ピタゴラスイッチのように事象が連鎖して大惨事が起こるパニックホラー、『ファイナル・デスティネーション』シリーズのまさかの新作、『ファイナル・デッドブラッド』が各種配信サイトで公開されたので、Amazonビデオで視聴しました。
過去作はすべて観ていて、もう新作は出ないのではないかと思っていました。そこにまさかの最新作登場です。
本編の開始10分がYouTubeで公開されていて、それを観て「配信されたら絶対に観よう!」と決めました。
予告編から本編へ
予告編で使われていた塔での出来事が予知夢のような形で描かれ、その後、主人公が“死神の呪い”と対峙するストーリーが展開します。
見どころ
本作はホラー映画の人気作である『SAW』シリーズと似ているところと異なるところがあり、共通点は「どうやって死ぬか」が見どころになっている点です。
一方で異なる点は、『SAW』が死に方そのものにフォーカスしているのに対し、本作は死に至るまでのプロセスにフォーカスしているところです。
どちらのアプローチもホラー好きとして楽しいので、それぞれ、過去作は全て鑑賞しています。
ピタゴラスイッチのように様々な出来事が積み重なって事故が起きる構造は本作の醍醐味で、特に序盤(開始約15分)に描かれる塔での事故は「これぞファイナルデッドシリーズ!」という感じ。少年が投げた一枚のコインをきっかけに未曾有の大惨事が起こる描写は圧巻でした。
スリリングなBGMが流れると、エレベーターや料理人の調理シーンですら「これが何かにつながるのでは…?」と疑心暗鬼になってしまいます。どこで“仕掛け”が動くのかを予想する楽しさがありました。
また、本編では主人公よりもサブキャラクターの死に様のほうが、制作側が好き勝手に演出しているようで見応えがありました。なかでもピアス男の最期は強烈で、病院のあの機械でこんなことに…?と想像を超える展開に驚かされました。
さらに「死にそうな流れで死なない」といったセオリーの崩し方もあり、飽きずに観られます。
気になった点
クライマックスの展開は、それまでの精緻な連鎖と比べるとやや雑な印象を受け、少し残念でした。ただ、そのB級感もこのシリーズらしい面があるとも感じます。
総評
この作品は過去作の正当な続編というより、フランチャイズ的に作られているようで、今後の続編も期待できそうです。
非現実的な描写が中心のホラー映画ではありますが、人の死が予想できないタイミングで訪れるという点や、思わず苦笑してしまうような死に様というのは、現実でも起こり得ます。ある意味で非常にリアリティがある作品だと思います。
パニックホラーが好きな方、過去作のファンにはぜひおすすめです!


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