清澄白河のTAP Galleryで行われていた、佐久間元さんの写真展を鑑賞しました。
佐久間さんの作品は写真集のイメージから、モノクロ写真のイメージがあったのですが、今回の展示では全てカラーの写真だったので新鮮に感じました。
東京を舞台としたスナップ写真を同じサイズにプリント、額装しての展示。
特別奇をてらった事をしている訳ではないのですが、その正攻法な展示にとても惹きつけられて、じっくりと観賞してしまいました。
パラソル、紅白旗、子供の着ているジャケット…写真に写る「赤」や「黃」のカラーが印象的で、見ていてとても気持ちの良い写真です。
モノクロの写真も格好良かったですが、私は、今回のようなカラー写真の方が、佐久間さんの作品のカラッとした空気感が出ていて好きです。
どこにでもありそうな風景だけれども、決して自分では同じようには撮れない。
作家が何を見て街を歩いているのか?という、写真家の視点を追体験できるような、スナップ写真の真髄を味わえる写真展でした。
佐久間元写真展「そこへゆけ」 2016.1.11-1.24 TAP Gallery(http://tapgallery.jp/) Photographer:佐久間元(http://genmegane.com/)