[読書感想]「同志少女よ、敵を撃て」逢坂冬馬/ソ連の女性狙撃兵を通して描く、戦争の惨禍ーAudible版も大満足の傑作小説!

Audibleで逢坂冬馬さんによる小説「同志少女よ、敵を撃て」を読みました。

同志少女よ、敵を撃て

同志少女よ、敵を撃て

同志少女よ、敵を撃て

逢坂 冬馬
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発売日: 2021/11/17
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こちらの作品は書店などでも平積みされており、話題作ということは以前から知っていたのですが、表紙のイラストとタイトルを見て、

「ライトノベルっぽい内容なのかな?」

と読むのを後回しにしていました。

今回Audibleで読んで、これまで読んでいなかった自分を反省。

とても面白い小説だったので、感想をご紹介します。

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あらすじ

独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。
自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。
「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。
母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。
同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。
おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵”とは?

Amazonより

面白かった点

キャラクターの魅力

登場するキャラクターが全て、とても魅力的でした。

主人公のソ連軍女性狙撃兵セラフィマ、その師であるイリーナ。
狙撃兵チームのシャルロッタ、アヤ、ヤーナ、オリガ、看護師のターニャなど、味方側はもちろんのこと、宿敵のイェーガー、幼馴染のミハイルなどの男性キャラクターたち。

どのキャラも、完全な正義でも悪でも無く、戦争に翻弄されながらも必死で生きていこうとする姿が非常に生々しく描かれています。

史実に基づいたエピソードとエンタメ性のバランス

戦争の展開の仕方、当時の世界情勢などは史実に基づいて入念に調べて書かれておりリアリティがあります。

それとは対比して、キャラクター同士の日常のやり取りや、戦闘時の心理描写などは、エンターテイメント作品として楽しめる描写になっています。

このリアリティとエンタメ性のバランス感覚が絶妙で、重いだけではなく、かと言って軽過ぎもしない戦争の小説として読み応えのある内容になっています。

戦争の悲惨さ。特に戦時に女性が陥る困難

戦争は誰にとっても悲惨なものですが、今作は主人公のセラフィマが女性狙撃手ということもあり、女性の視点で描いた戦争体験を描いています。

筆舌に尽くしがたい描写もあり、読んでいて苦しくなる場面も多いですが、ぜひ本作を読んでいただきたいです。

ナレーションもGood

Audibleはナレーションも作品の良さにかなり関わってくるのですが、今作はナレーターの方も非常に良かったです。

青木瑠璃子さんという方が一人でナレーションをしているのですが、一人とは思えないくらい演じ分けられていました。

狙撃兵チームの女性たちも、声色で違いがわかります。また、男性キャラクターの声も違和感なく聴けました。

個人的には大満足のナレーションです。

印象に残ったシーン

仲間との別れ

詳しいネタバレはしないつもりですが、戦争の物語で、主人公たちは狙撃兵。

物語の序盤、訓練校でたくさんの仲間が登場した時点で、何人かは戦争で亡くなるんだろうな、、、と思ってしまいます。

そして実際に訪れるその場面。

悲しくも、印象に残ります。

幼馴染との再会と

セラフィマが子供の頃、共に同じイワノフスカヤ村に生まれ育った幼馴染のミハイル。

村の人達に、セラフィマとミハイルは将来結婚するのでは?と言われていたくらい仲が良かった二人が、戦時下で再会し、、、、。

二人の関係は壮絶な展開を迎えます。

宿敵イェーガーとの最後の戦い

本作のラスボスとも言えるドイツ兵、イェーガーとの最後の戦いのシーン、その行方もクライマックスに相応しいものでした。

終わり方も良い

以前の読書感想で、壮大な物語ほど終わり方が難しい、ということを書きましたが、本作はクライマックスから物語のエンディングも無理を感じず、納得できるものでした。

まとめ

ものすごく面白い小説でした!

戦争という、これまで普通に暮らしていた人々が突然人殺しになるという異常な状況を、非常に丁寧に描いています。

先が気になって読むのが止まらないのですが、物語が進むほど、終わりも近づくわけで、
先が気になるけど終わってほしくない、、、!

と思わせられたくらい満足感の高い作品です。

気になった方はぜひ読んでみてください!

