大の学生が展示と企画・運営をしたこちらの展示がとても良かったので写真でご紹介します。
芸大の美術館には初めて行きました。今回の展示では1回も2回もフルに使用していました。
1階
展示方法に様々な工夫が凝らされていて刺激的だったのですが、1階のメインスペースに関しては、狭い中に詰め込んだ感じがややあり、何種類かの映像の音声も一斉に聴こえてしまうので、もう少しすっきりしたスペースで落ち着いて観賞出来たら良かったです。
2階
2階はこれまで出版した写真集のページをそのまま展示したものや、出版に至る途中のダミーブック、コンタクトシートなどが展示されていました。
2階は空間を広く使っていたので、ゆったりと展示を観賞出来ました。
上の様なコンタクトシートや、写真集のダミーブックなど、制作途中の物を見られたのは、フランクがどの様な事を考えながら写真集を編集していったのかという過程を知れたのでとても面白かったです。
–関連書籍など–
Students at TUA: Effort and Document May-November, 2016
今回の展示にあたり、芸大の学生達がどのように展示の企画をし、シュタイデル氏とやりとりをし、設営を進めていったかという記録がまとめられたドキュメンタリー。会場でドネーション制で配布されていたもので、これがとても面白かったです。
展示のアイデアがどのように変遷して行ったか、チラシのデザインの初期案などこういった制作過程が知れるのはとても興味深いですね。
展示に併せて完成していた点も素晴らしいです。
今回の展覧会の図録。新聞風のデザインです。
Robert Frank: Books and Films, 1947-2016 http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2016/frank/frank_ja.htm 2016年11月11日(金) - 11月24日(木) 東京藝術大学大学美術館 陳列館1階、2階