みなさん「香害(こうがい)」ということばを聞いたことはありますか?「化学物質過敏症」という方が、なんとなくイメージが湧くかもしれません。
これは、柔軟剤や洗剤の人工的な香り、タバコや建材や塗装財などに含まれるあらゆる化学物質によって、めまいや吐き気、頭痛、思考力の低下などの健康被害を起こし、日常生活のクオリティが下がってしまうことを意味します。日本では2021年に消費者庁、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、環境庁が合同で作成した以下のようなポスターもでき、これからますます認知が広がっていくといいなと思っています。
実は、私自身10年ほど前からこの「香害」による健康被害を受けているなぁと感じながら暮らしています。
具体的な症状としては、香りの強い柔軟剤を使って洗濯された服を着ている人と街中ですれ違うだけでも吐き気と頭痛がしています。人工的な香料は強く残るようで、そういった洗剤を使っている家庭に置かれていたのだろうと思われる物品、例えば図書館の本や郵送物などでも残り香だけで吐き気やめまいがしてしまうのです。
電車やバスなど密閉された空間などでは、香りに耐えられず降車することもしばしば(汗)。座席指定の電車や飛行機、映画館などは移動が自由にできないので、いつも緊張してしまいます。
相手には悪気はないし、私もそういった香りがしているということがわからずに接触してしまうので、避けようがないのも事実。半ば自分の中でちょっぴり諦めかけていましたのですが、少しでも心地よく暮らせるように、症状も軽減するように、まずは自分の使う洗剤を徹底的に見直すことにしました。
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そこで、今回は「香害」に悩む私があらゆる商品や対策方法を実際に試してきた中で、おすすめの商品をご紹介します!
洗濯用洗剤でまずおすすめしたいのは、ecostore(エコストア)。
ecostore(エコストア)とは、1993年にニュージーランドで設立されたブランドです。我が家で現在使っているメーカーです。日本の店頭でもここ数年で見かけるようになったので、使ったことはないけれど、見たことはある!という方も多いのではないでしょうか?
なんといっても、パッケージがシックでかっこいいですよね!洗濯機の横に無造作に置いてもさまになります。
洗濯用は500mlのボトルと5ℓの大容量を両方買って、詰め替えています。(腕力に自信がないので、5ℓの容器からの詰め替えには毎度苦戦はしていますが、環境のためにも経済的にもこのパターンに今のところ落ち着いています)
通常の洗濯洗剤は、香りがあるものもいくつかありますが、我が家はこの「無香料」タイプを使っています。
ecostore(エコストア) ランドリーリキッド 【無香料】 500mL 洗濯用 液体 洗剤
柔軟剤は使わない時もあるのですが、使うときはさっぱりとした感じが逆に心地よくて、あえて「シトラス」を使っています。この香りは、洗った後に残る訳ではなく(あくまで個人的な感想です)、注ぐ時の気分を爽やかにしてくれる感じがします。何より、それまでネガティブだった柔軟剤の香りというものをポジティブにしてくれたきっかけの商品です。