満足度

98点/100点満点中

同志少女よ、敵を撃て

同志少女よ、敵を撃て

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関連書籍

著者が、この作品を書く動機になったと仰っており、作中にも登場するこちらの本も気になっているので今度読んでみたいと思います。

戦争は女の顔をしていない

戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫)

戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫)

スヴェトラーナ アレクシエーヴィチ
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発売日: 2016/02/16
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漫画にもなっています。

戦争は女の顔をしていない 1 (単行本コミックス)

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小梅 けいと
1,078円(05/18 08:54時点)
発売日: 2020/01/27
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[読書感想]「未来」湊かなえ/「爆弾」呉勝浩/「可燃物」米澤穂信|Audibleはナレーションの印象もかなり大きい!

最近Audibleで読んだ小説の感想を軽く書いていきます。

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「未来」湊かなえ

未来

未来

湊かなえ
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未来の自分からの手紙をきっかけに展開される壮大な物語。

多くの人物が登場するので、章ごとの人間関係を把握するのが大変だったのですが、理解すると伏線が繋がったような気持ちになりゾクっとしました。

後半で、未来からの手紙を誰が書いたかを明かすシーンが一番印象に残りました。

全て読み終わったあと、著者のあとがきを読んで、児童の貧困問題をテーマにしたと知って深く納得しました。

Audible版、のんさんのナレーションは自分は良かったと思いました。

映画やドラマになったら面白そうですが、絵がない小説だからこその仕掛けもあるので、悩ましいですね。

湊かなえ作品は、その昔、「告白」を映画で観てとても印象に残っており、この作品も読んでみようと思いました。また他の作品も追ってみたいと思います。

満足度:88点/100点満点中

「爆弾」呉勝浩

爆弾

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呉勝浩
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些細な傷害事件で逮捕された中年男・鈴木田吾作はいわゆる無敵の人。取り調べを受ける中で「東京中に爆弾を仕掛けた」と供述し、取調室で、現場で、さまざまな警察官が事件に巻き込まれていく物語。

「正しさとは何か?」を問うているシーンも多く、以前読んだ「正欲」にも通じるテーマがあると考えました。

Audible版は鈴木田吾作が思いっきり「笑ゥせぇるすまん」の喪黒福造で、始めは内容よりもそれが気になってしまいました。

不快感はかなりありましたので、そういう意味では制作側の狙い通りでしょうか。

ラストは、もう少しスッキリする感じが欲しかったです。

途中で登場する女性の新人警官が結構面白い性格だったので、もう少し活躍が見たかったです。

満足度:75点/100点満点中

「可燃物」米澤穂信

可燃物 (文春e-book)

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米澤 穂信
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Audibleのサイトで人気と表示されていたので読んでみました。

作品のファンの方、申し訳ありません。

爆弾に引き続き、警察物を立て続けに読んだからなのか、自分のコンディション的な問題なのか、最後まで聴いたのですが、あまり内容が入ってきませんでした。。。

ナレーターの方の声も、渋くてかっこいいのですが、抑揚が少ないので淡々としていた印象。

作品のレビューを見てみると、一人の警部を主人公としながらも、5つの短編をまとめた短編集だったようです。

どうりで、初めのスキー場のエピソードと最後の可燃物のエピソードがリンクしてないように感じたわけだ。。。

完全に自分の集中力不足だったので、また調子の良い時に聴き直してみたいと思います。

満足度:ー(今回は評価できるほど読めていないので)

まとめ

Audibleは、小説自体の内容に加えてナレーションの印象もかなりありますね。

引き続き、色々な作品を読んでいきたいと思います。

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[読書感想]「サクラサク、サクラチル」辻堂ゆめ(著)|受験、虐待、毒親、ネグレクト…シリアスな人生に抗う2人の高校生を丁寧に描いた青春ミステリー

辻堂ゆめさんの小説「サクラサク、サクラチル」をAudibleで聴きました。

あらすじ

「絶対に東大合格しなきゃ許さない」――両親の熱烈な期待に応えるため、高校三年生の高志は勉強漬けの日々を送っていた。そんなある日、クラスメートの星という少女から、自身をとりまく異常な教育環境を「虐待」だと指摘される。そんな星もまた、自身が親からネグレクトを受けていることを打ち明ける。心を共鳴させあう二人はやがて、自分達を追い詰めた親への〈復讐計画〉を始動させることに――。教室で浮いていた彼女と、埋もれていた僕の運命が、大学受験を前に交差する。驚愕の結末と切なさが待ち受ける極上の青春ミステリー。

