2021年に読んだマンガで面白かったオススメのマンガを5作、ご紹介します。
マンガは主にKindleで買っています。巻数が増えても場所を取らないので便利ですよね。
それでは、順不同でご紹介します。
1. JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~
高橋ツトム(著)
地雷震やスカイハイなどで有名な高橋ツトムさんの現在連載中の作品。冴えない風貌のEDのおじさんがバイアグラの様な強力な薬を開発し、様々なトラブルに巻き込まれていくという内容。
海外ドラマの名作、Breaking Bad(ブレイキング・バッド)の影響がかなり感じられますが、その作品が好きな人には楽しめると思います。
高橋ツトムさんのハードボイルドな画風はやはりこういったイリーガルなテーマを扱った作品にとてもマッチしています。とはいえ、真面目すぎず、ギャグパートも多いので多くの人が楽しめる作品だと思います。
私は地雷震からの高橋ツトムファンですが、新規の方にもオススメできる作品です!
2. 血の轍
押見修造(著)
「漂流ネットカフェ」や「惡の華」、「ハピネス」などを手がけた押見修造さんの作品。人間の心の闇部分を描くのがとても上手な方という印象があります。
この血の轍は、子供に過干渉する「毒親」がテーマ。
主人公と、美しくも恐ろしい母親との関係、巻き込まれる周囲の人達との事件がサスペンスの様に展開していきます。
恐怖や苦悩といった心理描写を絵で表現しているのですが、その表現力がものすごい!
読んでいるとゾクッとするのですが、続きが非常に気になる作品です。
3. ドキュンサーガ
いとまん(著)
元々はWEBマンガとして掲載されていたものが人気を博して雑誌連載→コミックス化という流れになったようです。
剣と魔法のファンタジー物なのですが、Amazonの商品情報に掲載されているあらすじは以下の様になっています。
剣や魔法が幅を利かせている時代――。王都ザイダーマに住む男、モッコスは持って生まれた圧倒的な力で暴虐の限りを尽くしていた。ある日国王の命により魔王討伐に向かったモッコスは、魔王城で一人の少女と出会う。
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この文章で、暴虐の限りを尽くしていたモッコスというのが、ファンタジー世界では勇者の設定で、タイトルにある「ドキュン」なのです。
そして表紙に描かれている少女が魔王なのです。
1巻は主にモッコスと魔王のバトルがメインなのですが、ゲスで下品な性格ながらものすごく強いモッコスと、見た目に反して魔王と呼ばれるに相応しい少女の戦いは、能力バトルマンガとして読んでも非常に面白いです。
そしてさらに2巻から先に展開される人間と魔族(異形)の世界の成り立ちと争いの歴史の話。ノアの箱舟の神話を読んでいるようで、その精密な世界観の描写に毎回うならせられます。
タイトルからは想像がつきませんが、かなりインテリジェンスな作品です!
4. 化物語
西尾維新(原作)/大暮維人(漫画)
説明するのも今さら感がありますが、西尾維新さんによる大人気のライトノベル「物語」シリーズを「天上天下」や「エア・ギア」などで人気を博した大暮維人さんが漫画化した作品。
漫画のタイトルは「化物語」となっていますが、内容は物語シリーズを全体的に展開している感じです。
化物語はアニメも名作で、私もそちらを先に観ていたので、漫画連載されることを知ったときに、正直、今さら漫画にするのもどうなのだろうか…..?とも思ったのですが、連載が続く内にその疑問は吹き消されました。
とにかく、大暮維人さんの絵が上手い!!
週刊連載という事が信じられないくらいの美麗な絵です。
戦闘のシーンなどもページをそのままアート作品として販売できるのではないかというクオリティで、これまでのメディア展開とはまた違った新しい物語シリーズを見せてくれます。
コミックスの刊行ペースも早いので追い甲斐のある作品です。
5. ジョジョリオン|ジョジョの奇妙な冒険 第8部
荒木飛呂彦(著)
ついに完結したジョジョ8部、ジョジョリオン。今年年末から第6部のアニメも始まり、またジョジョが印象に残る年となりました。
部を追う毎に1部あたりの巻数が増えていくジョジョ。ジョジョリオンは2011年の12月に1巻が発売され、2021年9月発売の27巻で完結しました。
主人公が記憶喪失ということもあり、中盤などはなかなか煮え切らない展開が続いたのですがさすがにラストのスタンドバトルは熱い展開でした。
登場人物が多かったのでもう一度整理しつつ、1巻から読み直してみたいと思います。
ウルトラジャンプ巻末の作者コメントに、荒木先生は9部があるようなことを書いていたので次も期待して待ちたいと思います。
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来年も、面白い漫画と出合えることを期待しています!