会社案内やPR誌で使用出来るようなAXISフォントの様な合成フォントを、ヒラギノをベースにして作成してみました。
ヒラギノはそのままだと、ウロコの出方や仮名の形からややオールドな印象も受けるので、仮名書体だけを、MORISAWA PASSPORTに収録されているヒラギノ角ゴAD仮名という書体に変えることにしました。
ヒラギノ角ゴAD仮名の特徴
「ヒラギノ角ゴAD仮名」は、「ヒラギノ角ゴ」と同様、9つのウエイトバリエーションを持つかな書体です。「ヒラギノ角ゴ」との組合わせで、広告の見出しから雑誌や広報誌、テロップやコーポレートフォントなど、幅広く使用することができます。字面の大きさは同一ウエイト内ではほぼ一定のため、横組みと縦組み、いずれの組み方向でも、ラインが揃う整然とした印象の文字組みになるのが特長です。ヒラギノ角ゴAD仮名 W1 | 書体見本 | モリサワのフォント | 株式会社モリサワ http://www.morisawa.co.jp/fonts/specimen/1821
また、欧数字の書体もAXISフォント風にFrutigerベースのFira Sansという書体に変更します。
Fira Sansはオープンソースのフォントなので、TypekitかGoogle Fontsなどでダウンロード出来ます。
基本設定
かなは漢字と同サイズで、Fira Sansは115%拡大し、ベースラインを-2%に設定します。
ヒラギノ角ゴW2
まず、比較用にデフォルトのヒラギノ角ゴW2の書体見本です。
1.[漢字]ヒラギノ角ゴW2+[かな]ヒラギノ角ゴAD仮名W2+[欧数字]Fira Sans Light (115%)
2.[漢字]ヒラギノ角ゴW4+[かな]ヒラギノ角ゴAD仮名W4+[欧数字]Fira Sans Regular (115%)
設定変更
W6以降は、欧数字がより小さい様な印象があるので、Fira Sansの拡大率を120%に変更します。
3.[漢字]ヒラギノ角ゴW6+[かな]ヒラギノ角ゴAD仮名W6+[欧数字]Fira Sans Medium (120%)
4.[漢字]ヒラギノ角ゴW8+[かな]ヒラギノ角ゴAD仮名W8+[欧数字]Fira Sans Bold (120%)
5.[漢字]ヒラギノ角ゴW9+[かな]ヒラギノ角ゴAD仮名W9+[欧数字]Fira Sans Heavy (120%)
まとめ
ヒラギノ角ゴはデフォルトでも完成度が高い書体ですが、AD仮名を使うことによって、横組にした時により、読みやすくなります。
細めのウェイトがスマートで良い感じです。