Audible版『サクラサク、サクラチル 』 | 辻堂 ゆめ

面白かった点

受験や、毒親、虐待、ネグレクトなどシリアスなテーマを扱っていますが、読後の印象は爽やかで、素敵な青春の物語です。

ボリュームも長すぎず、短すぎず、ちょうど良い感じでした。

高志と星さんが計画する親への〈復讐計画〉が何なのか。また、高志の東大受験の行末や星さんの家庭で起こる事件など、基本のストーリーはシンプルですが、起きる展開が起伏に富んでいて、一気に聴き終えてしまいました。

主人公、高志と星さんの心の距離感、近づきすぎず、離れすぎず、という感覚も絶妙で、物語としての面白さはありつつご都合主義に見えないバランス感も上手いと思いました。

惜しかった点

惜しかった、というわけではないですが、主人公の高志や星さんが受ける虐待の描写が結構リアルで、Audibleだとナレーターさんの上手さも相まって、衝撃度が強いので、読み進めるのが辛い気持ちになる方もいるかもしれません。

まとめ

とにかく、結末の印象が良く、「良い小説を読んだなぁ」と満足感が高かったです。

青春の物語で、気軽に読める小説を探している方にオススメできる作品です。
ドラマやアニメ化したら映えそうな作品だと思いました。

満足度

83点/100点満点中

書籍版

サクラサク、サクラチル Kindle版

サクラサク、サクラチル

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辻堂ゆめ
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[読書感想]「正体」 染井為人/逃亡する死刑囚の少年が様々な人物の心を動かす長編ドラマ

染井為人さんの小説「正体」をAudibleで読みました。
面白かった点とイマイチだった点をご紹介します。

あらすじ・解説

埼玉で二歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄した! 東京オリンピック施設の工事現場、スキー場の旅館の住み込みバイト、新興宗教の説教会、人手不足に喘ぐグループホーム……。様々な場所で潜伏生活を送りながら捜査の手を逃れ、必死に逃亡を続ける彼の目的は? その逃避行の日々とは? 映像化で話題沸騰の注目作!

Audible版 あらすじ・解説より

面白かった点

脱獄した死刑囚の少年が逃亡先で出会う様々な人たちと
人間関係を築いていくドラマ性

章ごとに別の小説かと思うくらいシーンが変わるのですが、逃亡している少年が色々な登場人物と交流を深めていく描写が面白かったです。
少年と関わる人達も、自分自身が抱えてる問題を、少年との関わりの中で解消していくようにも書かれていて、一人ひとりの綴るドラマが印象に残りました。

個人的には、最初の方の、元不良の少年の話と、編集者の女性とのエピソードが面白かったです。

イマイチだった点

少年の結末

結末のネタバレになるので、具体的書くのは避けますが、こうなるのかぁ…。と個人的には思ってしまいました。筆者も読者の意見を気にされていたようで、あとがきでフォローが入っていました。

少年がスーパーマンすぎる

死刑が決まっていて脱獄する時点ですごいですが、関わった人たちを救っていく様子や、頭の良さなども優秀に書かれすぎていて、スーパーマンすぎない?と思ってしまいました。

中盤でちょっとダレる

新しい舞台→新登場人物→トラブル→少年が解決
というテンプレートが分かってくるので中盤はちょっとダレました。

警察側のドラマももう少し描いて欲しかった

とてもクセの強い刑事さんが出ていたのですが、あまり掘り下げされていなくて残念でした。

まとめ

最終章で、これまで少年と関わった人が勢ぞろいするシーンは、かなりグッときました。
長い物語ですが、それぞれの章が独立したストーリーといった感じなので、読みやすいと思います。
WOWWOWで実写ドラマも放映されたようなので、機会があったら見てみたいと思います。

満足度

70点/100点満点中

書籍版

正体 (光文社文庫) Kindle版

[読書感想]「正欲」朝井リョウ/本当の多様性とは何か?正しさ、普通とは何か?を考えさせられる傑作長編小説!-あらすじ、登場人物、感想など

朝井リョウさんによる小説「正欲」をAudibleで読みました。
非常に面白かったです!

