読書感想|「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考

書店などでよく見かけていたこちらの本を購入して読みました。

「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考

私は自分がデザイナーということもあり、デザイン思考については本を読んだり、自身の経験と照らし合わせたりしてなんとなく分かっていたのですが、アート思考については明確には理解していませんでした。

この本を読む事で、アート思考につながる有名なアーティストの作品や思考法の根幹を知る事ができました。

13歳からの…という枕詞がタイトルについているので、子供向けの本かな?という印象を抱いていたのですが、アート(美術)に興味が無くなる年齢が13歳が多い、ということで本の内容自体は子供からビジネスマンまで学びのある内容になっています。

取り上げられているアート作品も、作家も作品も知っていましたが、この本を読むことでなんとなくではなく、なぜそれらの作品がアートの歴史で大きく評価されているのかも知る事ができました。

とても面白い本なので2日くらいで一気読みしてしまいました。

デザイン思考やアート思考に興味がある方はぜひ読んでみて下さい!

THE LAST SUMMIT 製本日誌:カバーの糊づけ

昨日はカバーの糊づけ作業をしました。3mmの板紙にプリントアウトした紙を貼る作業。

のりは製本を始めた当初よりも水を多めにしてます。のりが伸びやすい方が実はシワにならない場合が多い印象。

これまで、一枚ごとに、表紙面から折り込みまでを一気に行っていましたが、今回は表紙面のみに糊を塗り、一旦重しを置いて待つ。
その後、折り込みをまとめて作業するようにしてみました。

こちらの方が作業はやりやすいかも……?

今後も試行錯誤していきます。

表紙面のみ貼り、重しを乗せて置いてから折り込む

手製本についてのリファレンス|のり、参考書、糸かがり綴じ、ワークショップなど

教えている専門学校で学生から「手製本について教えて欲しい」という質問をもらったので、ハードカバーで本を作りたい初心者の方に向けてのリファレンスをまとめておきます。もし、リンクが切れているページなどあればコメントで教えて頂ければ幸いです。

◆製本のり(のりボンド)について

人(制作する本)によって異なりますが、私は自分の本(THE LAST SUMMIT)では「フエキのり」と「水」と「木工用ボンド」を混ぜ合わせたものを使用しています。

フエキのり40g:水30cc:木工用ボンド7〜14g

くらいの割合です。

混ぜることが大変だったら、「製本のり」という商品もあるので、これを適度に水で薄めたりしても良いかと思います。(この商品は私は未使用です。)

◆製本のやり方について

私はこの本を買って参考にしてます

「素材を活かした手製本の教室」

YouTubeで「製本」と検索すると動画が出てくるのでそういうのを観るのも良いかと思います

本の作り方 | how to bind a book

以下の、大石さんという方のチャンネルの動画は順を追っていて分かりやすいと思いました。

https://www.youtube.com/channel/UC5EXMlPYQNNf-lFSeJ5n0gg

◆糸かがり綴じの縫い方

糸かがり綴じにするなら、こちらの「横浜市中央図書館サービス課」さんが公開している「修理講座テキスト」PDFの15ページ目に書いてあるリンクステッチという綴じ方が簡単でオススメです。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kyodo-manabi/library/fororganization/forgroup/oyakudachi/volunteer.files/0002_20180820.pdf

私のTHE LAST SUMMITもリンクステッチで綴じています。

製本用の糸は基本的にはこちらの麻糸がオススメです。

エスコード麻糸

◆製本ワークショップ

本気で手製本で本を作って売りたいなら、一度はワークショップに参加してみることをオススメします。

現在、コロナ禍なので開催を縮小しているところが多いのですが、、、

・空想製本屋

1回で参加できる単発クラスというものがありました。

どんなことができるかメールで聞いてみても良いかもしれません。

・本作り協会

https://shop.honzukuri.org/

オンライン開催ですが、製本道具もセットになっているみたいです。

ハードカバーの本を作るならワークショップに参加しないと難しいかと思いますが、ソフトカバーであれば、厚紙と糊を使うシーンが減るので、初心者の方でもより簡単に綺麗にできると思います。

