Illustratorが字詰まり地獄に!29.8.1で起きた表示バグの対処法

Illustrator

先日、授業で使っている学生のPC群にて、文字の字間が極端に詰まったり一部の文字が表示されない問題が発生しました。

原因を調べ、対処したところ解決できたので、同じトラブルに遭ったときのために経緯と対応をまとめます。

起きたこと

学生が使用しているIllustratorで、以下の症状が確認されました。

  • 文字の字間(トラッキング)が極端に詰まる
  • 一部の文字が表示されない(欠ける)
  • 特定のファイルだけでなく複数の環境で再現
こんな感じに、文字間が詰まってしまいます
こんな感じに、文字間が詰まってしまいます

授業中に突然出た不具合だったため、すぐに原因の切り分けを行いました。

原因(見立て)

原因は、Illustratorの「29.8.1(2025年9月のアップデート)」を適用したことに起因する表示周りの不具合と判断しました。

アップデート直後から同バージョンで同様の報告がネット上にも出ていました。

解決方法(実際にやったこと)

  • 対象の学生マシンでIllustratorを 29.2.1 にダウングレードしたところ、文字表示は正常に戻りました。
  • ネットでは「最も安定するのは28.7.9まで下げるのが良い」という情報も見かけましたが、今回の現場では29.2.1で問題が解消しました。

Illustratorバージョンダウングレードの手順

1.Creative Cloud デスクトップアプリを開く

Macのメニューバーにあるこのアイコンをクリックします

2.Illustratorのその他のアクション「…」を選択

サイドバー>アプリ/タブバー>グラフィックデザイン/Illustrator>左下の「…」をクリック

3.コンテキストメニューで、「他のバージョン」を選択

他のバージョンをクリック

4.バージョン28.7.9(又は29.2.1)を見つけて、「インストール」を選択

インストールしたいバージョンを探して、インストールをクリック

これでバージョンが下がります。

学生への対応方針(指示内容)

授業で混乱が起きないよう、以下のルールで学生に案内しました:

  1. 29.8.1 へはアップデートしない
    少なくとも半年ほど様子見(アップデートの修正版が出るまで待機)。
  2. すでに 29.8.1 に上げてしまった場合
    文字表示の不具合が出たら以前のバージョンに戻す(上げて問題が出る場合はダウングレード推奨)。
  3. 推奨バージョン
    今回は 29.2.1 を利用して正常動作を確認済み。情報によっては 28.7.9 を推奨する声もあるため、状況に応じて選んでください。
  4. バックアップの徹底
    アップデート/ダウングレード作業前には必ずファイルのバックアップを取ること。

関連サイト

以前のバージョンをインストールする公式の手順はAdobeヘルプに掲載されています。よろしければこちらもご覧ください。

また、今回の不具合に関する注意喚起情報も確認しています:

最後に(教員としてのメモ)

授業で使うソフトウェアは、細かな挙動の違いが学生の制作に直結します。

特にメジャーアップデートが入った直後はバージョンによる不具合が出ることがあるので、学校環境では「即アップデート禁止ルール」を設けるのが安全だと改めて感じました。

2025年10月2日|追記 ver.29.8.2で解決

アドビのxポストによるとver.29.8.2のバージョンで本件への修正が完了しているそうです。

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