タイトルの「正欲」は
性的嗜好という意味での「性欲」

社会において自分が正しい側にいたいという「正(しくありたい)欲」
を組み合わせた言葉だと思います。

小説「正欲」の作品概要

自分が想像できる“多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、
そりゃ気持ちいいよな。

息子が不登校になった検事・啓喜。
初めての恋に気づく女子大生・八重子。
ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。
ある人の事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり合う。
だがその繋がりは、“多様性を尊重する時代”にとって、ひどく不都合なものだった。

この世界で生きていくために、手を組みませんか。

Amazon.co.jp: 正欲(新潮文庫) 電子書籍: 朝井リョウ: Kindleストア

小説「正欲」のストーリーについて

複数の人物の視点で物語が展開されていきます。
始めはそれぞれの人生は一見関係なさそうなのですが、後半に進むにつれてストーリーが交差していきます。

小説「正欲」の登場人物

寺井啓喜

検事。妻と不登校の息子がいる。息子が小学校を不登校ながらYouTubeチャンネルを開始したのが悩みの種。

桐生夏月

地方のショッピングセンターの寝具売り場で店員として働く女性。学生時代、佐々木佳道と同級生だった。

佐々木佳道

独身の男性。学生時代、桐生夏月と同級生。両親の死をきっかけに実家に戻り、そこで桐生夏月と再会する。

諸橋大也

イケメン大学生。学内のダンスサークル「スペード」に所属している。

神戸八重子

大也と同じ大学に通う大学生。イベント「ダイバーシティフェス」の実行委員を通して大也と知り合い、彼に不思議な魅力を感じていく。男性が苦手。

寺井由美

寺井啓喜の妻。専業主婦。不登校の息子と日々の生活を送る。息子のYouTubeを手伝う。

寺井泰希

寺井啓喜の息子。小学校を不登校になり、同じく不登校の友達とともにYouTubeチャンネルを始める。

右近一将

不登校の子供を支援するNPOの若い男性。泰希のYouTubeの編集などを熱心にサポートする。

フジワラサトル

過去に、学校の水道の蛇口を盗み逮捕された男。動機について、「水が勢いよく吹き出すのを見る事が楽しかった」と語った。

小説「正欲」の作品テーマ

本当の多様性とは何か?を問う作品です。

小説「正欲」の感想

非常に面白かったです。正しいとは何か?普通とは何か?多様性とは何か?という問いについて、様々な登場人物の人生を通して考えさせてくれます。
私ははじめ、Amazonなどの紹介文として書かれていた以下の文章を見て、

「自分が想像できる“多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、
そりゃ気持ちいいよな。」

多様性やSDGsに対しての逆張りのような意見を述べている小説なのかな?と思い、すぐには聴こうとは思えませんでした。
しかし、朝井リョウさんの作品では「桐島、部活やめるってよ」を映画で観たことがあり、非常に面白い作品だと思ったので今作も信じて聴いてみようと思いました。

実際に聴き始めると、登場人物たちの物語の先が気になり、止まらなくなりました。

実際に起きた事件を参考にしているだろうな、と思われる描写も多く、リアリティがありました。
読む前に気になっていた紹介文に記載の言葉が出るシーンは物語のクライマックスなのですが、それまでの展開を読んでいるとこの発言をする理由がしっかりと理解できます。
また、言いっ放しではなく、このセリフを言われた人物からのアンサーもしっかりとあり、それも納得できます。

物語の重要な要素となる性欲の設定も、絶妙なラインを選んだなと、感心しました。

世の中には自分が想像できないくらい多様な人間がいるにも関わらず、正しさはある少ない種類の方向で決められている。
人は常に誰かに「正しい」と言ってもらいたい。
という事を強く認識させてくれる内容でした。

小説「正欲」の評価

95点/100点満点

長編ですがそれを感じさせない物語の運びです。
それぞれの人生が交差するクライマックスは圧巻でした。
Audibleのナレーションも、ナレーターの方を何人も使っていて非常に豪華で、オーディオブックというよりもオーディオドラマを聴いているようでした。

多様性について日頃から考えている方もそうでない方も、多くの方に読んでいただきたい傑作です!

小説「正欲」の書籍

正欲(新潮文庫) Kindle版

正欲(新潮文庫)

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朝井リョウ
916円(05/17 22:09時点)
発売日: 2023/05/29
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Audibleは無料体験ができます

話題の本を料金内で何冊も読めるのは非常にお得だと思います。
Audibleは無料の体験もありますので、気になった方は以下のバナーからぜひ体験してみてください。

「正欲」の実写映画

本作は実写映画が制作され2013年11月から公開されています。

予告動画を観たら映画も観たくなりました!

稲垣吾郎×新垣結衣『正欲』60秒予告

映画も観てみましたの感想の記事をこちらに書きました。原作が気に入った方にはおすすめです!

Header: Jonas KIMによるPixabayからの画像