[映画感想]「ガンパウダー・ミルクシェイク」女殺し屋がギャングに立ち向かう!現代版「キル・ビル」とも言えるバイオレンスアクション

映画「ガンパウダー・ミルクシェイク」がAmazon Primevideoで配信されていたので見てみました。

あらすじ

サム(カレン・ギラン)が12歳のとき、彼女の母親スカーレット(レナ・ヘディ)は、サムを置き去りにした。15年後、母親同様、冷血な殺し屋になった。ところが、あるハイリスクな仕事で問題が起き、サムは母親の雇い主だったザ・ファームという冷酷な犯罪シンジケートのために動くか、8歳の無垢な少女エミリー(クロエ・コールマン)の命を守るか、という選択を迫られる。命を狙われているサムにとって、生き残る唯一のチャンスは、母親とその仲間であるザ・ライブラリアンズ(司書たち)(ミシェル・ヨー、アンジェラ・バセット、カーラ・グギーノ)と合流することである。この3世代の女性たちは、信頼し合ってザ・ファームとその手下たちに立ち向かい、自分たちからすべてを奪おうとする者たちを相手に大暴れする。

Amazon.co.jp: ガンパウダー・ミルクシェイク(字幕版)を観る | Prime Video

面白かった点

ほぼ「キル・ビル」

女性の殺し屋が主人公。母親も殺し屋で、母の仲間と共に、ギャングの男たちと戦うという物語。
ほぼ、クエンティン・タランティーノの「キル・ビル」です。
私は「キル・ビル」含むタランティーノ映画がとても好きなのでかなり楽しめました。
「キル・ビル」と異なるのは主人公に母含む、女性の殺し屋の仲間がたくさんいることですね。
仲間たちの活躍もしっかり描かれていてかっこいいです。

ビジュアルデザイン

絵作りも素敵でした。
ネオンなど、サイバーパンク風なシーンや、古風な図書館での銃撃戦など、シーンごとのビジュアルが非常に素敵で、デザイン的に刺激を受けました。

惜しかった点

アクションがやや物足りない

女性が男性と戦うので、腕力の差から苦戦をするシーンもあるのですが、そこは良いとしても、殺陣シーンが止め絵やスローモーションが多くて少し迫力に欠けました。
苦戦しても良いのですが、動きはもう少し激しく動いて戦って欲しかったと思います。

主人公の影が薄い

仲間がたくさん登場するだけに、主人公のサムの影が薄いな、と感じていました。
母親のスカーレットは、ゲーム・オブ・スローンズにも登場していたレナ・ヘディが演じているのですが、こちらの存在感がすごくて、どうしても母娘で並ぶとレナ・ヘディが目立ってしまいます。

図書館をアジトにする女性の殺し屋の仲間も、各人がとてもいい味を出していて、主人公を食ってしまっている感がありました。

まとめ

Wikipediaによると、本作は批評家から以下の様に評されているようです。

中身が全くない純粋なシュガーラッシュ(糖分による興奮状態)に危うく至るところだったが、『ガンパウダー・ミルクシェイク』はそのネオンに満たされた世界に観客を吸収させる残酷な爆風である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%A6%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%AF

たしかに、何か知的な発見がある、というような作品ではないですが、頭を空っぽにして楽しめる非常に良質なエンターテイメント映画だと思います。

タランティーノ作品が好きな私は大好きでした。

ぜひ続編も作って欲しいですし、続編があるなら主人公のサムの活躍をもっと見たいと思いました。

満足度

85点/100点満点中

映画『ガンパウダー・ミルクシェイク』予告編

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