【お知らせ】香港のWHYNOT(歪脳)というWEBメディアに、私が執筆した記事が掲載されました

香港のWHYNOT(歪脳)というwebメディアに私が書いた記事が掲載されています。

日本关东地震大屠杀百年:民间如何保留被屠杀朝鲜人和华人的记忆
(日本における関東地震虐殺100周年: 一般大衆は虐殺された朝鮮人と中国人の記憶をどのように保存しているか)
https://www.wainao.me/wainao-reads/remembering-the-kanto-earthquake-massacre-centenary-12282023

画像をクリックすると記事に飛びます

WHYNOTは華僑の方向けの媒体ということで、

関東大震災と朝鮮人虐殺、ほうせんかの家百年(ペンニョン)の活動について、そして、叔父さんを関東大震災時に亡くされた遺族の金道任さんにインタビューをさせていただいた内容を書いています。

私は中国語では書けないので、現地のライターに方に間に入っていただき、私が日本語で書いた原稿をとてもスマートにまとめていただきました。

興味がある方は翻訳アプリなどを使って読んでいただけたら嬉しいです。

【フィッシング詐欺】iPhoneのショートメッセージで再配達手続きを装いApple IDを抜こうとする詐欺があったのでご注意ください

iPhoneのSMS(ショートメッセージ)にフィッシング詐欺と思われるメッセージが届いていたので、その手口を共有します。

ショートメッセージの着信

ショートメッセージの画面

再配達をご希望の場合は、所定の手続きをお願いします。(URL)

ちょうど、ネットショップで注文して配達待ちだった商品があり、出先でこのメッセージを受信したのでURLをクリックしてしまいました。

リンクをクリックすると

リンク先の画面

APP Store アカウントは安全異常があるので、再度ログインしてください。

ここで「閉じる」をクリックしました。

文章に違和感を感じました。よく見ると「安全異常」とか日本語が変ですね、、、、。

最終画面

Apple IDの入力画面

ここで詐欺と気づきました。

Apple IDとパスワードを入れると、恐らく情報を抜かれて、勝手に色々な場所で決済されると思います。

同様のメッセージが届いた方は気をつけてください。

[映画感想]「ゴールデンカムイ」|原作未読の私でも楽しめた!ド迫力のアクションや美麗な雪景色、アイヌ文化が伝わる食事シーンなど大満足のエンタメ作品!

映画「ゴールデンカムイ」を観てきました。

私は原作もアニメも未読未視聴の状態で行ったのですが、かなり楽しめたので感想をご紹介します。

『ゴールデンカムイ』公式(@kamuy_movie)さん / X https://twitter.com/kamuy_movie より

あらすじ

舞台は気高き北の大地・北海道、時代は、激動の明治末期―。

日露戦争においてもっとも過酷な戦場となった二〇三高地をはじめ、その鬼神のごとき戦いぶりに「不死身の杉元」と異名を付けられた元軍人・杉元佐一は、ある目的のために大金を手に入れるべく、北海道で砂金採りに明け暮れていた。 そこで杉元は、アイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。金塊を奪った男「のっぺら坊」は、捕まる直前に金塊をとある場所に隠し、そのありかを記した刺青を24人の囚人の身体に彫り、彼らを脱獄させた。

囚人の刺青は全員で一つの暗号になるという。

そんな折、野生のヒグマの襲撃を受けた杉元を、ひとりのアイヌの少女が救う。「アシㇼパ」という名の少女は、金塊を奪った男に父親を殺されていた。金塊を追う杉元と、父の仇を討ちたいアシㇼパは、行動を共にすることに。

同じく金塊を狙うのは、大日本帝国陸軍「第七師団」の鶴見篤四郎中尉。日露戦争で命を懸けて戦いながらも報われなかった師団員のため、北海道征服を目論んでおり、金塊をその軍資金代わりに必要としていた。

そして、もう一人、戊辰戦争で戦死したとされていた新撰組の「鬼の副長」こと土方歳三が脱獄囚の中におり、かつての盟友・永倉新八と合流し、自らの野望実現のため、金塊を追い求めていた。

杉元&アシㇼパVS.第七師団VS.土方歳三。
気高き北の大地を舞台に、三つ巴の埋蔵金争奪!サバイバル・バトルが今、始まる―――!!