「がんだれ製本」とか

https://blog.goo.ne.jp/6216671ct/e/6dd61fe04883c367dcd5a4706f1c36db

「フランス装」とか

https://ameblo.jp/bookbinding-rema/entry-12295519290.html

ハードカバーにしなくても素敵な本はできます。

Header: Patrice AudetによるPixabayからの画像

年始休みに高橋ツトムマンガを読みました/残響、四季彩、NeuN

年が明けてから三が日の間は時間もあったので、電子書籍で高橋ツトムさんのマンガをいくつか読みました。

残響

親に捨てられ、貧困状態にある主人公の人生を変える逃走劇。

高橋ツトムらしいノワールな世界観がふんだんに表現されていて素晴らしい。

全3巻と短いのですがしっかり話がまとまって終わるので満足感があります。

四季彩 高橋ツトム短編集

短編集。珍しく?明るい雰囲気の表紙です。

春夏秋冬になぞらえた4作品が収録されています。

4作品とも現代が舞台の作品です。どれもそれぞれ異なった面白さがありましたが、私は「夏」の野球をテーマにした短編にグッときました。

NeuN

ヤングマガジンで連載が始まった頃から時折雑誌を見ては気になっていた作品。

表紙からも分かるようにナチス政権下のドイツをテーマにした作品。独裁者の息子達と彼らが持つ特殊な能力を主軸にした物語です。

これは凄く面白い!

もちろん、フィクションなのですが歴史的な出来事と合わせて展開されていくので臨場感があります。

登場するキャラクターがどのキャラも、高橋ツトムらしい美学を持っていて渋くてとてもカッコいいのです。

第6巻まで読んで、続きがものすごく気になる終わり方だったのですが、、、、

、、、

なんと、連載が休止してしまったようです。

やはり扱う内容がセンシティブ過ぎたのかもしれません。

なんとか、他の雑誌に移行するなどして完結させて欲しい、、、

休止状態ですが、この6巻まででもものすごく面白いので、読む価値はある作品です。

私がこれまでに読んだ、その他の高橋ツトム作品

せっかくなので、私がこれまでに読んだ、その他の高橋ツトム作品をご紹介します。

地雷震

私が最初に読み、衝撃を受けた高橋ツトム作品はやはりこちら、「地雷震」です。

刑事・飯田響也を主人公としたハードボイルドなクライムサスペンス。

初期の山場である8巻の事件もスリリングですが、後半、相沢が登場してからのより現実社会とリンクした事件も非常に興味深い内容になっています。

今改めて全巻読みたい!

鉄腕ガール

昭和20年を舞台に女子プロ野球をテーマとした作品。

主人公の加納トメの性格が快活で爽快感があります。

アメリカチームと対戦する話が印象に残っています。

この作品もまた読み返したくなりました。

スカイハイ

この作品が高橋ツトムマンガでは一番有名なのでは無いでしょうか。

不慮の事故や事件によって死者に対して、怨みの門番・イズコが与える3つの選択肢。

様々な死の物語がオムニバス形式で展開されています。

釈由美子さんが主演をつとめたドラマがヒットしました。

現在連載中の作品

JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~

以前の記事でもご紹介しましたが、現在連載中の高橋ツトム作品はこちらです。

高橋ツトム版ブレイキング・バッドとも云える内容。ものすごく面白いので、ぜひ完結まで連載を続けて欲しい!

他にも、まだ読んだことの無い作品も多いので、色々と読んでみたくなりました。

Header: PublicDomainPicturesによるPixabayからの画像

2021年末、flotsambooksとIACKのコラボレーションイベントで写真集を買う

2021年末、代田橋のflotsambooksと金沢のIACKが急遽コラボレーションして写真集販売イベントをするということで、遊びに行きました。

flotsambooks

flotsambooksの小林さんはもちろん、IACKの河野さんもお店にいらっしゃったので今回の本のお話を詳しく聞けました。

その上で買ったのはこの2冊。

(左)『PLAY』Philippe Jarrigeonと(右)『O滞』梅田哲也/〈写真〉天野祐子

『PLAY』Philippe Jarrigeon

今回のイベントの商品。

フランス人写真家、フィリップ・ジャリジョン(Philippe Jarrigeon)による作品集です。

90年代を感じさせるカラフルでグラフィカルなビジュアルに溢れた本で、グラフィックデザイナーとしてもとても刺激を受けます。

IACKの店主、河野さんによる本書の解説がこちら

『O滞』梅田哲也/〈写真〉天野祐子

別府で開催されたアートプロジェクト(?)のレポート集です。

ジャンルとしてはレポート集なのですが、写真とテキストが入り交じった編集が凝っていてアートブックとしても観ることが出来ます。

本書に掲載されている写真は、写真家の天野祐子さんによるもの。

天野さんの写真はとても雰囲気があり、素敵なので私は写真を目当てに購入しました。

flotsambooksによる紹介がこちら

テキストも充実していて、読み解き甲斐がある本なので、年末年始にじっくり読もうと思います。

天野さんの作品集もぜひ出版して欲しい!

年末に良い本と出合えたので良かったです。