朝の忙しい時間。鏡の前でワックスを揉み込んでいるのに、なぜか毛先がピョンと跳ねたり、変な方向に固まったりすることはありませんか?
「ワックスを足せば直るかも」と塗り重ねて、結局ベタベタになって失敗……。そんな経験がある方にぜひ試してほしいのが、ドライヤーの「温風」を使うテクニックです。
実は、スタイリング剤をつけた「後」にドライヤーを当てることには、理にかなった理由があるんです。
なぜ「温風」でセットが直るのか?
理由は大きく分けて3つあります。
- 水素結合のコントロール
髪は「濡れると結合が切れ、乾く瞬間に形を記憶する」という性質(水素結合)を持っています。温風を当てることで、髪に残った微量な水分に働きかけ、跳ねた形を一度リセットできるのです。 - ワックス・グリースの軟化
スタイリング剤に含まれる油分やロウ成分は、熱を加えると柔らかくなります。固まった毛束を温風で一度「溶かす」ことで、手ぐしでの再調整が驚くほどスムーズになります。 - キューティクルを整える
熱を加えながら毛流れに沿って風を当てると、表面のキューティクルが整います。これが、パサつきを抑え、清潔感のあるツヤを生む秘訣です。
実践!一瞬でキマる「温風×冷風」の黄金ステップ
特に最近主流のヘアグリース(中間的な質感のもの)を使っている方におすすめのルーティンです。
- STEP 1:根元の生えグセを叩く
ハネの原因は毛先ではなく「根元」にあります。根元を少し濡らし、指の腹で地肌をこするように温風を当てて、クセをフラットにしましょう。 - STEP 2:温風で「形状記憶」させる
ワックスやグリースを馴染ませた後、抑えたいサイドや膨らませたいトップに温風を3〜5秒当てます。この時、理想の形に軽く「引っ張りながら」当てるのがコツです。 - STEP 3:仕上げの「冷風」が最強のワックス
形が整ったら、最後に必ず冷風(クールショット)を数秒当ててください。これで柔らかくなったスタイリング剤と水素結合がカチッと固定され、1日中崩れないスタイルが完成します。
結び:道具を味方につけて、余裕のある朝を
クリエイティブな仕事や人前に立つ仕事において、身だしなみは「信頼」の一部。
高価なスタイリング剤を買い足す前に、まずは手元にあるドライヤーの「温度差」を味方につけてみてください。
ほんの数十秒の「温風」と「冷風」の使い分けで、驚くほどセットが楽になるはずです。
私が愛用しているヘアグリース
BROSH mini UNSCENTED 40g
艶あり ミディアムホールド 無香料

中間くらいの硬さのグリースです。無香料な点が気に入っています。
水溶性なのでシャワーで落としやすいのも良いです。
このグリースと、今回ご紹介した「ドライヤー仕上げ」を始めてから、夕方の手直しがほとんど不要になりました。皆さんの朝のルーティンにも、ぜひ取り入れてみてください。


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