映画『ゴールデンカムイ』公式サイト https://kamuy-movie.com/story/index.html
映画『ゴールデンカムイ』予告①【2024年1月19日(金)公開ッ‼】/ YouTube動画

面白かったところ

雪景色が美しい

北海道で撮影されており、雪景色がとても美しいです。

私はスノーボードをしていた経験もあり、写真などでも雪の景色を見るのが好きなので、スクリーンに映る風景だけでも楽しめました。

アイヌ文化の勉強になる。特に食べ物!

主人公の一人、アシリパがアイヌなので、言葉や生活など、アイヌ文化の勉強になります。

とりわけ、食べ物の描写が秀逸です!

時にはクマやリス、カワウソなど、動物を食べるシーンがあるのですが、その調理方法や、雪の中で煮込まれるイノシシ鍋の描写など、登場する食べ物がどれも美味しそうです。

おそらく漫画でもしっかりと描写されているのでしょうが、映画だとより、リアリティがあります。

食べるシーンが結構頻繁に出てくるのでそこも見どころの一つです。

見ごたえのあるアクション!

冒頭の日露戦争のシーンからもそうですが、アクション・バトルシーンが迫力あり、見ごたえがあります。

本作独自の描写としては動物と戦うシーンが挙げられます。

主人公・杉元がヒグマに襲われるシーン、ヒグマの動きなどがものすごい迫力で、実際にクマに襲われるとこのような感じなのか、、、とすら感じてしまいます。

あまりの迫力に映画館内でも「うわっ!」とお客さんの声が上がっていました。

人間同士の戦闘もスピード感があり、殺陣もハラハラとさせられて引き込まれました。

山田杏奈のアシリパも良い!

原作では10代前半の年齢設定なキャラクターを20代前半の山田杏奈が演じていることで、ネットなどでは賛否あったようです。

原作未読の私には山田杏奈のアシリパの演技は非常に作品に合っていたと思います。

現代の10代前半の子供と比べると、自分で獲物を獲って生きていける生活力もあり、映画内では格闘シーンもあるので、実年齢に近い子役だと逆に違和感を感じそうだと思いました。

敵のキャラクターも癖があって良い

敵のキャラクターも数多く登場するのですが、どのキャラもどこか気持ち悪さというか、一癖も二癖もあって良いです。

シリアスの中に突然入るギャグ

シリアスなシーンは結構重い雰囲気なのですが、予想外のところでギャグが入るので驚きます。

そしてギャグシーンは結構笑えます。

映画館内でも他のお客さんも笑っていました。

無限の住人ぽさがある

この映画で「ゴールデンカムイ」を初めてしっかりと観たのですが、私の好きな漫画「無限の住人」ぽさがあると思いました。

無限の住人(1) (アフタヌーンコミックス)

無限の住人(1) (アフタヌーンコミックス)

沙村広明
759円(04/27 23:07時点)
発売日: 1994/09/22
Amazonの情報を掲載しています

無限の住人は、不死の主人公・万次が、侍に親を殺された町娘・凛とタッグを組み、凛の復讐を手伝うという物語。

「ゴールデンカムイ」と以下の様な点が似てると感じました。

主人公の不死身設定

不死身主人公は拷問を受けがち、というのも似ています。

主人公が弱く無いけど最強でもない

万次は作中で5番目くらいの強さなのですが、杉元も、映画の描写を見る限り決して弱くは無いけど最強格では無さそうなので似ている気がしました。

そこそこピンチになって、パートナーに助けられて泥臭く勝利

不死身設定なので、ボロボロに痛めつけられたところから、パートナー(凛・アシリパ)のアシストを経て泥臭い戦い方で勝つ点も似ていると思いました。

無限の住人ぽい点も私は面白いと感じました。

注意点

わりとグロい

グロテスクなシーンが結構あります。

人間、動物問わず遺体の描写が多く出てくるので、そういったものが苦手な方にはオススメし辛いです。

ただ、動物に関しては、自然界の弱肉強食や、動物を捌いて食べるシーンもアイヌの人々の生活に基づいている描写だったりするので、作品の重要な要素かと思います。

ストーリーは全然終わらない

続編が制作される前提の構成です。(実際に続編が作られるかはわかりませんが)

金塊の地図集めはほとんど進まず、身体に地図を描かれた囚人も多く登場しますが、登場しっぱなしで映画が終わるので、本作だけではほぼ何も解決していません。

世界観を提示したような段階です。

まとめ

映画「ゴールデンカムイ」は迫力あるアクションシーンや、知的好奇心を満たしてくれるアイヌ文化のエピソード、美しい雪景色のシーン描写など、かなり満足できる内容でした。

続きが気になるのでぜひ多くの方に観ていただき、続編を制作して欲しいです。

悩ましいのは自分が映画の続きを原作やアニメで観るかどうか。

もしかしたら、他のメディアで先の展開を知らないほうが、純粋に映画を楽しめるのではないかと思ってしまいます。

完結している作品なので一気読みしたいという気持ちも大きい。

…読んでしまうかもしれません。

満足度

90点/100点満点中

原作コミックス

ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

野田サトル
564円(04/27 23:07時点)
発売日: 2015/01/19
Amazonの情報を掲載しています

Header: ladymojoによるPixabayからの画像

【メルカリ】Mercariの商品購入で痛恨のミス!買う前に送料の設定を要確認しましょう

メルカリでの商品購入で痛恨のミスをしてしまいました。。。

とある商品を購入し、発送していただいた後で気づいたのですが、

送料が購入者負担の着払いになっていた!

ただただ私の見落としです。

これまで、ほとんどの取引が出品者負担になっていたので、今回も出品者負担だろうと思い、送料を良く見ずに購入、取引してしまいました。

慣れてきた時ほど気を付けないとだめですね。

まだ商品が届いていないので、送料がいくらなのかわからないのですが、今後は気をつけたいと思います。

[読書感想]「同志少女よ、敵を撃て」逢坂冬馬/ソ連の女性狙撃兵を通して描く、戦争の惨禍ーAudible版も大満足の傑作小説!

Audibleで逢坂冬馬さんによる小説「同志少女よ、敵を撃て」を読みました。

同志少女よ、敵を撃て

同志少女よ、敵を撃て

同志少女よ、敵を撃て

逢坂 冬馬
2,048円(04/28 02:14時点)
発売日: 2021/11/17
Amazonの情報を掲載しています

こちらの作品は書店などでも平積みされており、話題作ということは以前から知っていたのですが、表紙のイラストとタイトルを見て、

「ライトノベルっぽい内容なのかな?」

と読むのを後回しにしていました。

今回Audibleで読んで、これまで読んでいなかった自分を反省。

とても面白い小説だったので、感想をご紹介します。

Audible」は無料体験を実施しています!

あらすじ

独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。
自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。
「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。
母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。
同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。
おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵”とは?

Amazonより

面白かった点

キャラクターの魅力

登場するキャラクターが全て、とても魅力的でした。

主人公のソ連軍女性狙撃兵セラフィマ、その師であるイリーナ。
狙撃兵チームのシャルロッタ、アヤ、ヤーナ、オリガ、看護師のターニャなど、味方側はもちろんのこと、宿敵のイェーガー、幼馴染のミハイルなどの男性キャラクターたち。

どのキャラも、完全な正義でも悪でも無く、戦争に翻弄されながらも必死で生きていこうとする姿が非常に生々しく描かれています。

史実に基づいたエピソードとエンタメ性のバランス

戦争の展開の仕方、当時の世界情勢などは史実に基づいて入念に調べて書かれておりリアリティがあります。

それとは対比して、キャラクター同士の日常のやり取りや、戦闘時の心理描写などは、エンターテイメント作品として楽しめる描写になっています。

このリアリティとエンタメ性のバランス感覚が絶妙で、重いだけではなく、かと言って軽過ぎもしない戦争の小説として読み応えのある内容になっています。

戦争の悲惨さ。特に戦時に女性が陥る困難

戦争は誰にとっても悲惨なものですが、今作は主人公のセラフィマが女性狙撃手ということもあり、女性の視点で描いた戦争体験を描いています。

筆舌に尽くしがたい描写もあり、読んでいて苦しくなる場面も多いですが、ぜひ本作を読んでいただきたいです。

ナレーションもGood

Audibleはナレーションも作品の良さにかなり関わってくるのですが、今作はナレーターの方も非常に良かったです。

青木瑠璃子さんという方が一人でナレーションをしているのですが、一人とは思えないくらい演じ分けられていました。

狙撃兵チームの女性たちも、声色で違いがわかります。また、男性キャラクターの声も違和感なく聴けました。

個人的には大満足のナレーションです。

印象に残ったシーン

仲間との別れ

詳しいネタバレはしないつもりですが、戦争の物語で、主人公たちは狙撃兵。

物語の序盤、訓練校でたくさんの仲間が登場した時点で、何人かは戦争で亡くなるんだろうな、、、と思ってしまいます。

そして実際に訪れるその場面。

悲しくも、印象に残ります。

幼馴染との再会と

セラフィマが子供の頃、共に同じイワノフスカヤ村に生まれ育った幼馴染のミハイル。

村の人達に、セラフィマとミハイルは将来結婚するのでは?と言われていたくらい仲が良かった二人が、戦時下で再会し、、、、。

二人の関係は壮絶な展開を迎えます。

宿敵イェーガーとの最後の戦い

本作のラスボスとも言えるドイツ兵、イェーガーとの最後の戦いのシーン、その行方もクライマックスに相応しいものでした。

終わり方も良い

以前の読書感想で、壮大な物語ほど終わり方が難しい、ということを書きましたが、本作はクライマックスから物語のエンディングも無理を感じず、納得できるものでした。

まとめ

ものすごく面白い小説でした!

戦争という、これまで普通に暮らしていた人々が突然人殺しになるという異常な状況を、非常に丁寧に描いています。

先が気になって読むのが止まらないのですが、物語が進むほど、終わりも近づくわけで、
先が気になるけど終わってほしくない、、、!

と思わせられたくらい満足感の高い作品です。

気になった方はぜひ読んでみてください!

満足度

98点/100点満点中

同志少女よ、敵を撃て

同志少女よ、敵を撃て

同志少女よ、敵を撃て

逢坂 冬馬
2,048円(04/28 02:14時点)
発売日: 2021/11/17
Amazonの情報を掲載しています

Audible」は無料体験を実施しています!

関連書籍

著者が、この作品を書く動機になったと仰っており、作中にも登場するこちらの本も気になっているので今度読んでみたいと思います。

戦争は女の顔をしていない

戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫)

戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫)

スヴェトラーナ アレクシエーヴィチ
1,540円(04/28 06:46時点)
発売日: 2016/02/16
Amazonの情報を掲載しています

漫画にもなっています。

戦争は女の顔をしていない 1 (単行本コミックス)

戦争は女の顔をしていない 1 (単行本コミックス)

戦争は女の顔をしていない 1 (単行本コミックス)

小梅 けいと
1,078円(04/28 06:46時点)
発売日: 2020/01/27
Amazonの情報を掲載しています